大海サバイバル! チートな船で俺TUEEE な旅を満喫します

彩世幻夜

文字の大きさ
88 / 162
第八章

進化の分岐

しおりを挟む
 あの時。
 一艘目の時には、特に最初の頃はアナウンスがある度に即座に進化を選択していた。

 だけど、後から経験値を多く貯めたら別の選択肢が出た事があったのは私も覚えていた。

 「そっか、釣り船にした時点で軍船に進化させる分岐は消えたんだ……」

 改めてボートの詳細を見てみると、三つ程選択肢が増えていた。

 一つは海上保安庁の使うような、巡視艇と言う名のモーターボート。

 一つは前にも選んだ釣り船。

 最後の一つは、一気に船が大きくなるんだけど……これ、ゴムボートの進化系だよね?
 ホバークラフトって言うのかな?
 水陸両用らしく、多少武器も積んでいるようだけど、基本は人や荷物の輸送をする為の船の様だ。

 ちなみにこのホバークラフト船の次の進化先が護衛艦か潜水艦か選べるみたい。

 「え、この世界の文明レベルで潜水艦って、もうチートがインフレしすぎてませんかね? レーダーなんてモンの無いこの世界で潜水艦。無敵チートの予感しかしないんだけど」

 まあ、戦艦としての潜水艦だから、居住性は悪いようだけど、逃げ隠れしながらこっそり攻撃するならこれ程都合のいい船はないだろう。

 まぁまずはホバークラフト船に進化させなきゃ始まらないけどね。

 よし、ポチッとな!

 ……何も起こらない。

 いやまぁ当然だけどね。進化させたのこの船じゃないし。

 だから私は甲板デッキへと急いだ。

 「おおー!」

 デッキへの扉を開いて、私は声を上げた。

 「意外と大っきい……!」

 ゴムボートという印象が強くて、せいぜい海なんかで見るレジャーボートをちょっと大きくしたくらい、というイメージだったけど、余裕で車の一台や二台は積み込めるサイズの船だった。

 軍用の船とあって、操舵室も居室も必要最低限の広さしかなくひどく狭かった。
 が、屋根のない荷物置き場はそれなりの広さがある。置くもの置いたら狭く感じるんだろうけど。

 試しに動かしてみる。

 いやー、チート万歳! 動かし方なんか良く分かんないけど、船の性能精一杯で、私の望みに答えて動いてくれる。

 「うわ、何か面白ーい」

 多分ホバークラフトでないと味わえなさそうな不思議な体感を味わいながら湾の中を少し動いて回る。

 ん? 外海に出ないのかって?

 いやー、一応軍船で、武器も積んでるけど、基本はゴムボートなんだよ?

 勿論丈夫なゴム使ってるんだろうけど、外海にはサメモドキがウヨウヨ居るんだよ?

 齧られたらどうするの!

 ……と言うわけで。

 次の進化まではホバークラフトはフェリーの荷室で待機して貰う事となったのだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~

サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。 ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。 木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。 そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。 もう一度言う。 手違いだったのだ。もしくは事故。 出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた! そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて―― ※本作は他サイトでも掲載しています

お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~

みつまめ つぼみ
ファンタジー
 17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。  記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。  そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。 「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」  恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!

【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜

月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。 ※この作品は、カクヨムでも掲載しています。

本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜

あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい! ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット” ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで? 異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。 チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。 「────さてと、今日は何を読もうかな」 これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。 ◆小説家になろう様でも、公開中◆ ◆恋愛要素は、ありません◆

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
 2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。  死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。  命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。  自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ

如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白? 「え~…大丈夫?」 …大丈夫じゃないです というかあなた誰? 「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」 …合…コン 私の死因…神様の合コン… …かない 「てことで…好きな所に転生していいよ!!」 好きな所…転生 じゃ異世界で 「異世界ってそんな子供みたいな…」 子供だし 小2 「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」 よろです 魔法使えるところがいいな 「更に注文!?」 …神様のせいで死んだのに… 「あぁ!!分かりました!!」 やたね 「君…結構策士だな」 そう? 作戦とかは楽しいけど… 「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」 …あそこ? 「…うん。君ならやれるよ。頑張って」 …んな他人事みたいな… 「あ。爵位は結構高めだからね」 しゃくい…? 「じゃ!!」 え? ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!

処理中です...