大海サバイバル! チートな船で俺TUEEE な旅を満喫します

彩世幻夜

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第十五章

舞の答え

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 軍事国家は恐ろしい。そして脳筋だらけの軍事国家は面倒臭い。
 けど、少なくとも今の私なら海上戦であればそんなに怖くはない。

 ……が。
 軍事国家以上に面倒臭いのは宗教国家だ。

 地球の世界史を読み解けば、宗教戦争の面倒臭い場面なんていくらでも出てくる。
 神の名のもとに命も顧みず向かってくる人々というのは、時として下手な名将よりも恐ろしいものだ。

 脳筋どもなら殴って黙らせれば意外とすんなり話を聞くからね。
 ……ぶん殴って屈服させるのは大変だけど。
 そこさえクリアすれば脳筋はむしろ扱いは楽なくらいだ。

 しかし、だ。
 一方、宗教なりなんなり、何かを信じて疑わない輩はそうはいかない。
 聞く耳なんか持ってない。

 ……地球でもニュースで自爆テロなんて言葉があるくらい、本当に面倒臭くて、厄介だ。

 「話し合いも難しい、だからって戦争始めるってのもね……」

 白兵戦が出来ないのは相変わらずなのだ。
 戦争なんて出来るはずもない。

 どう攻略する?
 舞待ちの間に考えを巡らせる。

 そして、舞がアルトに連れられてやって来た。

 まずは舞の答えを聞く。

 「あの、やっぱり私、説得しに行きます、話し合えば分かり合えるはずです! ……私みたいな木っ端では神様はお言葉を届けて下さいませんが、偉い神官様なら!」

 ああ、うん。想定内。
 思った通り過ぎる答えにリアクション一つ出ない。

 「うん、それしたらアンタ確実にその偉い神官様……の前に直近の上司にアッと言う間に丸め込まれてまるっとこっちの情報抜かれるでしょ?」

 やっぱり彼女を頼りにするなんてオソロシイ選択肢はとっとと手放すに限るわ、コレ。

 「悪いけど作戦終了まで軟禁させて貰うわ」
 「そ、そんな……!」

 バス・トイレ、簡易キッチンまで完備した、本来なら彼女には使わせたくなかった部屋だけど、部屋から外に出さないためにはやむを得まい。
 部屋の冷蔵庫と戸棚にはたっぷり食材を詰めたし日用品もセットした。
 少なくとも不便は無いはずだ。
 ちょっと暇を持て余す以外は。

 ……喚きながらアルトに引きずられて退場していく舞を見送り、部屋に押し込めてきたアルトが戻るのを待つ。

 ちなみに施錠は私のスキルで中からは開かないようにカスタマイズ済みだ。

 「それじゃ、お前の考えをまず聞こうか?」

 宗教国家の攻略。

 「私は、神国に喧嘩を売る。けど、あくまでまずは口喧嘩よ。武力行使はしない。けど、さっき舞が言ったみたいな和やかなお話し合いもしない」

 ……話し合いについてはしないってより出来無いだろうというのが私の予想だ。

 「まずは、投げ文作戦よ」
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