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スキル「クリエイト」を獲得しました。
職人ギルドで宿泊研修に参加します。
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お父様は、本当にあの後すぐにお祖父様に連絡を取り、お祖父様も爺馬鹿全開でその日の家に根回しを済ませてしまったらしい。
「明後日から始まる体験プログラムに空きがあるらしくてね、一週間アンリを預かってくれると言っているんだけど……アンリはどうしたい?」
お父様から尋ねられたのはその日の夕食の席での事だった。
「……お父様ったら、もう。アンリ、体験プログラムって言うのはね、色々な工房を回って職業体験してみて、今朝アンリが言ったようにどんな仕事があって何が自分に向いているのか知る為のものよ。参加年齢制限も無いけど、本来は十五歳以下の子を想定しているの。私も参加したのは十歳になってからよ?」
「お母様、それでも行きたいです。他の方の邪魔はしませんから、行かせて下さい!」
お父様はお祖父様から詳しい話を聞いていなかったのか、お母様の説明に表情を曇らせた。
けど、何せスキルを試せるかもしれない貴重な機会だ。逃す訳にはいかない。
この世界の技術水準や、日本の常識と異なる部分等を知る意味でも貴重な機会。
私はなんとしてでもそれに参加したかった。
「分かったよ。アンリがそこまで言うならお祖父様にお願いしよう。でも、本当によくよく気をつけて、お祖父様や大人の言う事はちゃんと聞くんだよ」
「はい、お父様。ありがとうございます!」
早速翌日には一週間分の荷物を鞄に詰めた。……うん、ついはっちゃけて詰め過ぎては出しを繰り返しちゃっての結果の一日仕事よ。
でも、またここで三歳児の壁が立ちはだかるとは。
……そりゃ、一週間分の荷物を詰めた鞄のサイズと重さはそれなりになるよね。
少なくとも相手は三歳児にかなう相手じゃない。
「よう、アンリ。準備はできてるか?」
お祖父様が荷馬車で迎えに来てくれなきゃ行く前から敗北を認めなきゃいけなかった。
「はい、お祖父様。今日から一週間お世話になります」
「ははは、プログラムの担当は俺じゃねぇから一緒に付いて回ってはやれないが、また帰りは送ってってやるからよ。まぁ頑張れや」
そう言って笑うお祖父様の隣に座る。
やっぱりかなり揺れるけど、うちの馬車より解放感がある分、快適だし楽しい。
今日の天気がもし雨だったならまた別の感想になっただろうけどね。
景色がうちの近所の大きな店舗が並ぶ通りから段々建物の規模が小さく、また装いが段々質素になっていく。
やがて様々な作業音や独特の臭いを漂わせる工房が集まる街区の中、とりわけ規模の大きな建物が見えてくる。
「そら、見えたぞ。あれが我らが職人ギルドだ」
築何年か分からない、何度も建て増しして随分と歪で不格好な建物を誇らしげに指し示す。
更に建物に近付くと、誰か手を振りながらこちらへ駆けて来た。
「ああ、ギルマス大変です! 鍛治師のホルドが商業ギルドと揉め事起こしたらしくて!」
「ホルドが? まあ奴の事だからまた契約書がらみのいざこざか。だからいつも酒は程々にしとけっつってるのにな。仕方ねぇ、まぁたかみさんに逃げられるぞって脅してやるか。ああ、お前この馬車片しておいてくれ。アンリ、行くぞ」
「!? ギルマス、誰です、そのお嬢さん。ぎ、ギルマスまさかどっかから連れてきちゃったんじゃ……」
「ああ? こりゃ俺の孫娘じゃ。今日からの体験プログラムに参加させるんで迎えに行ってたんだよ。お前、俺の孫にちょっかい出したらぶっ殺すからの」
「はっ、はいいいい!」
お、オジイサマ……ただの爺馬鹿発揮の場面にしては迫力ありすぎです。
直立不動で敬礼する彼に見送られながら、私はお祖父様に手を繋がれてギルドの扉を潜った。
途端に浴びる幾つもの視線についつい体が固まってしまう。
がなり合う声が幾重にも重なる、場末の大衆居酒屋の様な喧騒。汗と油やその他雑多な臭いの混ざった空気。
それでも最低限の礼儀と規律は守られている中で、大勢の視線を一度に浴びる。
……元地味子のモブ、クラスメートD位の立ち位置だった私には過剰な目立ち具合。
「おおい、ユリアは居るか?」
だが、お祖父様はその視線をものともせずに、大声で誰かの名を呼んだ。
「はい? ギルマス、何かご用で?」
それに答えたのは、二十代半ば程に見える、ガテン系バリキャリ美人なお姉さん。
「アンリ、彼女が例のプログラムの責任者のユリアだ。いつもはギルドの受付担当の責任者をしてる。ユリア、この娘は俺の孫娘じゃ。今日のプログラムに参加する。……本当は時間まで俺の部屋で預かるつもりだったんだが、ホルドの阿呆がまたやらかしたらしくてな。悪いがしばらく頼めないか?」
「アンリ=カーライルさんですね。……ギルマスのお孫さんだったんですか」
彼女は、子供に向ける眼差しにしては厳しい視線で私を見下ろす。
「随分お小さい様ですが。今回のプログラムは確かに職に就く前の未成年を対象としていますが、決してお遊びのイベントではないのですよ?」
おっと、もしかしてコネでごり押ししたワガママお嬢様のお遊びと思われてる!?
「確かに私が幼い事は十分承知していますし、その事でご迷惑をかける事もあるかもしれません。ですが、私もお遊びで参加を決めたつもりはありません」
子供が迷惑と思われるくらいは覚悟していたけど、お遊びと思われるのは心外だ。
「今日から一週間、よろしくお願いします」
あえてカーテシーではなく、ただ深々と頭を下げてお辞儀をする。
「……まあ、既に参加申込みが受理されてしまってますから、今さら受け入れ拒否も出来ませんが、ね。良いでしょう、まずは貴女に割り当てられた宿舎に案内します」
「あ、お祖父様荷物を……」
「ん、部屋までくらいは運んでやるぞ?」
「――ギルマス、今回のプログラムでは保護者の付き添いは禁止されています」
あー、まあそうだよね。これってつまりお泊まり保育とか合宿とかの類いだもんね、親が同行とかアリエナイよネ……。
でもどうしようか。
たった今ガンバリマス宣言した舌の根も乾かないうちに、自分の荷物も持てませんとか言うのってどうよ!?
「……貸しなさい。部屋までは私が運びましょう。ただしその後は貴女の責任で管理なさい」
慌てた私に対し、彼女――ユリアさんはさっさとお祖父様から荷物を受け取り先に立って歩き出した。
「はい、ありがとうございます!」
背も高く足も長い彼女がさっさと歩いていくのに付いていくのに小走りになりながら、迷路のような通路を右に折れ左に折れと進んでいく。
……今彼女を見失えばもう入ってきた所へ戻れる自信が無い。
しばらくして、ある扉の前で立ち止まった。目の前の扉があと並んで二つ、廊下を挟んだ対面に三つある。
「今日からここが貴女の部屋です。後程もう一人ルームメイトが来る予定になっています。時間になったら職員が呼びに来ますから、それまでは部屋で待ちなさい」
扉を開けると、二段ベッドが一つ、簡易的な書き物机が二つあるきりの簡素な部屋だった。
ユリアさんは荷物をベッド脇に下ろすとすぐに部屋を出ていった。
まあ、受付担当の責任者だと言っていたし、忙しいんだろう。
私は鞄からお気に入りの目覚まし時計だけ出して机に置き、椅子に座ってルームメイトとやらの到着を待った。
……それが、私の運命を大いに揺るがす出会いになるとは露程も思わずに。
「明後日から始まる体験プログラムに空きがあるらしくてね、一週間アンリを預かってくれると言っているんだけど……アンリはどうしたい?」
お父様から尋ねられたのはその日の夕食の席での事だった。
「……お父様ったら、もう。アンリ、体験プログラムって言うのはね、色々な工房を回って職業体験してみて、今朝アンリが言ったようにどんな仕事があって何が自分に向いているのか知る為のものよ。参加年齢制限も無いけど、本来は十五歳以下の子を想定しているの。私も参加したのは十歳になってからよ?」
「お母様、それでも行きたいです。他の方の邪魔はしませんから、行かせて下さい!」
お父様はお祖父様から詳しい話を聞いていなかったのか、お母様の説明に表情を曇らせた。
けど、何せスキルを試せるかもしれない貴重な機会だ。逃す訳にはいかない。
この世界の技術水準や、日本の常識と異なる部分等を知る意味でも貴重な機会。
私はなんとしてでもそれに参加したかった。
「分かったよ。アンリがそこまで言うならお祖父様にお願いしよう。でも、本当によくよく気をつけて、お祖父様や大人の言う事はちゃんと聞くんだよ」
「はい、お父様。ありがとうございます!」
早速翌日には一週間分の荷物を鞄に詰めた。……うん、ついはっちゃけて詰め過ぎては出しを繰り返しちゃっての結果の一日仕事よ。
でも、またここで三歳児の壁が立ちはだかるとは。
……そりゃ、一週間分の荷物を詰めた鞄のサイズと重さはそれなりになるよね。
少なくとも相手は三歳児にかなう相手じゃない。
「よう、アンリ。準備はできてるか?」
お祖父様が荷馬車で迎えに来てくれなきゃ行く前から敗北を認めなきゃいけなかった。
「はい、お祖父様。今日から一週間お世話になります」
「ははは、プログラムの担当は俺じゃねぇから一緒に付いて回ってはやれないが、また帰りは送ってってやるからよ。まぁ頑張れや」
そう言って笑うお祖父様の隣に座る。
やっぱりかなり揺れるけど、うちの馬車より解放感がある分、快適だし楽しい。
今日の天気がもし雨だったならまた別の感想になっただろうけどね。
景色がうちの近所の大きな店舗が並ぶ通りから段々建物の規模が小さく、また装いが段々質素になっていく。
やがて様々な作業音や独特の臭いを漂わせる工房が集まる街区の中、とりわけ規模の大きな建物が見えてくる。
「そら、見えたぞ。あれが我らが職人ギルドだ」
築何年か分からない、何度も建て増しして随分と歪で不格好な建物を誇らしげに指し示す。
更に建物に近付くと、誰か手を振りながらこちらへ駆けて来た。
「ああ、ギルマス大変です! 鍛治師のホルドが商業ギルドと揉め事起こしたらしくて!」
「ホルドが? まあ奴の事だからまた契約書がらみのいざこざか。だからいつも酒は程々にしとけっつってるのにな。仕方ねぇ、まぁたかみさんに逃げられるぞって脅してやるか。ああ、お前この馬車片しておいてくれ。アンリ、行くぞ」
「!? ギルマス、誰です、そのお嬢さん。ぎ、ギルマスまさかどっかから連れてきちゃったんじゃ……」
「ああ? こりゃ俺の孫娘じゃ。今日からの体験プログラムに参加させるんで迎えに行ってたんだよ。お前、俺の孫にちょっかい出したらぶっ殺すからの」
「はっ、はいいいい!」
お、オジイサマ……ただの爺馬鹿発揮の場面にしては迫力ありすぎです。
直立不動で敬礼する彼に見送られながら、私はお祖父様に手を繋がれてギルドの扉を潜った。
途端に浴びる幾つもの視線についつい体が固まってしまう。
がなり合う声が幾重にも重なる、場末の大衆居酒屋の様な喧騒。汗と油やその他雑多な臭いの混ざった空気。
それでも最低限の礼儀と規律は守られている中で、大勢の視線を一度に浴びる。
……元地味子のモブ、クラスメートD位の立ち位置だった私には過剰な目立ち具合。
「おおい、ユリアは居るか?」
だが、お祖父様はその視線をものともせずに、大声で誰かの名を呼んだ。
「はい? ギルマス、何かご用で?」
それに答えたのは、二十代半ば程に見える、ガテン系バリキャリ美人なお姉さん。
「アンリ、彼女が例のプログラムの責任者のユリアだ。いつもはギルドの受付担当の責任者をしてる。ユリア、この娘は俺の孫娘じゃ。今日のプログラムに参加する。……本当は時間まで俺の部屋で預かるつもりだったんだが、ホルドの阿呆がまたやらかしたらしくてな。悪いがしばらく頼めないか?」
「アンリ=カーライルさんですね。……ギルマスのお孫さんだったんですか」
彼女は、子供に向ける眼差しにしては厳しい視線で私を見下ろす。
「随分お小さい様ですが。今回のプログラムは確かに職に就く前の未成年を対象としていますが、決してお遊びのイベントではないのですよ?」
おっと、もしかしてコネでごり押ししたワガママお嬢様のお遊びと思われてる!?
「確かに私が幼い事は十分承知していますし、その事でご迷惑をかける事もあるかもしれません。ですが、私もお遊びで参加を決めたつもりはありません」
子供が迷惑と思われるくらいは覚悟していたけど、お遊びと思われるのは心外だ。
「今日から一週間、よろしくお願いします」
あえてカーテシーではなく、ただ深々と頭を下げてお辞儀をする。
「……まあ、既に参加申込みが受理されてしまってますから、今さら受け入れ拒否も出来ませんが、ね。良いでしょう、まずは貴女に割り当てられた宿舎に案内します」
「あ、お祖父様荷物を……」
「ん、部屋までくらいは運んでやるぞ?」
「――ギルマス、今回のプログラムでは保護者の付き添いは禁止されています」
あー、まあそうだよね。これってつまりお泊まり保育とか合宿とかの類いだもんね、親が同行とかアリエナイよネ……。
でもどうしようか。
たった今ガンバリマス宣言した舌の根も乾かないうちに、自分の荷物も持てませんとか言うのってどうよ!?
「……貸しなさい。部屋までは私が運びましょう。ただしその後は貴女の責任で管理なさい」
慌てた私に対し、彼女――ユリアさんはさっさとお祖父様から荷物を受け取り先に立って歩き出した。
「はい、ありがとうございます!」
背も高く足も長い彼女がさっさと歩いていくのに付いていくのに小走りになりながら、迷路のような通路を右に折れ左に折れと進んでいく。
……今彼女を見失えばもう入ってきた所へ戻れる自信が無い。
しばらくして、ある扉の前で立ち止まった。目の前の扉があと並んで二つ、廊下を挟んだ対面に三つある。
「今日からここが貴女の部屋です。後程もう一人ルームメイトが来る予定になっています。時間になったら職員が呼びに来ますから、それまでは部屋で待ちなさい」
扉を開けると、二段ベッドが一つ、簡易的な書き物机が二つあるきりの簡素な部屋だった。
ユリアさんは荷物をベッド脇に下ろすとすぐに部屋を出ていった。
まあ、受付担当の責任者だと言っていたし、忙しいんだろう。
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もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
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お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
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