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領主のお仕事
カイル初の鑑定式
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――ビルの処刑はまだもう少し先になるらしく。それの前にカイルの鑑定式のが先に行われる事になった。
「……神眼石貰って、スキルが分かったら……魔法の適性があったら使えるんだよね、魔法?」
「まあ、ね。でも最初の鑑定で凄いスキルを貰える人はごく一部だから……」
そのごく一部のそのまたごく一部の人間だった私はそっと明後日の方を見やった。
……レイリア達は、普通の子に比べれば優秀なスキルを得ていたけれど、やっぱり有力なスキルは後天的に手に入れた物で、最初の鑑定時はそこそこ優秀という評価だった。
「……一つでも良い。魔法の適性が欲しいよ」
で、だ。
他の子の時の鑑定式もそうだったんだけど。
我が家は今や領主一族だ。故に鑑定式は自ら教会に足を運ぶのではなく神官を呼びつけての式となる。
神官達は、例のカードリーダーと、その表示用の板を持って城へとやって来た。
その日は家族全員揃って、彼らが謁見室内にそれらをセットするのを見守った。
それが終わると、いよいよ式が始まる。
あの日の様に、神官が声をあげる。
「さあ、本日より我らが神々に生を認められし子よ。その証たる神眼石を授けよう。さぁ、目を閉じ祈るのだ!」
カイルは神官の指示に従い目を閉じ祈る。
すると彼の手の甲で目映い光が生まれ、気付けばいつの間にか神眼石が埋まっていた。
「よろしい。では、目を開けるのじゃ」
カイルは目を開けたり閉じたりしながら己の手の甲を見た。そしてもう一方の手でつついたり撫でたりしている。
「では、鑑定式に移ろう」
カードリーダーに手を翳すように言われ、その通りにするカイル。
結果はすぐに板に表示された。
-------------------------
氏名 カイル=フォン=カーライル
年齢 3
職種 ー未選択ー
所持スキル
【神々の加護 Lv.1】
ステータス
腕力 C
体力 C
精神 C
知力 B
敏捷 D
器用 B
-------------------------
「……なっ、神々の加護、じゃと?」
ステータスは比較的優秀、というレベルであったが、スキルがまたアレなスキルであった。
「ユニークスキルか……? しかし聞いたこともないぞ!」
神官は騒いだけれど、私達は「まだどんなスキルなのかも良く分からないから」で取り敢えず誤魔化し、帰って貰った。
さて、どんなスキルなのか……。
今後の教育方針にも関わるし、ここはきっちりさせておかなければなるまい。
だけど今日のところは……。
「カイル、三歳の誕生日おめでとう!」
彼の誕生日パーティーを全力で楽しまなくては、ね。せっかく彼の好物を揃えて準備してたんだから。
「乾杯!」
城の皆で祝い、飲み明かしたのだった。
「……神眼石貰って、スキルが分かったら……魔法の適性があったら使えるんだよね、魔法?」
「まあ、ね。でも最初の鑑定で凄いスキルを貰える人はごく一部だから……」
そのごく一部のそのまたごく一部の人間だった私はそっと明後日の方を見やった。
……レイリア達は、普通の子に比べれば優秀なスキルを得ていたけれど、やっぱり有力なスキルは後天的に手に入れた物で、最初の鑑定時はそこそこ優秀という評価だった。
「……一つでも良い。魔法の適性が欲しいよ」
で、だ。
他の子の時の鑑定式もそうだったんだけど。
我が家は今や領主一族だ。故に鑑定式は自ら教会に足を運ぶのではなく神官を呼びつけての式となる。
神官達は、例のカードリーダーと、その表示用の板を持って城へとやって来た。
その日は家族全員揃って、彼らが謁見室内にそれらをセットするのを見守った。
それが終わると、いよいよ式が始まる。
あの日の様に、神官が声をあげる。
「さあ、本日より我らが神々に生を認められし子よ。その証たる神眼石を授けよう。さぁ、目を閉じ祈るのだ!」
カイルは神官の指示に従い目を閉じ祈る。
すると彼の手の甲で目映い光が生まれ、気付けばいつの間にか神眼石が埋まっていた。
「よろしい。では、目を開けるのじゃ」
カイルは目を開けたり閉じたりしながら己の手の甲を見た。そしてもう一方の手でつついたり撫でたりしている。
「では、鑑定式に移ろう」
カードリーダーに手を翳すように言われ、その通りにするカイル。
結果はすぐに板に表示された。
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氏名 カイル=フォン=カーライル
年齢 3
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ステータス
腕力 C
体力 C
精神 C
知力 B
敏捷 D
器用 B
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「……なっ、神々の加護、じゃと?」
ステータスは比較的優秀、というレベルであったが、スキルがまたアレなスキルであった。
「ユニークスキルか……? しかし聞いたこともないぞ!」
神官は騒いだけれど、私達は「まだどんなスキルなのかも良く分からないから」で取り敢えず誤魔化し、帰って貰った。
さて、どんなスキルなのか……。
今後の教育方針にも関わるし、ここはきっちりさせておかなければなるまい。
だけど今日のところは……。
「カイル、三歳の誕生日おめでとう!」
彼の誕生日パーティーを全力で楽しまなくては、ね。せっかく彼の好物を揃えて準備してたんだから。
「乾杯!」
城の皆で祝い、飲み明かしたのだった。
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