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領主のお仕事
神々の祝福
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パーティーも済み、日常を取り戻した城の中、私とレイフレッドはカイルの部屋を訪れていた。
勿論、スキルの件でだ。
鑑定の結果には【神々の祝福】としか表示されなかったけれど、私の【クリエイト】の様に隠されたスキルがある可能性が高かったから。
「本来、ステータスノートの内容は、身分証明のページ以外はプライベートな情報で、他人に明かす必要は無い事よ。……だから、どうしても私達に話したくないと思うスキルは秘密のままにしておいて良いの」
だけど最初にそれを念押ししておく。その上で。
「だから、貴方が私達に教えても良いと思う事だけ教えて頂戴」
「……うん。正直これ見ただけじゃ俺一人じゃ対処しきれないと思うんだ。だから……、取り敢えず紙とペンを頂戴」
用意した紙にさらさらと文字を書き綴っていく。
それは、スキルの全貌だった。
【神々の加護】
神に愛されし者に与えられるスキル。複数の神に祝福される者のみこのスキルを得る。
「初級魔術(火属性) Lv.10」
「初級魔術(水属性) Lv.10」
「初級魔術(木属性) Lv.10」
「初級魔術(土属性) Lv.10」
「初級魔術(金属性) Lv.10」
「中級魔術(火属性) Lv.10」
「中級魔術(水属性) Lv.10」
「中級魔術(木属性) Lv.10」
「中級魔術(土属性) Lv.10」
「中級魔術(金属性) Lv.10」
「高等魔術(火属性) Lv.10」
「高等魔術(水属性) Lv.10」
「高等魔術(木属性) Lv.10」
「高等魔術(土属性) Lv.10」
「高等魔術(金属性) Lv.10」
「空間魔法 Lv.1」
「火神の祝福」
「水神の祝福」
「樹神の祝福」
「地神の祝福」
「鋼神の祝福」
※使用した魔術、及び作成した魔道具の効果にボーナスが付く
「……これは」
「完全に魔法使い特化スキルだな」
「しかも本当に神の祝福を受けているとか……。ねぇカイル、貴方転生する前に神様に会ったりとか的な定番イベントがあったりとかは……?」
「ありませんよ! あったらもっとこの世界の事について色々質問してから来ますって!」
「……だよねぇ。私もそんなイベント遭遇しなかったし」
だけど、スキルとしてはあるわけで。
「取り敢えず魔法のお勉強しましょうか」
「あ、それは是非やりたいです! 特に魔道具とか作ってみたいです」
「私が製作系チートスキル持ってるから、必要があるなら作ってあげられるわよ?」
「おお、素晴らしいですお母様!」
「おほほほほ!」
「……はいはい、その位にしておきなよ」
ついつい盛り上がった私達を宥めつつ、レイフレッドは笑う。
「取り敢えずマナーと教養と魔法。勉強、頑張ろうな」
「はい、父さん!」
勿論、スキルの件でだ。
鑑定の結果には【神々の祝福】としか表示されなかったけれど、私の【クリエイト】の様に隠されたスキルがある可能性が高かったから。
「本来、ステータスノートの内容は、身分証明のページ以外はプライベートな情報で、他人に明かす必要は無い事よ。……だから、どうしても私達に話したくないと思うスキルは秘密のままにしておいて良いの」
だけど最初にそれを念押ししておく。その上で。
「だから、貴方が私達に教えても良いと思う事だけ教えて頂戴」
「……うん。正直これ見ただけじゃ俺一人じゃ対処しきれないと思うんだ。だから……、取り敢えず紙とペンを頂戴」
用意した紙にさらさらと文字を書き綴っていく。
それは、スキルの全貌だった。
【神々の加護】
神に愛されし者に与えられるスキル。複数の神に祝福される者のみこのスキルを得る。
「初級魔術(火属性) Lv.10」
「初級魔術(水属性) Lv.10」
「初級魔術(木属性) Lv.10」
「初級魔術(土属性) Lv.10」
「初級魔術(金属性) Lv.10」
「中級魔術(火属性) Lv.10」
「中級魔術(水属性) Lv.10」
「中級魔術(木属性) Lv.10」
「中級魔術(土属性) Lv.10」
「中級魔術(金属性) Lv.10」
「高等魔術(火属性) Lv.10」
「高等魔術(水属性) Lv.10」
「高等魔術(木属性) Lv.10」
「高等魔術(土属性) Lv.10」
「高等魔術(金属性) Lv.10」
「空間魔法 Lv.1」
「火神の祝福」
「水神の祝福」
「樹神の祝福」
「地神の祝福」
「鋼神の祝福」
※使用した魔術、及び作成した魔道具の効果にボーナスが付く
「……これは」
「完全に魔法使い特化スキルだな」
「しかも本当に神の祝福を受けているとか……。ねぇカイル、貴方転生する前に神様に会ったりとか的な定番イベントがあったりとかは……?」
「ありませんよ! あったらもっとこの世界の事について色々質問してから来ますって!」
「……だよねぇ。私もそんなイベント遭遇しなかったし」
だけど、スキルとしてはあるわけで。
「取り敢えず魔法のお勉強しましょうか」
「あ、それは是非やりたいです! 特に魔道具とか作ってみたいです」
「私が製作系チートスキル持ってるから、必要があるなら作ってあげられるわよ?」
「おお、素晴らしいですお母様!」
「おほほほほ!」
「……はいはい、その位にしておきなよ」
ついつい盛り上がった私達を宥めつつ、レイフレッドは笑う。
「取り敢えずマナーと教養と魔法。勉強、頑張ろうな」
「はい、父さん!」
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