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誰かに見られるとまた問題が発生しそうなので別荘から離れた場所まで如月兄弟を引っ張って行った。山の中を進むと少し開けた場所に辿り着いた。東雲先輩が車の中で行っていた川のようだ。
「ここならいいか…」
2人の手を離し顔を見る。やはり無表情だった。
「…あれはどう言う事だ?」
喋ったのは如月雪成の方だった。俺の顔を見ず下を向いている。
「早乙女くんの事??あれは…」
「許せない…」
「え??」
早乙女夏樹との練習についてちゃんと話すつもりだったがそれを遮ったのは如月雪だった。
「もう我慢するのやめた。僕たちの事好きになってもらってからなんて考えが間違ってたよ」
満面の笑みでそう言った。それを聞いた如月雪成は顔を上げ
「そうだな。雪の言う通りだな。だけど逃げられただろ??」
「うん。だから好きになってもらおうって考えたんだし」
「俺にいい考えがあるんだ」
如月兄弟は俺がいないかのように2人で会話をしだした。
そして突然如月雪が笑い
「やっぱり兄さんのこと好きだわ」
「俺も好きだぞ?」
バニラアイスの時に言った言葉と同じなはずなのに怖く感じた。
そして2人は声を合わせてこう言ったのだ。
「「付き合うか監禁されるかどっちがいい?」」
「ここならいいか…」
2人の手を離し顔を見る。やはり無表情だった。
「…あれはどう言う事だ?」
喋ったのは如月雪成の方だった。俺の顔を見ず下を向いている。
「早乙女くんの事??あれは…」
「許せない…」
「え??」
早乙女夏樹との練習についてちゃんと話すつもりだったがそれを遮ったのは如月雪だった。
「もう我慢するのやめた。僕たちの事好きになってもらってからなんて考えが間違ってたよ」
満面の笑みでそう言った。それを聞いた如月雪成は顔を上げ
「そうだな。雪の言う通りだな。だけど逃げられただろ??」
「うん。だから好きになってもらおうって考えたんだし」
「俺にいい考えがあるんだ」
如月兄弟は俺がいないかのように2人で会話をしだした。
そして突然如月雪が笑い
「やっぱり兄さんのこと好きだわ」
「俺も好きだぞ?」
バニラアイスの時に言った言葉と同じなはずなのに怖く感じた。
そして2人は声を合わせてこう言ったのだ。
「「付き合うか監禁されるかどっちがいい?」」
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