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俺は如月兄弟に向き直り探してくれるように頼んだ。
「僕たちも探すの~やる気出ないよ~」
「早乙女を探すなんて死んでも嫌だね。早乙女がいなければあんな思いしなくて良かった訳だし」
「そんなこと言わずに手伝ってくれよ!!」
木口さんや東雲先輩にも手伝ってもらうつもりだ。別荘に居ないのなら残るは山の中。人手が多い方がいいに決まっている。
「そんなにいうなら手伝うよ~その前に~」
如月雪の顔が近づいてきたと思ったら唇に柔らかい感触。
「初チュー奪っちゃった~」
「おい!!雪!!何やってんだよ!!」
俺より先に反応したのは如月雪成だった。
「チューしないとやる気出なかったんだもん。」
「お前…俺がしたかったのに…」
「残念だったね。兄さん」
「仕方ない。初チューはお前に譲るがこれは俺がもらう」
「えっ!?何!?」
如月雪成は俺の腰を抱きよせキスをした。
如月雪とは違いすぐに離れず息をするのが苦しくなってきた。胸を叩いても離れようとしない。鼻で呼吸すればいいのだろうがキス初心者の俺はテンパっていてもうダメだった。
息を吸うため口を開ける。それを待っていたかのように如月雪成の舌が侵入してきた。
「ん!?」
みんなが見ているという羞恥心と感じたことない感覚で何も考えられなかった。
「んっ…もう…やめっ…んぁっ」
声が漏れ唾液が混ざり合う水音。聴覚もおかしくなりそうだった。
「兄さん!!ちょっとずるくない?」
如月雪の言葉で動きを止めた。その隙にありったけの力で如月雪成の胸を押すが、力があまり入らずびくともしなかった。
それを見て如月雪成は俺の頭を優しく撫でたのだ。
「僕たちも探すの~やる気出ないよ~」
「早乙女を探すなんて死んでも嫌だね。早乙女がいなければあんな思いしなくて良かった訳だし」
「そんなこと言わずに手伝ってくれよ!!」
木口さんや東雲先輩にも手伝ってもらうつもりだ。別荘に居ないのなら残るは山の中。人手が多い方がいいに決まっている。
「そんなにいうなら手伝うよ~その前に~」
如月雪の顔が近づいてきたと思ったら唇に柔らかい感触。
「初チュー奪っちゃった~」
「おい!!雪!!何やってんだよ!!」
俺より先に反応したのは如月雪成だった。
「チューしないとやる気出なかったんだもん。」
「お前…俺がしたかったのに…」
「残念だったね。兄さん」
「仕方ない。初チューはお前に譲るがこれは俺がもらう」
「えっ!?何!?」
如月雪成は俺の腰を抱きよせキスをした。
如月雪とは違いすぐに離れず息をするのが苦しくなってきた。胸を叩いても離れようとしない。鼻で呼吸すればいいのだろうがキス初心者の俺はテンパっていてもうダメだった。
息を吸うため口を開ける。それを待っていたかのように如月雪成の舌が侵入してきた。
「ん!?」
みんなが見ているという羞恥心と感じたことない感覚で何も考えられなかった。
「んっ…もう…やめっ…んぁっ」
声が漏れ唾液が混ざり合う水音。聴覚もおかしくなりそうだった。
「兄さん!!ちょっとずるくない?」
如月雪の言葉で動きを止めた。その隙にありったけの力で如月雪成の胸を押すが、力があまり入らずびくともしなかった。
それを見て如月雪成は俺の頭を優しく撫でたのだ。
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