双子攻略が難解すぎてもうやりたくない

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「変態なんて失礼だな～ただ僕は見ただけなのに～」

「それを変態と呼ぶんだよ！！」

「変態は僕じゃないよ～変態はどう見ても全裸の佐藤くんでしょ？？」

「…それはそうなのか…？？」

見方によってはそう映るかもしれないがそういうことではない。そしてここは脱衣所だ。脱いでいたっておかしくないはず。

「とにかく出ていってくれ！！」

「わかったよ～」

如月雪は手に持っていた服を俺に渡した。

「はい、これ着替えね」

「…ありがとう」

さっきまでの会話がなければもう少し素直にお礼が言えたのにと思いながら渡された服を見る

「ふざけんなよ！！」

俺の叫びは服を渡してすぐに脱衣所を出た如月雪には届かなかった。

明らかにサイズの大きい薄手の黒のスエット。そこまではまだいい。如月兄弟と身長差もあるからサイズが大きいのはわかる。だがなぜ下がないのか。
俺に太もも露出しろっていうのか。誰に需要あるんだよ！！
そしてなぜか俺の脱いだ服は無い。如月雪が持って行ったのかもしれない。俺は仕方なくダボダボのスエットを着る。

「大きすぎるだろ…」

着てみたはいいもののやはり大きい。ミニスカートのような丈に手が外に出ない袖の長さ。
服と一緒に新品のパンツが用意されていたのが唯一の救いだ。