魔王になりたい魔法使い

キェイ!

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魔法学校

魔法学校入学

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「うわぁ~あ。 眠い。」
レリーフがあくびをしながら言った。
今日は、魔法学校入学の日である。
レリーフは、透石が緑に光ったので、職業は、魔法使いになった。
周りがレリーフのことをジロジロ見てるのに気づいた。
(あれか?光った人だー。的な感じになってんのか?)
レリーフが心の中で思っていた。
しかし、周りは、
(昨日倒れた人だー。)
と、思っていた。
「ついた!魔法学校」
レリーフが張り切って言った。

ここは、魔法学校。
透石が緑に変化したものだけが通うことのできる学校。
1年間無事に通い続けたものだけが卒業できる場所。
卒業したあと、チームに入り魔王を倒しに旅にでるか、町で働くかを決めることができる。

「はい!皆さんは、入学したてです。まだ魔法を一つも覚えていませんね!今日は、皆さんが火属性か氷属性、風属性を決める日です。
基本は、この三属性で出来ています。
この三属性は、主属性といいます。
それに二人で組み合わせたりとかすると、この三属性以外のものをだせます。それが準属性と言います。例えば、氷と火で水を出したりとか、風に火をたし炎の風とか、氷に風をたしつららを床につくるとかですね。まだまだ技はあるので、自分で考えてみるといいですね。それに準属性は、たすだけではありません。主属性の他に副属性もついてきます。
例えば、回復だとか、ワープだとかです。
副属性は、自然に出てきます。」
先生がそういうと、石をだした。
「先生!それって、透石ですか?」
クラスの誰かが言った。
「違います。まぁ、似たようなものです。
しかし、これは色が変化するのではありません。石がしゃべります。」
「しゃべる?」
周りがざわざわしだす。
「まぁ、私は、氷属性なので触ってみますね。」
先生がそういうと、石にふれた。
すると、
〖氷〗
そうしゃべった気がした。
「おー!」
周りが感心していた。
「では、触ってみましょう!」
先生がそういうと、みんな列になり始めた。

〖火〗
「火だー。かっこいいだろ!」
「俺なんて風だぞ!」
周りが盛り上がっていた。
「じゃあ、えっと…レリーフくん!」
先生が言った
周りも見始めた。
すると、
〖全て〗
そうしゃべった。
「…………」
周りが静かになった。
「えっと…レリーフくん。もう一回お願い。」
先生が汗を流しながら言った
〖全て〗
「…………」
「……お、おーーーー!!すげー!」
歓声がレリーフに飛んできた。
「えっと、全属性よ、れ…レリーフくん。」
先生が汗を流しながら言った。
(全属性か、これは魔王への第一歩だな!)
レリーフも喜んでいた。

「では、今日は皆さんの主属性の練習をしていきます。
まずは、皆さんの主属性を技じゃなくていいです。だしてみてください。」
先生がそういうと、全員出し始めた。
レリーフは、全てを出した。
「えー、それでは、皆さんの主属性の技を出して見ましょう。」
先生がやり方を説明した。
全員できた。
レリーフ以外は…
「くそっ!火を出そうとしてんのに、火の風がでやがる!邪魔だ!」
レリーフは、そう怒っていた。
「レリーフくん。そうね。まだ全属性のコントロールが出来ていないんじゃないかしら。まずコントロールを身に付けましょう。」
先生が優しく言った。
「はい!教えてください」
レリーフも真面目に言った。

~一日後~
「できたぁー!」
レリーフが喜んでいた。
「よかったわね。」
先生も優しく言った。
(ハハッ!これが後々お前の運命を左右するんだよ!だって、俺は未来の魔王だからな!アハハ)
レリーフは、心の中でそう思い笑った。
「はい!皆さん!みんな出来たということですね!皆さんは、自分の属性のものを出しただけです。これは、魔法の最初の段階でしか過ぎません。経験や冒険を通して覚えていくものです。一年後卒業したからといって魔法を使えてなければ意味がありません。明日は、実習を通します。明日は、この森に入ってもらいます!」
先生がそういうと、先生は後ろの森を指差した。
「明日、9時にこの森に入ってもらいます。
そして、夜の9時に出てきてください。 それが明日の授業です。」
先生が真剣に言った。
「この森には、弱い魔物がいます。
いくら弱くてもあなたたちみたいな魔法が使えない人には、倒すのも苦労します。」
先生がそういうと、クラスの一人が言った。
「先生!死んだらどうするんですか?」
それを聞くと先生は、
「いい質問です。みんなには、これを書いてほしいの!」
そういうと、先生は契約書をだした。
「これは、死亡契約書よ!死んでも自己責任。
いい?やめたければ明日ここに来なくていいわ。その代わり、魔法学校から中退よ。町で働くのね。」
先生がそういった。
「とりあえず、スリーマンセルで動いてもらうわ!チームは、明日発表する。辞退がいるかもだから…ね?」
先生は、ニヤリと笑った。
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