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異世界バレンタイン!~御方様、チョコレート作りを思いつく~ 7.
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いつもながらアルフに異様なほどつらく当たるオルギールは、私が作る食べ物をアルフもねだらないわけがないと信じ込んでいて(まあ間違ってはいないのだが)、羽交い絞めを解くやいなやその人間離れした膂力で私の親衛隊長の両手を拘束し、着衣の上から身体検査にまで及び始めた。
オルギールったら何をしてるの!と騒いだところで彼はすぐに納得するわけもなく、レオン様たちだってあえて止めようとしないものだから、少しの間プチ修羅場が発生した。つくづく、チョコレートの箱を厨房へ置いてこさせたことは、我ながら先見の明あり(大げさではないだろう)と感嘆せずにはいられない。
アルフだってそう思ったに違いない。
オルギールによる問答無用の身体検査に顔をしかめつつも、「自分はお疑いを招くようなことはけっして何も」と静かに、辛抱強く繰り返し呟き、最終的には難を逃れたのだ。
アルフに無体を働くオルギールをやっとのことで引き離し、夫たちと私、久しぶりに全員で私の居間に落ち着く頃にはどっと疲れを覚えたが、しかしちょっと前倒しのイベントはこれからだ。しっかりしなくては。
ちなみに今、私はオルギールの膝の上である。
氷の騎士の二つ名はどこへやら、なんとなく口をへの字に曲げているように見えて可愛いと感じてしまう私も大概で、彼の膝の上に乗ってなだめすかして機嫌を直させようとと苦心している。
さて、もったいぶらずにそろそろチョコレートをお披露目するとしましょう。
「──ね、みんな。まずは開けて、そして食べてみて?」
私はオルギールに頭を撫でられながら声を張った。
夫たちの膝上にはそれぞれのシンボルカラーのリボンがかかったチョコレートの小箱がある。
器用でセンスの良い厨房長のラッピングにもいちいち目を留めてくれているようだ。「この中にチョコレートが!」と中身重視で前のめりになることもなく、感性豊かな夫たちは「俺たちの色のリボンだな」「きれいだな」と頷きあいながらリボンの結び目に指を伸ばしている。
バレンタイン、という風習の説明、カカオ、この世界でいうテオブロムの話。
見ている私がもどかしくなるほど丁寧に開封する彼らを見ながら、私は解説した。
彼らにとっては当然初めて聞く話だろうし、「イベントを提供して民衆の経済を活性化」という点は、為政者として特に興味を持ったようだ。
「テオブロムは嗜好品として希少性を保った方がよいかもしれん」
「南方との交易量はどんなものだったかな」
「地方ごとに特色ある菓子をチョコレートの代用にしても面白そうだ」
公爵様方はいかにもその立場にふさわしい発言とともに。一方、オルギールは私の頭を撫でる手を止め、私を抱き込んだまま無言で蓋を開けて。
「……いい香りですね」
意外にも、というべきか。
オルギールが第一声を発した。
そうだな、これはいい、と同意の声が次々に上がる。
梱包され袋に入っていてすら、既にその香気は隠しようもなかったほどだから、ひとたび開ければえも言われぬテオブロムの香り。出来たてチョコレートの芳香。
「嗅いだことがない香りだ。……これが、テオブロム?」
「なんかこう……魅せられる、というか。いい香りだ」
「テオブロムに牛乳を混ぜて。……あとは酒だな。たぶん、強い蒸留酒。……イルルー産、か」
テオブロムに混ぜたお酒の種類まで割り出しているのは一人しかない。
人外の嗅覚を誇るレオン様である。
チョコレートの魅力はその味だけではなく、香りだと思っている。
彼らは、まず香りはたいそうお気に召したらしい。
「すばらしいな」「くせになる」と口々に言っているので、第一関門楽々クリアだ。
けれどただ一人、オルギールがのってこない。
というか、十二分に興味は示しているし、いい香りだと言っている割には、イルルー産の、と口の中で呟いたまま、まるで物想いに耽るかのように長い銀色の睫毛を半ば伏せている。
気に入らない、という様子はないけれど、他の三人のような反応が無いのはなぜなんだろう。
「クンクンは終わり!ね、早く食べて食べて!」
だんまりのオルギールは気にはなるが、総合的にはおおむね高評価のようで、ほっとしたやら嬉しいやらで私も子供のように大はしゃぎである。
「もちろん。……有難う、リーヴァ」
輝く笑顔を返してくれたレオン様が、一番乗りで一つを摘まみ、口に入れた。
「これは」
一言呟いて、ゆっくりと口の中で溶かしつつ、もう一つ摘まんで口に運んでいる。
金色の瞳をちょっと見開いて、大きく頷くと。
「これはうまい」
味も、食感も、何よりこの風味が素晴らしいと、レオン様は褒めそやした。
「俺もいただく」「リヴェア、有難う」と言いながら、ルードもユリアスも次々に小さな円盤型のチョコレートを口に入れる。
三人そろって人生初のチョコレート体験である。
「リーヴァ、うまい。すごくうまい!」
「酒の風味がたまらん!」
「甘いやつもうまいな」
最初の一個、二個は続けざまに口に入れていたが、三個目からは大切そうに摘まんで匂いを嗅いだり舐めたりしながら、それでも手が止まらないみたいだ。
いい歳をした大人がチョコレートの箱を抱えてにこにこしているさまは微笑ましい。
「リヴェア、これはイケるぞ」
現・筆頭公爵、シグルド様はご機嫌で仰せになった。
篝火色の美しい赤い髪を耳にかけながらついでに指についたチョコレートを舐めている。
お行儀が悪いけれど、それだけお気に召したってことだろう。
「うまい。すばらしい。俺は気に入ったし、商業的にも当たるぞ、これは」
「確かにな。これは、化けるぞ」
ユリアスも太鼓判を押した。
彼もまた、綺麗な細い指を舐め舐め頷いている。
純良なチョコレートだから、体温で簡単に溶けてしまうのだ。
「甘いのは子供用に。酒を効かせたのは大人の嗜好品に。酒を変えれば風味も変わるだろうし」
「量産体制を図るか希少な嗜好品としておくか悩ましいな」
と、相当具体的に先を見据えた話をしつつも、
「面倒なことはともかく!俺はこれが気に入った」
私の愛しい火竜の君、ルードは宣言し、レオン様もユリアスもうんうんと頷いている。
激しく同意、という感じだ。
みんなずいぶんリアクションが大きいなあ、とちょっと奇妙に感じつつも、ここまで気に入ってもらえれば私もとても嬉しい。作った甲斐もあろうというものだ。いや、作った甲斐以上の反応を返してもらっている。本当に嬉しい。楽しい。
私のテンションも爆上がりになって、その勢いのまま、どうもいまいちノリが悪い(お酒の風味のしないミルクチョコレートを摘まんでちょっと舐めている程度なのだ)オルギールの膝から滑り降り、ルードの膝の上に移動した。
レオン様が「俺の膝にも!」と騒ぎ、ユリアスですら「なぜルードが最初なんだ!?次は俺だ!」と抗議するのを適当にあしらって(どうせあとで順番にお膝に乗りに行くことになるのだし)、私はルードの頬に軽くキスを贈る。
リヴェア、と、とたんにルードは目を細め、相好を崩す。
「気に入ってくれたのね。ありがとう、ルード。そんなにおいしい?」
「ああ、絶品だ」
ルードは私の手をとり、ちゅっとした。
そのまま、手を離そうとしない。
まあ、いつものことではあるけれど。
「……リヴェア。俺たちのために頑張ってこんなにうまい物を作ってくれて……」
ルードは熱っぽい吐息とともに言う。
頬は上気しているし、私の手を握る体温も高い。
浮かれた私の思考の真っただ中に、「違和感」という単語がすとんと落ちてきた。
ちょっと冷静になった。
──なんか、おかしくないか?
「ルード?」
「俺は嬉しい。幸せだ。この気持ちをどう伝えたらいいんだろう。俺は何をすればいい?教えてくれ、愛しいリヴェア」
握りしめた私の手を引き寄せ、切々と訴える。
間近に迫る、常ならば爽やかできれいな「真昼の空の色」のルードの瞳には、奇妙な、いや、はっきり言えば不穏な光が透けて見える。
──なにこれ、ヤバい。
そういえば、お尻になんか硬いものがあたるし。
まずい、と思った次の瞬間。
「ルーっん、むうっ!?」
名を呼ぶ暇すら与えずに、いきなり、ルードは噛みつくように私の唇を自分のそれで塞いだのだ。
オルギールったら何をしてるの!と騒いだところで彼はすぐに納得するわけもなく、レオン様たちだってあえて止めようとしないものだから、少しの間プチ修羅場が発生した。つくづく、チョコレートの箱を厨房へ置いてこさせたことは、我ながら先見の明あり(大げさではないだろう)と感嘆せずにはいられない。
アルフだってそう思ったに違いない。
オルギールによる問答無用の身体検査に顔をしかめつつも、「自分はお疑いを招くようなことはけっして何も」と静かに、辛抱強く繰り返し呟き、最終的には難を逃れたのだ。
アルフに無体を働くオルギールをやっとのことで引き離し、夫たちと私、久しぶりに全員で私の居間に落ち着く頃にはどっと疲れを覚えたが、しかしちょっと前倒しのイベントはこれからだ。しっかりしなくては。
ちなみに今、私はオルギールの膝の上である。
氷の騎士の二つ名はどこへやら、なんとなく口をへの字に曲げているように見えて可愛いと感じてしまう私も大概で、彼の膝の上に乗ってなだめすかして機嫌を直させようとと苦心している。
さて、もったいぶらずにそろそろチョコレートをお披露目するとしましょう。
「──ね、みんな。まずは開けて、そして食べてみて?」
私はオルギールに頭を撫でられながら声を張った。
夫たちの膝上にはそれぞれのシンボルカラーのリボンがかかったチョコレートの小箱がある。
器用でセンスの良い厨房長のラッピングにもいちいち目を留めてくれているようだ。「この中にチョコレートが!」と中身重視で前のめりになることもなく、感性豊かな夫たちは「俺たちの色のリボンだな」「きれいだな」と頷きあいながらリボンの結び目に指を伸ばしている。
バレンタイン、という風習の説明、カカオ、この世界でいうテオブロムの話。
見ている私がもどかしくなるほど丁寧に開封する彼らを見ながら、私は解説した。
彼らにとっては当然初めて聞く話だろうし、「イベントを提供して民衆の経済を活性化」という点は、為政者として特に興味を持ったようだ。
「テオブロムは嗜好品として希少性を保った方がよいかもしれん」
「南方との交易量はどんなものだったかな」
「地方ごとに特色ある菓子をチョコレートの代用にしても面白そうだ」
公爵様方はいかにもその立場にふさわしい発言とともに。一方、オルギールは私の頭を撫でる手を止め、私を抱き込んだまま無言で蓋を開けて。
「……いい香りですね」
意外にも、というべきか。
オルギールが第一声を発した。
そうだな、これはいい、と同意の声が次々に上がる。
梱包され袋に入っていてすら、既にその香気は隠しようもなかったほどだから、ひとたび開ければえも言われぬテオブロムの香り。出来たてチョコレートの芳香。
「嗅いだことがない香りだ。……これが、テオブロム?」
「なんかこう……魅せられる、というか。いい香りだ」
「テオブロムに牛乳を混ぜて。……あとは酒だな。たぶん、強い蒸留酒。……イルルー産、か」
テオブロムに混ぜたお酒の種類まで割り出しているのは一人しかない。
人外の嗅覚を誇るレオン様である。
チョコレートの魅力はその味だけではなく、香りだと思っている。
彼らは、まず香りはたいそうお気に召したらしい。
「すばらしいな」「くせになる」と口々に言っているので、第一関門楽々クリアだ。
けれどただ一人、オルギールがのってこない。
というか、十二分に興味は示しているし、いい香りだと言っている割には、イルルー産の、と口の中で呟いたまま、まるで物想いに耽るかのように長い銀色の睫毛を半ば伏せている。
気に入らない、という様子はないけれど、他の三人のような反応が無いのはなぜなんだろう。
「クンクンは終わり!ね、早く食べて食べて!」
だんまりのオルギールは気にはなるが、総合的にはおおむね高評価のようで、ほっとしたやら嬉しいやらで私も子供のように大はしゃぎである。
「もちろん。……有難う、リーヴァ」
輝く笑顔を返してくれたレオン様が、一番乗りで一つを摘まみ、口に入れた。
「これは」
一言呟いて、ゆっくりと口の中で溶かしつつ、もう一つ摘まんで口に運んでいる。
金色の瞳をちょっと見開いて、大きく頷くと。
「これはうまい」
味も、食感も、何よりこの風味が素晴らしいと、レオン様は褒めそやした。
「俺もいただく」「リヴェア、有難う」と言いながら、ルードもユリアスも次々に小さな円盤型のチョコレートを口に入れる。
三人そろって人生初のチョコレート体験である。
「リーヴァ、うまい。すごくうまい!」
「酒の風味がたまらん!」
「甘いやつもうまいな」
最初の一個、二個は続けざまに口に入れていたが、三個目からは大切そうに摘まんで匂いを嗅いだり舐めたりしながら、それでも手が止まらないみたいだ。
いい歳をした大人がチョコレートの箱を抱えてにこにこしているさまは微笑ましい。
「リヴェア、これはイケるぞ」
現・筆頭公爵、シグルド様はご機嫌で仰せになった。
篝火色の美しい赤い髪を耳にかけながらついでに指についたチョコレートを舐めている。
お行儀が悪いけれど、それだけお気に召したってことだろう。
「うまい。すばらしい。俺は気に入ったし、商業的にも当たるぞ、これは」
「確かにな。これは、化けるぞ」
ユリアスも太鼓判を押した。
彼もまた、綺麗な細い指を舐め舐め頷いている。
純良なチョコレートだから、体温で簡単に溶けてしまうのだ。
「甘いのは子供用に。酒を効かせたのは大人の嗜好品に。酒を変えれば風味も変わるだろうし」
「量産体制を図るか希少な嗜好品としておくか悩ましいな」
と、相当具体的に先を見据えた話をしつつも、
「面倒なことはともかく!俺はこれが気に入った」
私の愛しい火竜の君、ルードは宣言し、レオン様もユリアスもうんうんと頷いている。
激しく同意、という感じだ。
みんなずいぶんリアクションが大きいなあ、とちょっと奇妙に感じつつも、ここまで気に入ってもらえれば私もとても嬉しい。作った甲斐もあろうというものだ。いや、作った甲斐以上の反応を返してもらっている。本当に嬉しい。楽しい。
私のテンションも爆上がりになって、その勢いのまま、どうもいまいちノリが悪い(お酒の風味のしないミルクチョコレートを摘まんでちょっと舐めている程度なのだ)オルギールの膝から滑り降り、ルードの膝の上に移動した。
レオン様が「俺の膝にも!」と騒ぎ、ユリアスですら「なぜルードが最初なんだ!?次は俺だ!」と抗議するのを適当にあしらって(どうせあとで順番にお膝に乗りに行くことになるのだし)、私はルードの頬に軽くキスを贈る。
リヴェア、と、とたんにルードは目を細め、相好を崩す。
「気に入ってくれたのね。ありがとう、ルード。そんなにおいしい?」
「ああ、絶品だ」
ルードは私の手をとり、ちゅっとした。
そのまま、手を離そうとしない。
まあ、いつものことではあるけれど。
「……リヴェア。俺たちのために頑張ってこんなにうまい物を作ってくれて……」
ルードは熱っぽい吐息とともに言う。
頬は上気しているし、私の手を握る体温も高い。
浮かれた私の思考の真っただ中に、「違和感」という単語がすとんと落ちてきた。
ちょっと冷静になった。
──なんか、おかしくないか?
「ルード?」
「俺は嬉しい。幸せだ。この気持ちをどう伝えたらいいんだろう。俺は何をすればいい?教えてくれ、愛しいリヴェア」
握りしめた私の手を引き寄せ、切々と訴える。
間近に迫る、常ならば爽やかできれいな「真昼の空の色」のルードの瞳には、奇妙な、いや、はっきり言えば不穏な光が透けて見える。
──なにこれ、ヤバい。
そういえば、お尻になんか硬いものがあたるし。
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