悪役令嬢と誤解され冷遇されていたのに、目覚めたら夫が豹変して求愛してくるのですが?

いりん

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番外編

嫉妬3

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「失礼します」



お風呂のドアを開けると、

すごく驚いて狼狽えた表情をした恭平様がいた。



「ど、どうしたんだ?」

「顔色が悪かったので心配になって…」

「あ、ありがとう」



一応私はバスタオルで隠しているものの、恭平様は何も隠していない状態で、

何度も裸を見ているとはいえ、どこを見ればいいのかわからなかった。



「わ、私は湯船につかる。

あまり見ないようにするから、体とかゆっくり洗ってくれ」



「あ、ありがとうございます」



恭平様を見ると、

本当に顔を背けていたので、バスタオルを取って体と髪を洗い始めた。



「…パーティーはどうだった?

久々だったのに早く帰ることになってすまない」



「いえ、とんてもないです。

恭平様の友人に初めて会えたのが嬉しかったです」



ー正直それしか思い出がなく…、

あとは恭平様が女性に囲まれていた苦い思い出しかない。



「ああ。そういえば私が来る前楽しそうな表情をしていたな…

なにをはなしていたんだ?」



「大した話はしてないのですが…

私が畑仕事や料理をしてきた話をしても、馬鹿にしたりしないでくれました。

素敵な人ですね」



ーさすが恭平様のお友達!

そういう気持ちも込めて発言したが、

私が言った瞬間、恭平様が立ち上がる音がした。



恭平様の方を見ると、

さっきまでと違く、まっすぐこちらを見ていた。



「あ、あの恥ずかしいです」



恭平様は私の発言に気にすることなく近付いてきて、

「佐々木のこと…良いと思ったのか…」

と聞かれた。



さっきの辛そうな表情に似ていて、どうしてそんな表情なのかわからなかったが、

「良い人だなとは思いましたが、それだけです」と発言した。



「そうか…」

恭平様の顔はまだ晴れない。



「あの、どうかしましたか?」



「君がいつか他の人を好きになるのではないかと、ずっと心配してるんだ。カッコ悪いが…」



「え、なんでですか?」



「私より素敵な男性はいっばいいる。

私は無口だし、君に酷いことをいっぱい言った。」



「昔のことはもう気にしていませんよ。

それに私は初恋は恭平だし、恭平様以外好きになったことはありませんよ」



「君はパーティーにあんまり参加してこなかったから、男性に会う機会がすごい少なかっただろう。

これからパーティーに参加するようになって、私よりも素敵な男性と会って、好きになってしまうのではないかと心配なんだ。」



ーそんなこと思っていたんだ。

そんなこと有り得ないのに。



「私は君が他に好きな人ができても離してあげられない」
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