3 / 28
初配信にて
しおりを挟む
遂に、配信器具をそろえ、結愛はパソコンに向き合っていた。ついに、初配信。モデルは作られていたから、思っていたよりも早く初配信ができた。SNSには、
【Lelive0期生、夢風 天心初配信!】
と宣伝はしたが、ほとんどはちゃんと機能しているかのチェックだ。リンさんが別で視聴してくれてるから、視聴者数が0になることはない。そうは、思っていても怖がってしまうのが人間というものだろう。
そんな、恐怖に打ち勝とちながら、結愛は初配信を今日行なう。もちろん、初配信からダンジョンで!というわけではなく、今日は自己紹介も兼ねて1時間、配信する予定なのだが…。
残念ながら、彼女に一時間も配信し続けるほどのコミュニケーション能力はないのだ。
しかし、これも社会復帰の一員として、息を大きく吸いこむと、時計が動きカチャリという音を立てた。今ごろ社長がオープニング流してくれてるから。大丈夫。大丈夫。彼女はそう言い聞かせ、リアルタイム視聴者数を見る。
まさかの5人。1人は、リンさんで、あと4人はきっと新人あさりか、リンさんのファンだろう。(意外と、リンさんは予約待ちになったこともあるぐらいの人気の絵師さまなのだ。)
ついに、心をきめ彼女はマイクに話しかけはじめた。画面には、綺麗な銀髪、青目の美少女が私の口の動きに合わせて動いている。自分で言うのはあまり良くないが、Vチューバーの中でもしっかりとした可愛い見た目だと思う。
「みなさん~!こんにちは。新人Vチューバーの…」
そう言いかけた時、コメント欄の初コメントが見えた。アカウント名、逗鞠 創――結愛のお父さんである。本名なのも色々と問題だが、家族が見ていると分かると、逆に緊張が十倍に…。
しっかりと、【頑張れ!】と、描いている。よかった…。結愛頑張れ!とかじゃなくて…。
胸を撫で下ろしながらも彼女は
「新人Vチューバー、ダンジョンの案内天使の夢風 天心です。アマネと呼んでほしいです。こう見えても、Lelive所属Vチューバーの偉大なる第一号なんですよ!」
事前に、社長に原稿作ってもらってて良かった…。
コメント欄を覗くとお父さんの他にも
【頑張れ】
【はじめまして!】などや、
【胡桃―リンさんが使っているペンネーム――の絵柄だ!可愛いい!】
などが、少しずつ流れていく。
「私は、ダンジョン内で配信する、新型Vチューバーとして皆さまをダンジョンの中のロマンや、熱いバトル。そして、ダンジョンという新たな可能性があるものに案内していきたいと思っています。」
その時だった。
【こういう量産型のVチューバーって、よくいるよな。】
コメントの数が少ないので、じっくりと読むことができた。近くいる社長は、
「新人への荒らしだよ、気にしなくていい」
と言っていたが、心に大きな石を投げられたようだ。量産型そういう縛りに入れられている。どこにでもいる、ありきたりなVチューバーということなのだろう。
紛れもないが、アンチコメントに近いものだった。
彼女は気にしないようにして、別の前に流れてきていたコメントを読むことにした。これは、リンさんが、話の内容を流せるように流したものだ。
(サクラ行為と言われるが、なかったら沈黙になっちゃうよ!)
【アマネさんの、skillは何ですか?】
「えぇ、そうです。私のskillは、これはダンジョン配信の時に、お見せしたいんですけど…。今話題になっている魔神のランクを頂いたskillを持っています。」
コメント欄が一気に湧く。
【マジですか?】
【あの話題になっていたやつ?】
【身バレしないか?大丈夫?】←これはお父さん
リンさんが、SNS上に
【魔神級配信Vチューバー遂に、配信中!】という広告をしてくれたので、視聴者数が一気に24人にまで増えた。また、
【はじめまして!】
【天使ですか?めちゃくちゃ可愛いい】
などの初見コメントが流れてくるようになった。
また、いつもの調子で話を再開し、性格、好きなもの、誕生日、ファンネームなどを考え、配信は終了した。
終わったあとの最高同接数は、53人。新人としては良いところなのではないだろうか?企業としては少ないのかもだけど。
「お疲れ様でした!結愛ちゃん。どうだった配信は?」
「楽しかったですけど、疲れますね。コレから有名になると荒らしも増えるだろうし…。」
「もう有名になる予想ができてるのだ?それなら、もっと頑張らないとだ。」
リンさんはそういうと、別の画面を私に、向けてきた。
「3Dモデル!急ピッチだったけど、ほかにも仲の良い絵師さんとか、うまいプロとかに手伝ってもらって完成したのだ。必殺技とか出す時は翼も戻せるようになったのだ。」
そう言って、彼は立体的になったアマネをこちらに見せてくれる。
本当に配信者になれるんだ。すごく嬉しい。
「それてさ、ダンジョン配信なんだけど、コラボ相手見つかった?」
社長がリンさんに聞くが、彼は頭を横に振る。
「コラボ相手って、何ですか?早速コラボなんですか!?嬉しい、楽しみ。」
「いや、だって結愛ちゃん。未成年じゃん。ちゃんとした大人のskillを持った人がいないとダンジョンに入れないんだよ。」
そうだった。未成年単独でのダンジョンへの入場は法律で禁止させられてるんだった。
「コラボ相手ね…。こんな弱小企業だと、あまりコネもないからな。外回り担当のヤツに聞いてみたけど、今は銀行関係で忙しいらしいし。」
一応、この事務所は創設メンバー5人で成り立っている。結愛もなぜか創設メンバーの一員になっていた。
「リンさんが復活して、やるなんでどうですか?」
「僕は、ダンジョン系のVチューバーではないから無理なのだ。」
これ、Vチューバー系ダンジョン配信はいつになったら実現するのだろう。
【Lelive0期生、夢風 天心初配信!】
と宣伝はしたが、ほとんどはちゃんと機能しているかのチェックだ。リンさんが別で視聴してくれてるから、視聴者数が0になることはない。そうは、思っていても怖がってしまうのが人間というものだろう。
そんな、恐怖に打ち勝とちながら、結愛は初配信を今日行なう。もちろん、初配信からダンジョンで!というわけではなく、今日は自己紹介も兼ねて1時間、配信する予定なのだが…。
残念ながら、彼女に一時間も配信し続けるほどのコミュニケーション能力はないのだ。
しかし、これも社会復帰の一員として、息を大きく吸いこむと、時計が動きカチャリという音を立てた。今ごろ社長がオープニング流してくれてるから。大丈夫。大丈夫。彼女はそう言い聞かせ、リアルタイム視聴者数を見る。
まさかの5人。1人は、リンさんで、あと4人はきっと新人あさりか、リンさんのファンだろう。(意外と、リンさんは予約待ちになったこともあるぐらいの人気の絵師さまなのだ。)
ついに、心をきめ彼女はマイクに話しかけはじめた。画面には、綺麗な銀髪、青目の美少女が私の口の動きに合わせて動いている。自分で言うのはあまり良くないが、Vチューバーの中でもしっかりとした可愛い見た目だと思う。
「みなさん~!こんにちは。新人Vチューバーの…」
そう言いかけた時、コメント欄の初コメントが見えた。アカウント名、逗鞠 創――結愛のお父さんである。本名なのも色々と問題だが、家族が見ていると分かると、逆に緊張が十倍に…。
しっかりと、【頑張れ!】と、描いている。よかった…。結愛頑張れ!とかじゃなくて…。
胸を撫で下ろしながらも彼女は
「新人Vチューバー、ダンジョンの案内天使の夢風 天心です。アマネと呼んでほしいです。こう見えても、Lelive所属Vチューバーの偉大なる第一号なんですよ!」
事前に、社長に原稿作ってもらってて良かった…。
コメント欄を覗くとお父さんの他にも
【頑張れ】
【はじめまして!】などや、
【胡桃―リンさんが使っているペンネーム――の絵柄だ!可愛いい!】
などが、少しずつ流れていく。
「私は、ダンジョン内で配信する、新型Vチューバーとして皆さまをダンジョンの中のロマンや、熱いバトル。そして、ダンジョンという新たな可能性があるものに案内していきたいと思っています。」
その時だった。
【こういう量産型のVチューバーって、よくいるよな。】
コメントの数が少ないので、じっくりと読むことができた。近くいる社長は、
「新人への荒らしだよ、気にしなくていい」
と言っていたが、心に大きな石を投げられたようだ。量産型そういう縛りに入れられている。どこにでもいる、ありきたりなVチューバーということなのだろう。
紛れもないが、アンチコメントに近いものだった。
彼女は気にしないようにして、別の前に流れてきていたコメントを読むことにした。これは、リンさんが、話の内容を流せるように流したものだ。
(サクラ行為と言われるが、なかったら沈黙になっちゃうよ!)
【アマネさんの、skillは何ですか?】
「えぇ、そうです。私のskillは、これはダンジョン配信の時に、お見せしたいんですけど…。今話題になっている魔神のランクを頂いたskillを持っています。」
コメント欄が一気に湧く。
【マジですか?】
【あの話題になっていたやつ?】
【身バレしないか?大丈夫?】←これはお父さん
リンさんが、SNS上に
【魔神級配信Vチューバー遂に、配信中!】という広告をしてくれたので、視聴者数が一気に24人にまで増えた。また、
【はじめまして!】
【天使ですか?めちゃくちゃ可愛いい】
などの初見コメントが流れてくるようになった。
また、いつもの調子で話を再開し、性格、好きなもの、誕生日、ファンネームなどを考え、配信は終了した。
終わったあとの最高同接数は、53人。新人としては良いところなのではないだろうか?企業としては少ないのかもだけど。
「お疲れ様でした!結愛ちゃん。どうだった配信は?」
「楽しかったですけど、疲れますね。コレから有名になると荒らしも増えるだろうし…。」
「もう有名になる予想ができてるのだ?それなら、もっと頑張らないとだ。」
リンさんはそういうと、別の画面を私に、向けてきた。
「3Dモデル!急ピッチだったけど、ほかにも仲の良い絵師さんとか、うまいプロとかに手伝ってもらって完成したのだ。必殺技とか出す時は翼も戻せるようになったのだ。」
そう言って、彼は立体的になったアマネをこちらに見せてくれる。
本当に配信者になれるんだ。すごく嬉しい。
「それてさ、ダンジョン配信なんだけど、コラボ相手見つかった?」
社長がリンさんに聞くが、彼は頭を横に振る。
「コラボ相手って、何ですか?早速コラボなんですか!?嬉しい、楽しみ。」
「いや、だって結愛ちゃん。未成年じゃん。ちゃんとした大人のskillを持った人がいないとダンジョンに入れないんだよ。」
そうだった。未成年単独でのダンジョンへの入場は法律で禁止させられてるんだった。
「コラボ相手ね…。こんな弱小企業だと、あまりコネもないからな。外回り担当のヤツに聞いてみたけど、今は銀行関係で忙しいらしいし。」
一応、この事務所は創設メンバー5人で成り立っている。結愛もなぜか創設メンバーの一員になっていた。
「リンさんが復活して、やるなんでどうですか?」
「僕は、ダンジョン系のVチューバーではないから無理なのだ。」
これ、Vチューバー系ダンジョン配信はいつになったら実現するのだろう。
3
あなたにおすすめの小説
借金まみれの錬金術師、趣味で作ったポーションがダンジョンで飛ぶように売れる~探索者の間で【伝説のエリクサー】として話題に~
わんた
ファンタジー
「今日中に出ていけ! 半年も家賃を滞納してるんだぞ!」
現代日本にダンジョンとスキルが存在する世界。
渋谷で錬金術師として働いていた裕真は、研究に没頭しすぎて店舗の家賃を払えず、ついに追い出されるハメになった。
私物と素材だけが残された彼に残された選択肢は――“現地販売”の行商スタイル!
「マスター、売ればいいんですよ。死にかけの探索者に、定価よりちょっと高めで」
提案したのは、裕真が自作した人工精霊・ユミだ。
家事万能、事務仕事完璧、なのにちょっとだけ辛辣だが、裕真にとっては何物にも代えがたい家族でありパートナーでもある。
裕真はギルドの後ろ盾、そして常識すらないけれど、素材とスキルとユミがいればきっと大丈夫。
錬金術のスキルだけで社会の荒波を乗り切る。
主人公無双×のんびり錬金スローライフ!
ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
Sランクパーティーを追放された鑑定士の俺、実は『神の眼』を持ってました〜最神神獣と最強になったので、今さら戻ってこいと言われてももう遅い〜
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティーで地味な【鑑定】スキルを使い、仲間を支えてきたカイン。しかしある日、リーダーの勇者から「お前はもういらない」と理不尽に追放されてしまう。
絶望の淵で流れ着いた辺境の街。そこで偶然発見した古代ダンジョンが、彼の運命を変える。絶体絶命の危機に陥ったその時、彼のスキルは万物を見通す【神の眼】へと覚醒。さらに、ダンジョンの奥で伝説のもふもふ神獣「フェン」と出会い、最強の相棒を得る。
一方、カインを失った元パーティーは鑑定ミスを連発し、崩壊の一途を辿っていた。「今さら戻ってこい」と懇願されても、もう遅い。
無能と蔑まれた鑑定士の、痛快な成り上がり冒険譚が今、始まる!
拾った子犬がケルベロスでした~実は古代魔法の使い手だった少年、本気出すとコワい(?)愛犬と楽しく暮らします~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
旧題: ケルベロスを拾った少年、パーティ追放されたけど実は絶滅した古代魔法の使い手だったので、愛犬と共に成り上がります。
=========================
<<<<第4回次世代ファンタジーカップ参加中>>>>
参加時325位 → 現在5位!
応援よろしくお願いします!(´▽`)
=========================
S級パーティに所属していたソータは、ある日依頼最中に仲間に崖から突き落とされる。
ソータは基礎的な魔法しか使えないことを理由に、仲間に裏切られたのだった。
崖から落とされたソータが死を覚悟したとき、ソータは地獄を追放されたというケルベロスに偶然命を助けられる。
そして、どう見ても可愛らしい子犬しか見えない自称ケルベロスは、ソータの従魔になりたいと言い出すだけでなく、ソータが使っている魔法が古代魔であることに気づく。
今まで自分が規格外の古代魔法でパーティを守っていたことを知ったソータは、古代魔法を扱って冒険者として成長していく。
そして、ソータを崖から突き落とした本当の理由も徐々に判明していくのだった。
それと同時に、ソータを追放したパーティは、本当の力が明るみになっていってしまう。
ソータの支援魔法に頼り切っていたパーティは、C級ダンジョンにも苦戦するのだった……。
他サイトでも掲載しています。
《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
辻ヒーラー、謎のもふもふを拾う。社畜俺、ダンジョンから出てきたソレに懐かれたので配信をはじめます。
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ブラック企業で働く社畜の辻風ハヤテは、ある日超人気ダンジョン配信者のひかるんがイレギュラーモンスターに襲われているところに遭遇する。
ひかるんに辻ヒールをして助けたハヤテは、偶然にもひかるんの配信に顔が映り込んでしまう。
ひかるんを助けた英雄であるハヤテは、辻ヒールのおじさんとして有名になってしまう。
ダンジョンから帰宅したハヤテは、後ろから謎のもふもふがついてきていることに気づく。
なんと、謎のもふもふの正体はダンジョンから出てきたモンスターだった。
もふもふは怪我をしていて、ハヤテに助けを求めてきた。
もふもふの怪我を治すと、懐いてきたので飼うことに。
モンスターをペットにしている動画を配信するハヤテ。
なんとペット動画に自分の顔が映り込んでしまう。
顔バレしたことで、世間に辻ヒールのおじさんだとバレてしまい……。
辻ヒールのおじさんがペット動画を出しているということで、またたくまに動画はバズっていくのだった。
他のサイトにも掲載
なろう日間1位
カクヨムブクマ7000
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる