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1章~俺はダンジョンバイトがしたい

22 突然でもないスライム責めがスズくんを襲う……!!

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「まずはゲンさんのターンと行きましょう。私は暇なので実況でもしましょうか。さあゲンさん、この小生意気な子猫をタップリ可愛がって上げてください」

 シラウラの言葉に促されるように、スライムはゆったりと動き出す。
 どうしてやろうか、とでも言うように、液体のようなスライムの身体が俺の皮膚の上を這い回る。もちろんチンコは包まれたままで、ゆるゆると上下に扱かれていた。射精したばかりの身体には刺激が強く、たまらず「ん、んう♡」と堪えきれない声が零れた。

 チンコの方ばかり注視していると、スライムはシャツのボタンを器用に外し始めた。
 もはやチンコ丸出し状態だし、上を脱がされたところでどうでも良い。むしろもっと早く脱がしてくれてれば制服のブレザーが粘液濡れにならずに済んだのにな、とふて腐れているとシラウラは「ああ、そちらに手を付けますか」と笑った。

 なんだよ、そちらって
 もしかしてさっき抓ってた乳首のことか?

 ちんこはともかく、男が乳首を弄られたところで感じるわけがない。
 たしかに抓られたら痛いし、触られるとくすぐったくはあるが、それぐらいだ。

 俺は内心スライムを鼻で笑った。
 知能があるといっても、結局今まで相手にしてたのは女の子ばっかりで、男のことは分かってないんだなこのスライムは。

 胸を弄くり回されたところで、女の子みたいに感じるわけがないのに、スライムはそれでも胸に愛撫をしようとしている。馬鹿なやつ。ああでも、適当に反応するふりをして、時間を稼ぐ手は使えるかも知れない。

 シラウラはさっき「残り時間」と言っていたから、腹は立てていても俺をバイト時間の2時間で解放するつもりなのだ。時計がないので今どれぐらい経ったかわからないが、1時間とちょっとといった感じだろう。だったら時間いっぱい乳首を弄られるくすぐったさに耐えて終わるなら万々歳だ。

 ボタンを外されたシャツが持ち上げられてゆっくり左右に開かれていく。凹凸も何も面白みもない白い肌がシラウラの前に晒されていくわけだが、なんだこの時間は……と俺は白けた気持ちで成り行きを見守った。

「ああ、先ほど抓られたせいで勃起した乳首が真っ赤に腫れていますね」
「勃起って言うな!」

 何この実況。羞恥心を煽るつもりか? だったら大失敗だ。
 乳首見られたところで何も思わないし!

 そう思って乳首を見下ろして、ぎょっとした。

「え、なんだこれ……」

 俺のあるんだか無いんだかな小さい乳首が、大変なことになっていた。
 白く平らな胸板の上、普段そこにあるってだけで一切自己主張しない乳首が、抓られたせいか赤く腫れて一回り大きくなっている。

 さらにそんな乳首にスライムの粘液がドロリと絡みついてコーティングして艶めかしい。自分の乳首だと分かっていても、その生々しさにゴクッと唾を飲み込んだ。

 なんだこれ、こんなの……

「とっても卑猥ですね」
「っ!」

 心を読まれたかのかと思った。
 目を見開いて顔を上げれば、シラウラは魔法で作り出したのか革張りのソファーに座って優雅にこちらを見ていた。肘掛けに頬杖をついて足を組み、まるで映画を見るように俺を鑑賞している。今更ながらひどい羞恥心に襲われ、シラウラを睨みつける。

「み、見るな!」
「そう言われましても、実況をすると宣言してしまいましたので……ああ、こうしている間にも、貴方の乳首にスライムが迫っていますよ。ほら、ちゃんと見ておかないと……何をされるか分かりませんよ」
「あ……」

 乳首の周りにスライムが迫っていた。先ほどはあんな無遠慮に抓ってたくせに、今は焦らすようにジワジワと近づいてくる。

 さっきまで余裕な心持ちだったのに。何故か今は不安しかない。
 あんな卑猥な見た目になってしまった乳首を弄られたら、一体どうなってしまうのか。
 不安から逃れるように身をよじる。その姿がシラウラの目を楽しませたのか、羊瞳を細め、口の端をつり上げた。

 乳首に迫っていたスライムの一部が触手のように伸びて形を変える。先っぽの方は楕円形に盛り上がり、肉厚でまるで人間の舌のような形に変化した。

 それが、1本、2本と増え、合計4本の半透明な青色の舌が完成し乳首を見下ろしている。

 ぺたり♡

「ひ、う……」

 ピンと立ち上がった先っぽには触れず、乳輪に触れるか触れないかの辺りを舌の形をしたスライムが彷徨う。

「は、はあ、な、なんだ、これ、ぇ……♡?」

 まるで唾液をまとわせた舌に本当に舐められているみたい。
 しかもなんか……さっき服の中に入り込んでヌルヌルにされたときは、ゾワゾワしただけだったのに、明らかに何かが違う。
 舌が乳輪に触れるたび、チリチリと微弱な電流のような甘い衝撃が乳首に走り、それを気持ちいい♡と感じてしまう。

 さっきひどく抓られたせいだろうか
 ちんこと一緒に弄られてるせい?
 それとも、スライムの粘液に何か混じっているのか?
 そう疑ってしまうほど、呼吸が乱れ、感じているのを隠せなくなってきている。

「はあ、はー……あ、はあ、んっ……」

 レロレロと執拗に舐める舌、ゆったりと這う舌、ちょんちょんと触れる舌、粘液をそげ落とすように力強く舐める舌
 様々な刺激を与える舌の形をしたスライムが、ただただ乳輪を責め立てる。

 ちんこを扱いたときとは違う、甘く蕩けるようなじれったい快感に、訳も分からず涙が浮かぶ。

 乳輪を舐められてこんなになってしまうなら
 先っぽに触れられてしまったら、自分は一体どうなってしまうのか……

 恐怖ともいえる期待に、乳首から目が離せない。
 はあはあ♡と息も荒く舌の動きを見つめていると、スライムは分かっているというように動きを変えた。

 乳首の先端を覆うようにペタリ♡と舌型スライムが添えられる。
 それだけで、自分の意思とは関係なく身体がビクン大げさに跳ねた。

「あ、はあっ♡」

 触れられただけ、触れられただけなのに……
 ひんやり冷たい、ぬるついた感触に、熱を帯びた乳首が震えた。

 レロ♡

「ンっ♡!」

 レロレロ♡♡

「ン、ゃ、んっ♡♡」

 レロレロレロレロ♡♡♡

「だ、だめっ♡それえ、あっ、ん~~♡♡♡」

 粘液を纏わせた4つの舌が乳首の先っぽをレロレロと舐め回す。

 舌先で弾くように舐めたと思えば、ぐっと押しつぶすように力を込めてこね回され、もうダメだった。「ああ、ああ♡♡」と零れる嬌声を止めることが出来ない。


「は、あ、ああ~♡……ち、ちんこ、と一緒、だめ、だめっえ」

 乳首とチンコを一緒に弄られると、快感が増してくようだった。
 チンコへの刺激とかユルユル上下に擦るだけで弱めなのに、乳首の先っぽを押しつぶしてこね回してる最中に、裏筋を撫でられると良すぎてチンコが再び硬くなっていく。

「お、おれぇ、男♡なの、ぁ、にぃ……なん、なんでぇ♡♡???」

 乳首弄られて勃起とか絶対におかしい。はひはひ♡と必死で呼吸しながら訴えかける俺を、シラウラは興味深そうに観察している。

「気持ちいいなら良いじゃないですか。何が不服なんです?」
「だって♡男が、乳首出感じる♡あ、あんっとか、あ……おかしいって! ん♡♡」
「私たちからするとよく見る光景ですけどねえ? ……しかしそれなら、男しか感じられない部分で気持ちよくしてあげましょう。ゲンさん」

 シラウラの言葉を合図にグッと両膝裏から持ち上げられる。持ち上げられたことで脚と腰が少し浮き、上半身はスライムの中わずかにへ沈み込む。その間も乳首とチンコを責める動きは止まらないものだから気持ちよさに翻弄され、気づいた時にはとんでもない体勢にさせられてしまっていた。

 上身体は未だ大きなクッションのようなスライムに凭れたような体勢のまま、膝を立てた状態でぱかーっと足を左右に広げさせられてしまったため、シラウラに向かってちんこも、尻もすべてを見せつけるような格好だ。

 いわゆる、屈辱のおしっこシーシーポーズだ。

 俺が怒声を発する前に、尻の穴にピンポイントでヌルっとした感触が擦りつけられ「ぎゃあ」と汚い悲鳴を上げさせられてしまった。





 続く



 乳首責めが大好きなので、とっても丁寧に書きました♡はあ楽しい-!
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