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70話 溺れるアルセ ※R18
しおりを挟む執務室で始めた情交は、1度ではおさまらず… 結局アルセは、エスパーダに抱き上げられたまま、公爵家当主の寝室へ移動し、特大のベッドで続きをすることにした。
「ああぅ… ああっ…! んんっ…んんぅ! ふぅ……っ!」
あああ… 頭の中がトロトロに蕩けそう…! もっと、もっと… お腹の中を、グチャグチャにしたいぃぃぃっ………!
背中にクッションを2つはさんで、ベッドヘッドにもたれかかるエスパーダの身体の上にのり… アルセは執務室でうまく出来なかった体位に、再度チャレンジしていた。
グチュグチュッ… グチュッ… グチュチュッ… クチュウ… と最奥で、内壁の粘膜がこすれる淫らな音を派手にひびかせ、アルセは夢中で腰をゆする。
自分の腹の上で、快楽に溺れるアルセを見あげ、エスパーダはハァッ… ハァッ… と息を乱し、嬉しそうに声をかけた。
「気持ち良いか、アルセ…? …好きなだけ暴れると良い!」
「ああっ! エ… エスパーダ様ぁ… んんっ…気持ち良いよぉ~…! 気持ち良いよぉ~…! ああっ… んんぅ… ああっ…良いっ~…! 良いっ~…! エスパーダ様は気持ち良いぃぃ…?」
僕は… なんてふしだらに、なってしまったのだろう…? ああっ… でも、動くのを止められないぃぃ…! 僕の奥のあそこに… エスパーダ様のかたいのがゴツゴツ当たるぅ~… ああっダメッ… 良いぃぃ… 涎が垂れちゃうよぉ……
手で唇をぬぐうと、アルセはエスパーダの肩に手をつき、身体を支えながら、ギラギラと光る金色の瞳を見つめ、さらに激しく腰をゆらし甘い声をあげ続ける。
「良いよアルセ! すごく良い! アルセの中がギュギュウ… 私にしがみついて来て、最高に気持ち良いよぉ…! アルセ! 私のアルセ!! もっと… もっと… 私を貪って可愛い声を、たくさん聞かせてくれっ…!」
大きな手でアルセの小さなお尻をギュッ… とつかみ、エスパーダはグッ…! グッ…! グッ…! と下から突き上げた。
気持ち良さそうなエスパーダの顔を見るだけで、アルセはどんどん興奮し快楽も強くなってしまう。
「あああっ…! 良いぃっ~…! 良いぃっ~…! 良いぃっ~…! エスパーダ様ぁ…! 出るぅっ~… 出るぅっ~… 出ちゃうぅぅぅっ~…!! ダメぇ… ああっ… 噛んでぇ! 噛んでぇ! 噛んでぇ―――っ!」
「ううっ…くっ…!」
エスパーダは身体を起こして、性器をズルリッ… と引き抜き、白いシーツの上にアルセをうつ伏せにすると… 背後からふたたびアルセの中へ、ズブズブと性器を挿入する。
「ああっ… 噛んでぇ…! 嚙んでぇ…! んんんんっ……!!」
「アルセ…っ! アルセ…っ! アルセ…っ! くうっ……」
白いうなじから赤と金が混じる華やかな色調の髪を、片側に寄せて… エスパーダはギュッ… とアルセの望みをかなえて、うなじを強く噛んだ。
「強くぅっ…! 強くぅっ…! エスパーダ様ぁ…っ!!!」
うなじを強く噛んで! お腹の中をいっぱい、強く突いてぇ!! 強くぅぅぅ…! 強くぅぅぅ…! 強くぅぅぅ…!
オメガがもっとも感じる性感帯のうなじを… 愛する“番”に噛まれ、アルセの全身にビリビリと痺れるような甘い刺激が広がる。
「ぐっうう…!」
ガツッ… ガツッ… と強く、エスパーダは最奥を突き上げ、アルセに応える。
「エスパーダ様ぁ…! エスパーダ様ぁ…! エスパーダ様ぁ…!!!」
出ちゃうっ…! 出ちゃうっ…! 出ちゃううっ…!!!
背中をそらして、お腹の深い場所を突き上げるエスパーダをギュッと締め付けた。
「うううっ…! ううっ…」
アルセのうなじを噛みながら、うめき声をもらし… エスパーダはギュッ… と内壁が締め付ける最奥を、力強く突き続ける。
「はぁあああああああ―――っ!!!!!」
うっとりと紅玉色の瞳を閉じて上を向き、アルセはかん高いさけび声をあげて、白いシーツにポタポタッ… と精液を吐き出す。
「くぅ…ぅぅ……!!!」
ギリギリまで耐えたエスパーダも、アルセのなかに精を撒き散らす。
強い快楽に満足し… 疲れ切ったアルセは、そのまま深い眠りへと落ちてゆく。
その夜…
アルセは漆黒の暗闇の中で、白銀に輝くティエーラの竜と対面した。
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