呪われた騎士に贈られた花嫁

金剛@キット

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5話 呪毒 ※R18

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「私の役目ですから… お任せ下さい」

 アイルは引っくり返った椅子を立て、服を脱いで椅子の背に掛ける。


「止めろ!…サッサと何処かへ逃げろ!!バカ者が!」

 また瞳の紅い光が強くなる。


「この方法でしか恐らくアナタは助からない、だから私は兄に呼ばれココに居るのです」

「帰れ!」

「我がウマス王国の建国神話を思い出して下さい… 人間の王の身体に封じられた、男神マラムを女神メラハが人間の王に抱かれるコトで、封印の内側から救った神話です」


「ううううっ…自分を女神だと言うのか?」

 苦しそうに悶えながら唸るパナス・ダラム。



「まさか! 同じ方法でアナタから毒を吸い出せと、兄に言われたのです… 試してみましょう、ね?」

「ぐぐぐうううっ…!」

 パナス・ダラムの瞳が再び濁り出している


 アイルは腕を掴み天蓋付きベッドまで引っ張って行くと、自分ダケ先に転がって見せる。


 呪毒に犯された状態でも、人としての生存本能が強いのだろう、パナス・ダラムの雄の楔は生身の女体を前に猛っていた。


 唸り声を上げて、アイルに覆いかぶさり一気に秘部へと楔を打ち込む。

「ぐぐううぅうう!!」


「ああああああ――――――っ!!!!」


 予想以上の激痛に叫び声を上げるアイルを無視して、パナス・ダラムは獣のように唸り声を上げ射精まで行為を続けた。


 アイルの中でパナス・ダラムの雄が動く度に、瘴気よりももっと強い、呪毒が混ざった魔力が流れ込んだ。

<ううう…っ! お腹の奥から強い毒が… 痛い!! 苦しい!! あああっ!!>

 ザクザクと中から切り刻まれるような鋭い痛みアイルの腹の中で暴れ狂う。

 同時に熱く強い、パナス・ダラムの魔力も感じられた。

 パナス・ダラムの強い魔力が、ずっと閉じたままだった、アイルの壺の蓋を少しだけ開き、2人の魔力が繋がった。

<パナス・ダラム様の魔力の壺と、私の壺を繋ぐコトが出来た!! 今なら魔法が使える!!>

 子供の頃は呼吸をするように、アイルは治癒や浄化を使っていた… 

 初めて父親から魔法の手ほどきを受けた時のコトを思い出す。


『アイル、綺麗に…綺麗に…だよ、やってごらん?』

 優しい父の声を胸に思い浮かべ…



「綺…麗に…綺…麗…に…」

 呟きながら自分の身体の中を綺麗に浄化する。


『上手だねアイル、さあもう一度… 綺麗に…綺麗に…』

「綺麗に…綺麗に…」


<痛みが少しづつ… 楽になって行く… ああ、呪毒が消えていくから…>

 呪毒が消えて、アイルの身体に残った、パナス・ダラムの力強い魔力を、パナス・ダラム自身に送り返す。

 何年振りかでアイルの中の魔力が活性化し、体内で膨れ上がって行く感覚に恍惚とする。

「ああ…っ!」


「ううっ… 何が起きているのだ? 信じられない…呪毒が… 君はどんな魔法を使ったんだ?」


 瘴気がかなり治まり、パナス・ダラム自身の抵抗力も強まったらしく、ハッキリとした意思が表情に出て、アイルはホッとした。

 だが、この状態は一時的なモノで、明日の夜になればさっきの状態に戻ってしまうだろう。

 パナス・ダラムが驚愕の表情で、濁りが消えたキラキラと強い光を放つ深紅の瞳で、アイルを見つめる。


<ああ…なんて美しい深紅の瞳かしら、それに強く暖かな魔力…>

 アイルはパナス・ダラムの瞳にウットリと見惚れてしまう。


「魔法は使えません… 昔、失ってしまったので」

 ボンヤリ見上げるアイルに、パナス・ダラムは唇にキスをする。


「んんっ…? パナス・ダラム様?」

<なぜキスを?>


「はははははっ…」

 朗らかに声を上げて笑うと、パナス・ダラムは再びアイルにキスをする。

 舌でアイルの唇をこじ開け小さな舌を探し出し愛し気に撫でる。


「んんん?」

<あ… 舌が…呪毒が口からも、こんなに滲み出て… コレでは食事の味も分からなかったはず… お可哀そうに… 綺麗にして差し上げなくては!>


 パナス・ダラムの舌に呪毒を感じ、取りチュウッと吸い付くアイル。

 舌から吸い取った呪毒が、喉から胸へと悪さをして痛み出しアイルは…

 眉間にシワを寄せ、痛みに耐えながら、アイルは再び体内で、呪毒を浄化する。


<綺麗に…綺麗に…綺麗に…>

 念じながら体内で浄化する。

 
 スゥ…と痛みが消え、アイルは呪毒の浄化が成功したのだと分かる。


 唇をパナス・ダラムから放しアイルは微笑む。


「上手く浄化出来ました… コレなら時間はかかりますが、アナタの身体を綺麗に出来そうです…」


 処女の身体で雄を受入れ激痛に耐えながら、久しぶりに魔力を使い呪毒を浄化したのだ。

 疲れているのも当然で、強い倦怠感に襲われフッと目を閉じるとアイルは一気に眠り込んでしまう。

「申し訳…ございません… 少し疲れてしまって… 少しだけ…」





「オイ! …大丈夫か?! オイ、クソッ…名前は何だった?!」






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