第二の人生、公爵令嬢として頑張りますぅ?

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先生の忠告

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3日間お休みして授業再開した。

「顔色も良いし、表情も以前より良くなったね。そんなに皇太子との婚約白紙は嬉しかった?」

うっ、バレてる(汗)
でも仕方ないじゃない。
アレだよ。
勉強出来てもアホって見本だよ。そんなのと結婚しなくて良くなったら誰でも嬉しいでしょ。

「先生が女性なら皇太子殿下と結婚したいと思いますか?」

「私は皇家に忠実な臣下だよ。」

答えになってないんですけど?

「お義兄さんも追い出されたし、あの馬鹿は監禁だし殿下も今は何も出来ないだろう。これからもっと詰め込んでいくから、体調管理に気をつけてね。」

あれ以上早くするの?!前回は病死で今回は過労死かしら?ハハッ

それから一ヶ月は地獄を見た。勉強、リハビリ、マナー、最後の1週間はダンス。毎日侍女達に入浴後、丹念にマッサージして貰ったから何とかなったけど、棺桶に片足突っ込んでたよ!

「まさか付いてこれるなんてね。凄いよ。」

拍手なんていらない!休みをくれ!!

「先生の指導の賜物ですわ。さすが学院でも優秀と誉れ高いロッゼル伯爵子息様。相手が何だろうと決して・・・手を抜きませんものね!」

私は扇を広げて優雅に笑ってやった。

「そのお蔭で明日からの学園で付け焼刃でもバレないよ。」

嫌味を嫌味で返された!

「サウスリアナ様」

急に真剣な声で私を呼んだ。

「明日から君の敵地とも言える学園に行くんだ。あちらは平民でも皇太子始め高位貴族子息を味方に付けている。
皇太子、君の義兄、馬鹿と3人は居なくなったも同然だが決して油断するな。君の噂を否定してくれる者はいない。まだ敵は多いぞ。」

吃驚した。先生は私の状況を正確に分かってる。
でも私にはリアナの残した遺産がある。日記と神前裁判だ。

「今まではどうか知りませんが、攻撃は最大の防御と言う言葉もあります。やられてばかりではいませんわ。」

強気に笑うと先生は眼を見開いた。

「初めて聞く言葉だが、なるほど、いい言葉だ。」

先生好きですもんね、口撃。

「窮地になったら私に連絡しなさい。少し位なら手助けしよう。神前裁判・・・・もあるのだから。」

ど、どうして知ってるの?!神前裁判あれは絶対口外禁止でしょう!!
私は開いた口をそのままに先生を見つめる。

「上手に使いなさい。神、ノーダムが君に勝利を授けんことを。」

先生が悪辣に笑ってこの国の常套句を口にした。

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