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第一話 消滅
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時は太平洋戦争終盤の一九四五年四月七日、鹿児島県沖、九州南方海域にソレはいた。
大量の炎と黒煙をあげ、大きく傾斜した船、ソレは世界最大と言われた超弩級戦艦大和だった。
しかし、今はもう世界最大の威厳はどこにも無く、鈍い金属音を鳴らしながら、今にでも沈みそうなほど傾斜し続けていた。
そして、爆音と共に煙で船体が見えなくなり、暗い海の底へと沈んで行く...
本来ならばそのシナリオが出来上がり、大日本帝国海軍は大きな損害を被るハズだった。しかし、そのシナリオはどうやら書き換えられてしまったようだ...
突如として大和から爆発とは明らかに違う、白く眩しい光が見えたかと思えば、一瞬にしてその姿を忽然と消したのだ。
その海域には、大和がいた痕跡が完全に消え、真ん中に大きく穴を開けた輪形陣だけが残った。
大量の炎と黒煙をあげ、大きく傾斜した船、ソレは世界最大と言われた超弩級戦艦大和だった。
しかし、今はもう世界最大の威厳はどこにも無く、鈍い金属音を鳴らしながら、今にでも沈みそうなほど傾斜し続けていた。
そして、爆音と共に煙で船体が見えなくなり、暗い海の底へと沈んで行く...
本来ならばそのシナリオが出来上がり、大日本帝国海軍は大きな損害を被るハズだった。しかし、そのシナリオはどうやら書き換えられてしまったようだ...
突如として大和から爆発とは明らかに違う、白く眩しい光が見えたかと思えば、一瞬にしてその姿を忽然と消したのだ。
その海域には、大和がいた痕跡が完全に消え、真ん中に大きく穴を開けた輪形陣だけが残った。
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