私この戦いが終わったら結婚するんだ〜何年も命懸けで働いて仕送りし続けて遂に戦争が終わって帰ってきたら婚約者と妹が不倫をしてて婚約破棄された〜

ターナー

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勇者来訪編

48、勇者の勧誘

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「俺のパーティーに入らないか!!?」

「断ります」

金髪キラキライケメン、超絶有名人の勇者アレックスがいきなり私の家に来たかと思えば、彼のパーティーに誘われる。

「な、なぜ??!!、魔王を倒したとはいえ世界にはまだ悪が栄えている、貴女が力を貸してくれれば心強い!!」

「私は今の生活に満足してます、世界が滅びるっていうなら手を貸しますけど、世界中の人を救うというほど聖人君子ではないので」

「そ、そんな」

勇者パーティーに加入すればかなりの大金をもらえるが、その代わり、厄介な仕事を任される、例えば古代の竜を倒せとか、国一つを滅ぼすゴーレムをなんとかしろとか、無理難題を押し付けられる、誰が好き好んでそんなパーティーに入るか、冗談じゃない。

(………それに、後ろの女性陣からの入るなオーラがすごいいし………)

突き刺さる視線、勇者パーティーは勇者アレックス以外、全員女性だ、おそらくだかアレックスを好いているのだろう、自分が好きな男が必死に勧誘する女なんてそりゃ気分は悪いだろう。

「そ、それなら、魔王を倒したのは俺じゃなく君だという事実を世間に公表しないのは何故ムグッッ」

「あ、あはははは、なにを言ってるんですか勇者様、笑えない冗談はやめてくださいよ!!」

「?」

急いでアレックスの口を塞ぐ私、ま、まずい、魔王を倒したなんて国のお偉さんにしれたら、面倒臭い任務を押し付けられるに決まっている、気を失ったアレックスに手柄を押し付けたので忘れていたが、どうやらアレックスは私が魔王を倒した事を知っているようだ、首を傾げる勇者パーティーのメンバー達、よかった聞かれてないようだ。

「す、すいません、ちょっと勇者様借ります~」

「え?、ちょーーー」

私は急いでアレックスを部屋の外へと連れ出す。

「魔王を倒したのは貴方ということにしてくれませんか?」

「な、なぜ??!!、最高位の勲章をもらえる戦果をなぜ人に譲るんですか??!!」

「……別に誰が倒したかなんてどうでも良いじゃないですか、魔王が倒されて、世界が平和になった……それだけで充分じゃないですか?」

「ど、どうでもいい………」

心底理解できないというふうに疑問をぶつけてくるアレックス、私は適当に返事する、本音の勲章なんかもらっても嬉しくないというのは隠しながら、アレックスは私の言葉に衝撃を受けたのか、呆然と立ち尽くす。

「す、素晴らしい自己犠牲の精神………貴女こそ、勇者を名乗るにふさわしい」

「え?」

「やはり俺の目に狂いはなかった……頼む、俺のパーティーに入ってくれないか?」

「断ります」

「そ、そんな……」

なにを言われても私の返事は変わらない。
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