私この戦いが終わったら結婚するんだ〜何年も命懸けで働いて仕送りし続けて遂に戦争が終わって帰ってきたら婚約者と妹が不倫をしてて婚約破棄された〜

ターナー

文字の大きさ
73 / 75
歌姫の国

73、地下水路

しおりを挟む

「あちゃ~あれは流石に厳しいかな~」

女騎士に勝った後、暴食の罪、ベルゼブブ・ヒュドロニーの力で女騎士の私に関する記憶、これで私の情報が漏れることはないだろう。


急いで国の外へ出る為に門へと向かうが、遠目でもわかるほど、警備が厳重に固められている、簡単には出られそうにない………一応、徳罪歯車起動セフィロギアなどを使えば無理やり突破できそうだが………いくら机上楼閣の愚女エアリス機械仕掛けの有翼幻獣キマキナより燃費が軽いと言っても、連発をすれば悪魔にも私にも負担がかかるのは目に見えている、七大罪と七善徳の力を使う場合はそれぞれの感情を魔力の代わりにエネルギー源にできるらしく、例えばさっきは怒っていたので、憤怒の罪、サタン・ユニースの力を使う場合は消費魔力を多少抑えることができたわけだ。

(……… 場合によっちゃ国外に出ても追手が二人を襲ってるかもしれない………無理やり通るか……)

「ん?、この光、連絡用の水晶玉………」

しかし、チンタラしてるとレクスとミゲルに危険が及ぶかもしれない、無理矢理門をこじ開けようかと思ったその時、鞄が輝く、何かと思えばレクスとの連絡用の水晶玉が光っているようだ、私はすぐさま人気の無い場所へ移動、応答する。

「ーーーあ~もしもし?」

「おお、やっと出てくれたかイヴ」

「レクス、貴方達はもう国の外に出てるの?」

「いや、警備が厳しくてな、我一人ならまだしもミゲルと一緒になると乱暴な作戦はできなくて、まだ街中におる」

「それって大丈夫なの?、悠長に連絡なんかして」

「それがな、大丈夫なのだ、そう簡単に見つからない場所を発見したからな!!!」

「へぇ、どこなの?」

「地下水路だ」

「なるほど」

………とりあえず、レクスの誘導に従い、二人のいる場所に移動する私。

「ここを右っと……お、いたいた」

「イヴ!!」

「怪我はしてないみたいだね」

「それはこっちの台詞だ!!」

地下水路はかなり複雑に入り組んでおり、確かに身を潜めるにはもってこいの場所だった、薄暗い道を慎重に進んでいき、角を曲がったところに二人はいた。

「あ、あの騎士は……どうしたんですか?」

「なんかムカつくからぶっ飛ばした」

「ぶっ飛ばしたって、た、倒したってことですか?」

「うん」

(………確かあの女騎士は上級騎士のはず………この人一体………)

ミゲルも無事なようで一安心、何か彼が呆気に取られているような気がするが、気のせいだろう。

「さて、それじゃあこれからの事を決めようか」

「うむ……ほとぼりが冷めるまでここに潜伏するか?」

「現状それが一番リスクが低い、まぁ、あんまり長いようなら、数日休めば完全回復できるし、無理やり門こじ開けて外に出ちゃうのもありだね」

「イヴの火力ならばそれも可能か……しかしあんまり派手にやり過ぎると外へ出たとしてもしつこく追われそうだぞ?」

「だよねぇ~、だからそれは最終手段、基本はほとぼりが冷めるまでここに潜伏、我慢比べってところか」

今後のプランを練っていく私達。
しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです

白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。 ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。 「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」 ある日、アリシアは見てしまう。 夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを! 「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」 「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」 夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。 自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。 ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。 ※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。

白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

兄を溺愛する母に捨てられたので私は家族を捨てる事にします!

ユウ
恋愛
幼い頃から兄を溺愛する母。 自由奔放で独身貴族を貫いていた兄がようやく結婚を決めた。 しかし、兄の結婚で全てが崩壊する事になった。 「今すぐこの邸から出て行ってくれる?遺産相続も放棄して」 「は?」 母の我儘に振り回され同居し世話をして来たのに理不尽な理由で邸から追い出されることになったマリーは自分勝手な母に愛想が尽きた。 「もう縁を切ろう」 「マリー」 家族は夫だけだと思い領地を離れることにしたそんな中。 義母から同居を願い出られることになり、マリー達は義母の元に身を寄せることになった。 対するマリーの母は念願の新生活と思いきや、思ったように進まず新たな嫁はびっくり箱のような人物で生活にも支障が起きた事でマリーを呼び戻そうとするも。 「無理ですわ。王都から領地まで遠すぎます」 都合の良い時だけ利用する母に愛情はない。 「お兄様にお任せします」 実母よりも大事にしてくれる義母と夫を優先しすることにしたのだった。

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。

にのまえ
恋愛
リルガルド国。公爵令嬢リイーヤ・ロイアルは令嬢ながら、剣に明け暮れていた。 父に頼まれて参加をした王女のデビュタントの舞踏会で、伯爵家コール・デトロイトと知り合い恋に落ちる。 恋に浮かれて、剣を捨た。 コールと結婚をして初夜を迎えた。 リイーヤはナイトドレスを身に付け、鼓動を高鳴らせて旦那様を待っていた。しかし寝室に訪れた旦那から出た言葉は「私は君を抱くことはない」「私には心から愛する人がいる」だった。 ショックを受けて、旦那には愛してもられないと知る。しかし離縁したくてもリルガルド国では離縁は許されない。しかしリイーヤは二年待ち子供がいなければ離縁できると知る。 結婚二周年の食事の席で、旦那は義理両親にリイーヤに子供ができたと言い出した。それに反論して自分は生娘だと医師の診断書を見せる。 混乱した食堂を後にして、リイーヤは馬に乗り伯爵家から出て行き国境を越え違う国へと向かう。 もし、次があるのなら優しい人と恋がしたいと…… お読みいただき、ありがとうございます。 エブリスタで四月に『完結』した話に差し替えいたいと思っております。内容はさほど、変わっておりません。 それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。

処理中です...