私は魔女ですから〜魔王討伐後、家に帰ってきたら貯金全部を使い込んだ妹と婚約者が不倫をしていて、婚約破棄された〜

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即ざまぁ編

8、噛み合わない(ざまぁ)

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「ーーーーそれで、こっちが剣士アレス」

「あ、アレスです……」

「へぇ~、貴方が魔王にトドメを刺した剣士ですか」

グリル、リリィ、シリウスに私の仲間達を紹介しおえる、適当に雑談する私達。

「いやぁ、たった数年見ないだけで立派に成長したみたいで、噂は聞いているよ」

「いえいえ、そんな大したことありませんよ」

「元気そうでよかった」

「栄養はちゃんと摂っているの?」

「大丈夫ですよ、ちゃんと毎日食べてますよ」

久しぶりの再会、適当に雑談する私達、よかった、どうやらイオスとエミリーとリリィやシリウス、グリルさんは昔と同じようだ、ずっと魔族との命のやり取りをしていた私にとって二、三年ぶりの家族や親戚の楽しい雑談は暖かく、身に沁みた、久しぶりに心休まる気がした。

「それじゃあ早速で悪いが、結婚式の日取りでも決めようか?」

「はい?」

「おいおいレオス、少し気が早すぎるんじゃないか?、マリアは帰ってきてまだ二、三日なんだぞ?、マリアだって返答に困ってるじゃないか」

「これは失敬、ですが、魔王を倒し、国の、いや、世界の英雄たる彼女の結婚式は世界中の人が気になっておるからな、私の好奇心を笑ってくれるな」

「もう、アナタったら言い過ぎよ」

「あ、ああすまんすまん」

「「「ハハハハハハ」」」

結婚式がどうの言ってくるグリルさんに目が点になる私、リリィとシリウスも私が結婚することは確定事項という調子で話している、心底楽しそうに笑う三人、私と仲間達だけ蚊帳の外の……いや、さっきから一言も喋らず顔を青くしているイオスとエミリーがいるので私達だけというのは違うか。

「いや、あの、結婚式って、私の結婚相手は誰なんですか?」

「うん?、何言ってる、君の婚約者で私の息子、イオス以外いないだろ?」

「どうしたんだマリア?」

「やっぱり魔王退治から帰ったばかりで疲れが溜まっているのかしら?」

もしかしたら急遽新しい婚約者でも決まったのかと、暗に探りを入れるも、やはりイオスと結婚するという前提で話をしているらいし、イオスとエミリーをチラ見するとただただ顔を青ざめている、ああ、こいつらまだ話してなかったのか、話の噛み合わなさに少し納得する私。

「えっと、私、イオスとは結婚しませんよ?」

「「「は?」」」

グリルさんに少し悪い気もしながら、ちゃんと事実を伝える私、シリウスとリリィ、グリルさんは異口同音で間抜けな声を出す。

「す、すまん、もう一度言ってくれないか?」

「いや、ですからイオスとは結婚できませんよ?」

「な、何故です??!!!何かウチの息子が粗相したのですか???!!!」

「粗相も何も、私が帰ったその日、家で妹と不倫してて、その後、魔女と結婚なんか出来ないって彼に婚約破棄されました、妹とキスをしながら………」

「な、ナナナナ、い、今の話は本当のなのかイオス…………」

「い、いや、ち、違うんだ父さん……か、彼女は勘違(こうなったらマリアに罪を擦りつけて)ーーーーーー」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「マリア、君との婚約は破棄させてもらう、何故なら七罪武具なんて穢らわしいものを管理していた魔女なんか信用できないし、一族の族長、聖女の称号もエミリーが受け継ぐらしいからね」

「ごめんね~お姉ちゃん~イオスさんと一族の族長の座とイオスさんの両方取っちゃって~」

「じゃあさっきの続きをしようか……」

「やん、えっち~♡♡」

「「んんっっ……」」

「ーーーーーーッッッッッッ!!!!!!」

婚約破棄をしたイオスは私の目の前で、私の家のベットで、エミリーと口づけをかわす、瞬間、私は部屋を飛び出した、そのまま蹴破るように玄関を飛び出す。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「私がどこをどう勘違いしたのか、説明してくれるとありがたいですね、イオス」


「な、な、な」

「これは一体どういう事だ、イオス、キサマ、貴族同士の婚約をなんと心得る」

私は後々すっとぼけられても困るので密かに一部始終を魔道具で撮影していた、嘘をついてると分かった時から撮影していた映像を全員に見せると、イオスは金魚みたいに口をパクパクさせる、憤慨するグリルさん。

「そ、それじゃあ私はこれで失礼ーーーー」

「どこに行くつもりなの、エミリー?」

「きっちり説明してもらうぞ」

妹がそそくさと逃げようとするも、リリィがそれを許さない、肩を掴み引き止める、ミシミシと音が聞こえてくる、顔は笑っているが全く笑っていないリリィとシリウスは妹へと詰め寄る。

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