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即ざまぁ編
7、何を言い出すかと思えば(ざまぁ)
しおりを挟む「それで、今更何のようですか?」
「「い、いや、その」」
アレスの家で一夜を明かした後、仲間達と次は私を誰の家に泊めるか雑談しながら外を歩いてると、元婚約者と妹に話をかけられる、もしかしたら重要な用事なのかもしれない、正直関わり合いになりたくないが、イオスの親父さんや私の一族に迷惑かけたくないし、丁度目に入った喫茶店に入る。
「何にもないなら失礼します、いきましょう皆さん」
「ーーーま、まってくれ!!!」
「手短にすませてください」
いつまで経っても口を開くことを拒む二人に苛ついた私は仲間と共に席を立とうとする、すぐに呼び止められ、言いたい事は早く言ってほしいと言う。
「ぼ、僕とやり直さないか!!!」
「………私を馬鹿にしてますか?」
「だ、だから僕とまた婚約しないか??!(まさか勲章クラスのすごい戦果を上げてるなんて……なんとかだまくらかしてもう一度婚約して甘い汁を吸ってやる!!)」
「…………断ります、私は魔女ですから」
不意にふざけたことを言い出すイオス、『審眼』のおかげでイオスの心の声が丸見えだ、皮肉たっぷりに断る私。
「ーーそ、そんな、そこをなんとか僕と結婚してくれとーーーーーーッッッッッ」
破棄した婚約をもう一度結びたいと言ってくる、三回目の発言の瞬間、仏の顔は三度までと言わんばかりにアレスがイオスの首に剣を突きつける。
「良い加減にしろ………お前の粗末なものを叩っ斬るぞ……」
「ヒッッッ」
ドスをきかせた声でイオスに囁くアレス。
「さてと、エミリーの方はなんの用でしょうか?」
「アンタ族長を辞退しなさい!!!」
「はい?」
次は妹へと矛先をうつす、そうするとヒステリック気味に訳のわからない事を叫ぶ。
「本当に理解力がないわね!!!、私の方が聖女に相応しいの!!これはもう決定事項なの!!!」
「それならなんで司祭様と神父様は貴方を聖女に選ばなかったのですか?」
「ーーーッッッ、そ、それは……勘違いしてるのッッッッッ!!!!私を過小評価してるのよッッッッッ!!!!!!ms五ぱmぽい絵r非ペイh時0qj30jhy0jqw350j0bsdj〇位jh〇位w358j80yjh0ksみ0bdjt08hjq80j0gじゃいsgt5q3jh08hng80hj058yjhw083jyhw80jh80hjw580ghw08sht50wy48hy80whsん義応援クォ位0っg日q0w4hん日0hg氏0お英0音兵0おwん日bmsぢおみgpthwみ0ht0njmし0rhん0jrそp、ぽmティオ0えrwyhじ0おwm塩明t0h035jhy09wjs0いjkg」
どうやら一族の族長を降りろという話らしい、冷や水をかけるが如く、正論を浴びせる私、尚もヒステリック気味に騒ぐ妹、後半の方は何を言ってるのかわからないレベルの奇声をあげている。
「大方、貴女の薄汚い本性が普段の生活で滲み出てしまってるんでしょうね、それに私が旅に出る時、魔王討伐を成功させ、帰還したものに優先的に聖女になる権利があるって言われてたでしょうに、貴女それも聞いてなかったのですか?」
「ぐ、ぐぬぬぬ」
妹に懇切丁寧に説明してやるも未だ納得できないようで低く唸っている、いや、私にキレられても困ります。
「まぁ、別に私は家を継ぐ事なんか興味ないんですけどね」
「ーーーそ、それじゃあ!!!?」
「でも、貴女みたいな姉の婚約者寝とるような人に聖女なんかやらせたら碌なことになりませんからね、私が族長になるしか無いですね」
「ーーーこ、このクソアーーーーーーッッッッッ??!!!!!」
「……家で寝っ転がってた貴女が私に勝てる訳ないでしょう?」
一瞬だけ希望をチラつかせると速攻で食いついてくる妹、だが、彼女なんかに一族のリーダーを任せたら大変な事になると言うと妹は品性のかけらもないチンピラのような暴言を吐きながら私に襲いかかってくるが、難なく避けて魔弾を待機させた杖を突きつける。
「それで、話ってそれだけですか?」
「た、頼む!!!やり直させてくれ!!!(何で謝ってるのに許してくれないんだこのクソアマ!!)」
「……あれだけの事をして謝れば済むと思っている人ととやり直すなんて無理です」
「お、お姉ちゃん!!!、たった一人の妹の頼みを聞いてくれないの!!!(媚びれば甘さを見せるはず!!、このクソババアあまちゃんだから!!!)」
「………いくら媚びても無駄ですよエミリー、もう貴女達には愛想がつきました……」
取り敢えず少し力の差を見せつけた後、席に座らせると二人とも媚びるような態度をしだす、なんだ、これは新手の煽りなのだろうか、本音の方に嫌味たっぷりに返答する私。
「ーーーマリアさん、ですよね?」
「あ、グリルさん、お久しぶりです」
喫茶店のオープンスペースで話しているとイオスの父親、グリルさんに話しかけられる。
「ん?、おお、イオスにエミリーさんもいるじゃないか、これは丁度いいですな、お二方」
「そうですね」
「よく魔王を倒し、無事に帰ってきてくれた」
「ユリウスさん、リリィさん、た、ただいま」
そこにいるのはレオスさんだけではなかった、母と父は小さい頃に死んでしまい、一族の中で、育ての親がわりの二人、ユリウスとリリィもいた、二人は心底嬉しそうに声をかけてくる、返事をしつつも照れ臭く、頬をかく私。
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