ガチホモ悪役令嬢に転生する

てんてん

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合法ロリ悪役令嬢に需要はあるのか

彼女と帰り道

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道すがら、拾った木の実を籠に入れて、森の奥へてくてく入って行く。

鼻歌を歌いながら、そんな作業をしていると、周りを暗闇が覆い始め、気がついたら月が出ていた。

ちょっと怖いので、妖精眼を起動させる

視界が変わり、そこらじゅうから淡い光の世界に変わる。蛍みたいに飛び交うのは妖精達だ、俺の歌が気に入ってくれたのか、周りをくるくる回ってる子もいる。

そんな様子に、思わず顔が綻んでしまう
お客さんに、喜んで貰えるのは、今も昔も至上の喜びだ

魔力で羽を創り、ゆっくり飛び上がる
上から森を見回し、木の少ない所に、さっき拾った木の実を落とす。

月が綺麗なので、今夜歌うのは有名な「私を月に連れてって」な歌

そこから、歌いたい歌を歌いながら、森の上をゆっくり飛ぶ、眼下で木々の光が少し強くなる。美しい光景だ、ちょっと得した気分になる。

そのまま、歌いながら空を飛び、自分の家まで帰った。




家の中に入ると、マルガレーテ様が出迎えてくれた

「おかえり、こんな暗くなるまで帰って来ないから、心配しちゃったよ。」

この世界の暗闇は本当に暗い、目を閉じても開けても、視界が真っ黒で、最初めっちゃビビった、マルガレーテ様が心配するのも、無理はない。

「あ~、申し訳ない。ちょっとお勤めしてきたの。」

と、彼女に説明する

「この前、森で伐採があってさ、そこに新しい木を生やしてきたの。」

森や樹が減るのは、エルフにとって死活問題だ、あと、木が減ると地盤が緩み、土砂崩れの原因にもなる。
んでもって 、歌いながらやると植物の成長が早いのだ。

人目につかない様に、そして飛行練習も兼ねて、夜にちまちまそういう事をしている。
お陰で最近は、ちゃんとティンカーベルみたいに飛べるよ!歌と飛ぶのの練習になって 、一石二鳥なんだ!

えっへん!と胸をはる俺に、マルガレーテ様は

「…歌いながら飛んでる幼女って、傍からみたら、只の怪談なんだけど…。」

とか言いやがった、解るけど!確かにそうだけど!悪い事してないやん?!

「魔物に間違われて、討伐されない様に、くれぐれも気をつけて。」

と、ガチな顔で心配された…解せぬ。

「でも、もっと飛べる様になったら、こっそりマルガレーテ様の所にも遊びに行けるよ!」

利点はある!とそう言い返したが

「それは俺も嬉しいけど、だったら尚更気をつけて、…お願いだから。」

沈痛な面持ちで、そう言われたら素直に頷くしかない。

しかもマルガレーテ様、晩御飯の席でそれを両親に話しやがった!

お父様は目をキラキラさせて

「領地の事を、そこまで考えてくれていたなんて…。」

と、お父様は感動しきりで目元を拭い、お母様は

「え?木が増えたら、アルフォンス嬉しいの?」

って聞いてきた、そうだけどそうじゃないんだよなぁ!!

「…お母様…私が増やしているのは、切られた分だけです。増やし過ぎると、魔獣も増えて、お父様が忙しくなってしまいますよ?。」

そう言ったら「じゃあ、お母様はやーらない。」って言ってくれた。
良かった良かった、お母様はやる事が大雑把なので 、もしも生態系崩れたら、シャレにならねぇ。


そして夜、私の部屋

「マルガレーテ様、ひどいよ~。恥ずかしかった!」

と言ったら

「何言ってんだ、親子の間でも事故に繋がりそうなら、報・連・相は必須だろ。」

確かにそうかもだけど、正論で殴るのやめてぇ

「…心配なんだよ?」

と、真剣な顔で言われた、止めてくれ惚れてまうやろ。だが、悔しいので

「そういうマルガレーテ様は、従者君とちゃんとお話した?」

と聞いたったら、目を泳がせて「…ああ、まぁ、うん。」と言うが、これちゃんとお話出来てないな?
ちょっと胡乱な目付きになった俺に

「いや、だってさぁ!"昔のお嬢様と違う"って言われたって"そうだよ"とは言えないじゃん?!」

ああ 、まぁ、確かに

「何か…余計な事しちゃったみたいで…ごめんなさい。」

要らないお世話をしちゃったみたいで、ちょっと落ち込んだが

「いや、でもあの子の気持ちが解ったのはありがたい、知らないで何か起こったら、目も当てられないし。」

だから、気持ちはありがたかったよ。

そう言いながら、頭を撫でてくれる手は優しかった、相変わらずの包容力である。

「それで、結局どうにかなりそう?」

って聞いたら、マルガレーテ様はにっこり笑って

「傷物になった挙句、婚約解消されたのをいつまでもグダグダ気にやんでたら、君は満足なのか?って聞いたら、黙ったよぉ~。」

笑顔でオーバーキル!


「辛辣が過ぎる!もうちょっと優しくしてあげて!」

 やっぱアンタ、何か別のフラグ建ててねぇか?!

「だってぇ、話してたら何かイラッと来ちゃってさぁ。」

気持ちは解るよ?解るけどさ、命大事に!



翌朝起きて来た従者君は、この世の絶望全部背負った様な顔してた…。
ヤバくない?!ねぇ!これ、また俺刺されるんじゃない?!

ビクビクしながら

「大丈夫?余計なアドバイスしちゃってごめんね?」

って言ったら

「…いえ、こちらこそ…すみません。」

かなり萎びた風情で、言われちゃった
生きて、超生きて


因みにマルガレーテ様は、俺が作った朝飯モリモリ食べてた。

神経ステンレスかな?!
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