ガチホモ悪役令嬢に転生する

てんてん

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第三部 そして動き始める

晩御飯と知った真実

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俺と、マルガレーテ様の米騒動からしばらくして、フロルちゃんがお米のお裾分けをしてくれた。

お礼と言ってはなんだけど、次に一緒に注文して貰う為の代金を多めに支払い

親睦もかねて、晩御飯に招待した。

貰ったお米で、早速ドリアを作ったら喜んでくれて

「ウィルミナたんの手料理ーっっ!」

…ちょっと、方向性が違うけど
うん、まぁ、喜んでくれてた。

食事をしながら、いままでに見つけた食材や、他の国の話とかを聞かせて貰い

俺達も、自分の領地で見つけたモノや、どんなものを作ったかとか話をした。

「でもまさか、フロルちゃんが冒険者になってるとは思わなかった。」

今更だがそう言うと

「いや、学園に入るまでに、自分の体力とか魔力の底上げしておきたかったんで。」

聞けば、子供の頃魔力を発現した後に、お父さんに鍛えて貰ったらしい。

魔獣の事故で、片腕を無くしてしまい、冒険者を辞めざるを得なかったんだそうだ

「でも、今は村の子供達に冒険者の基礎知識や、読み書きを、教えたりしています。」

結構楽しそうにやってます、生きててなんぼってもんですよね、フロルちゃんはそう言って笑った。

だよね、死んじゃったらなんも出来ん

「そういえば、聞き損ねてたんだけど、フロルちゃんは、ゲームをどこまでやり込んでたの?」

俺達、実は殆どゲームの内容知らないんだよね。と、マルガレーテ様が切り出した

するとフロルちゃんは

「マジすか。」

ぽかんとした顔で、そう呟いた

「あ、でもゲーム本来のウィルミナじゃ無いから…。」

と、何かぶつぶつ呟いていたが顔をあげると、これは原作の話なんですが、そう前置きして話出した

「俺はかなりやり込んで、公式のイベントや、出版された設定本も読んでました。」

ウィルミナの救済ルートを探して、公式から本が出るまで何周もしたらしい。

「で、まとめサイトとかも漁りまくってたんですが…。」

その中での考察や、公式本で解った事があったと、俺達に教えてくれた。
今度は俺等が、ぽかんとする番だった

「…え?そんな設定だったの?」

主人公どころかいずれ世界が、デットオアアライブだったんです?

タイトル聞いた時に
何をさして「under.the.ROSE」
なんだろう?って疑問だったけど
えええ…。

「でも、"こっち"は、ウィルミナの性格が違うし、フォルカ様と婚約もしてないし、他の攻略対象とも交流は無いから…。」

大丈夫、なのか?と、マルガレーテ様がうーんと考えながら言う。

「そうですね、とにかく"人を嫌悪してる"ウィルミナが封印されていなければ、大丈夫だと思います。」

フロルちゃんもそう言って頷いた。

あ!解決策は結構シンプルなのね!

「人に嫌悪感持つとか、俺の性格的に大丈夫だと思うよ、俺、嫌な事があっても基本、鬱になるより怒る方に行くし、誰かにイラついても、小出しに本人に言うし。」

「周りの環境が悪くなったら、とっとと逃げるし。」

「美味いもの食べて一晩寝れば、大体の事はどうでも良くなるので、溜め込まないっス!そこまで真面目じゃないww」

小市民ですから!そう言うと

「君ってそういう子だよねぇ。」

と、マルガレーテ様が笑った。

「生前のダチにも"アンタ鬱っ気無いから側にいると凄い気楽"って言われてましたww」

そう言って胸をはる

まぁ結局、当初の目的通り攻略対象達と関わらずに、生き残れば良いのね。おk把握

「…でもそれなら、マジで学園中退して領地に帰った方がフラグ回避確実のかな?」

うーんと考えて、呟くと

「それは、最終手段と考えて、学園は卒業出来る様に頑張ろうね?学歴はあって損じゃ無いよ?」

と、二人に却下された、あっハイ

そうですね!今の所俺達全員、攻略対象との恋愛フラグ皆無ですから、このまま行けば大丈夫ですよね!

学べる時に学ぶのは、大切ですよねハイ
元公務員達の意見が重いわ…。



とりあえずこのまま、現状維持と決まり
お片付けして、はーやれやれと、寝床に着いた。




「ねぇ、これ凄く熱いんだけど。」

開口一発、文句を言われた

テーブルの上には、今日の夕食に食べたドリアがある、良く見ると皿も同じ物だった


「最初は、スプーンで掬ってから、ふーふーして冷まさなきゃ熱いよ、舌は大丈夫?」

そう言うと「…ふん。」と、言いながら
アイスティーを飲んでいる

こっちは、以前作ったやつだ

「紅茶が冷たいのも、変な感じ。」

ああね、現代でも外国の人が日本に来て
アイスティーとかアイスコーヒー見て、びっくりするらしいからね。

そう思いながら、周りを見回す
相変わらずの灰色の世界だ,続けて同じ夢を見るのは初めてだ。

文句を言いながら、はふはふ食べてる
彼女?は、これまた変わらず真っ白で、顔も年齢も解らない。

「……ねぇ。」

彼女を観察していたら、声をかけられた

「本当に、美味しいモノを食べて一晩寝れば、嫌な事を忘れる事が出来るの?」


迷子の様な声で、彼女は質問してきた。
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