ダンジョンブレイクお爺ちゃんズ★

双葉 鳴

文字の大きさ
31 / 45
町おこしイベント

お土産

しおりを挟む
 家に帰り、キャディを椅子に座らせるミッションを終えると、その場で足をワタワタさせるキャディに由香里が声をかける。


「あら、今度は芽が生えたのね。色も緑に変わって脚もすっかり鳥類になっちゃって」

「ペンギンがいたからね。それを参考にした様だ」

「あれ、確か今日は寺井さんのところに行くって言わなかったっけ? あそこは確かオオカミが出るって聞くわ」

「大事な時期だから部外者は門前払いされたよ。私も関係者のつもりでいたのにね」

「きっとお父さんに内緒の企画なのよ。お父さん、それ以上のものすぐ見つけてくるから」


 由香里がキャディを撫でた後、台所へと夕食の支度の続きをしに行った。


「あ、お爺ちゃんおかえり! キャディも色が変わった?」

「くぇ!」

「後で抱っこさせてね!」

「その前に手洗いだ。私もお供しよう」

「もう、お父さんたら。昔の風習を引っ張り出してきちゃって」

「そうかな?」


 昔の、と言われてそうだったかなと眉根を顰める。
 世界にダンジョンが現れて、人々がリアルに適応した。
 様々なウィルスに怯えてきた人類はもういない。
 率先してあたらしい世界に順応しているという。


「でもそれを実行してきて今がある。これを許して仕舞えば際限なく他の要因も認めることになってしまうよ?」


 そう諭すと好きにしたら、と言われたので好きにする。
 孫の美咲と手洗い、うがいを済ませてリビングへ。
 キャディは今日もテレビに夢中だ。
 子供向け番組の醜いアヒルの子のアニメに興味を示している。
 君、アヒルどころじゃないよと突っ込むのは流石に野暮だろう。

 自室に行って着替えてきた孫がキャディに抱きつき、そこで背中からぴょこんと生やした芽を確認する。


「お爺ちゃーん、キャディの背中に何か生えてる!」

「今日生えたんだ。三回目の孵化を終えてね。以前生えてた獣系の足もすっかり変わってしまったよ」

「あ、ほんとだ! 掲示板に載ってた情報と違うねー」


 掲示板、と聞いて今どんな情報が出ているのか気になった。
 私の方でも流したが、世間ではどんな噂に着目してるかさっぱりだったんだよね。


「ふふ、キャディが全国デビューしてる」


 くすくすと笑う孫の様子に、いつ全国デビューしたのか尋ねると。


「これ、お爺ちゃんとキャディだよね?」


 そう言って端末のスクリーンを差し向けた。
 ああ、帰りの電車でやたらキャディを見てたのはこれか。
 珍獣発見! その正体に迫る! だなんてドキュメンタリー風のお題と寄せられたコメントを引用して様々な妄想が掻き立てられている。
 そのうちコメンテーターまで着きそうなその道の自称プロが出張ってきて面白いことになっていた。


「世の中には暇な人がいるもんだね」

「娯楽に飢えてるからだろうね」

「私の時代から見たら今の時代はパラダイスに溢れてるのに?」

「私の時代だと有って当たり前だから、ない状態が考えられないかなー?」


 これが世代の差か、と考えさせられる。


「あ、お義父さんおかえりでしたか。由香里、お土産だ」


 リアルの玄関から秋人君が帰ってくる。
 彼がこっちから帰ってくるのはそう滅多にない。
 第二世代の病弱筆頭がこの世代だからね。うちの娘は適正があったが、秋人君はその兆候が顕著だった。VR世界を一番渇望していたと言っても過言ではない。そんな秋人君がリアルで活動していると知って感慨深い。


「あら、この時期に筍ですか?」


 まだ春先に突入したばかりで筍? いや、時期的に早いが旬ではあるね。しかも水煮になっている。


「例のダンジョンの出土品だ。僕の錬金術で料理しようと買ってきたんだけど、あんまり上手くいかなくてね。きっとこれはこれ以上加工できないと踏んでお土産に持ってきた」

「ここから先は主婦の出番ってわけね?」

「頼めるかい?」

「任せて、久しぶりに一から作ってみるわね」


 今の冷凍食品技術はそこら辺のプロ顔負けの料理がレンジで温めるだけで食べてしまえるからね。だから一から作るのは手間、という理念がこのご時世の総意になりつつある。
 なので一から作るというのは家族からそれなりに腕前を認められてなければ止められるものだが、妻直伝の料理の腕は上達の一方であるとお墨付き。
 今からメニューを作り直しよー、と困った様なそぶりを見せるが、その目だけはワクワクに満ちていた。

 今夜は筍ご飯が食べれるぞ、そう思うと私もワクワクとした気持ちになる。


「私、速度の筍でお願い」

「僕は魔の筍ね」

「任せて。お父さんはどれにする?」


 どれ、と聞かれてまるで知ってて当然でしょみたいな空気に抵抗する様に質問をする。


「ごめん、君たちが一体何について語っているのかわからない。筍は筍でしょ? 何が違うの?」


 何がどう違うの、と尋ねたら「ああ、自分以外の情報には疎いんだった」という顔をされた。酷くない?


「くわー」


 ほら、キャディも酷いって言ってる。
 ちなみにキャディの言ってる言葉はダンジョン以外で聴くことはできないのでそう思ってくれてるといいな、という思い込みだ。
 私のキャディなら、多分庇ってくれる……はず!
 

「だめよー、キャディ。お爺ちゃんを甘やかしちゃ」

「くわー」


 孫の美咲がキャディをギュッと握り、キャディは明日をバタバタさせた。
 可愛い、和む。じゃなくて!


「説明をお願い」

「先ほど秋人さんが言った様に、この筍はプレイヤー、もとい私たちの身体スペックを強化するバフアイテムなの。今はゴールド筍ライセンスを持つAXSHというライバーが一大勢力を持つのよ」

「僕はその公式と協賛して試供品をいくつかもらってきたわけだね」

「協賛というとこっちのアイテムも何個か卸したり?」

「試供品という体でね。ちなみにこれも試供品。一切の手を加えずにここまでの加工はこの真空パックにも別の効果があるんじゃないかと僕は踏んでいます」

「なるほどねぇ、餅は餅屋という事か。それで筍の効能は?」

「一つは力の筍、一つは魔の筍、最後に速度の筍」

「力と速度はわかるけど、魔というのは?」

「手のひらからエネルギー弾を放てる! というのが今最も勢いを増してる勢力ですね」

「効果はわかった。秋人君は手のひらからエネルギー弾を放ちたいのかい?」

「それについての研究を進めています」

「美咲はわかりやすいくらいにVRと同じビルドだねぇ、速度を上げすぎて逆にデメリットにならなきゃいいけど」

「だから私もキャディの様な相棒が欲しいの!」


 つまり今度の休みの日にはエッグダンジョンに連れて行くことが確定した訳か。回転氏にはアカウントバレしてるし、孫も芋蔓式でバレそうだな。


「分かった分かった。では私は……」


 好みの筍をチョイスして、夕食を迎える。
 出てきたのはそれぞれがチョイスした筍ご飯。炊き立ての批判に混ぜるだけ、というお手軽さで今日のメインを飾る。
 おかずは一口サイズの煮込みハンバーグと、グラタンがついた。汁物はコンソメスープ。そこにサラダと完全に洋食なのにご飯だけが和食と浮き立っている。
 後から一品付け足すとこの様な悲劇が起きるのだな、という様相を醸し出していた。

 でもそれはそれとして美味しい。冷凍食品とは偉大なのだ。これは手作りの食品がおちぶれるのもわかるというものだ。妻は悲しがってたけどね。その分、VRで思う様発信してるが。

 食事を終えて、それぞれの体調の変化を見守る。
 私の前で反復横跳びをする孫が「どう、早くなった?」と聞いてくる。
 私とキャディは当たり障りのない返事をして彼女が傷つかない言葉を投げかける。まぁ、食べてすぐに効果が出るもんでもないからね。


「秋人君、どう? エネルギー弾でそう?」

「うんともすんとも言いませんね。試供品一個程度でどうにかなるわけではないのか」

「私もだ」

「お義父さんも魔の筍を選んでたんですね。どうしてまた?」

「壁を掘り出しすぎても芸がないと思ってね。手元から無限に出せるボール状のものを探していた」

「パタークラブのままで戦おうとしないでください! 他にもっと戦い方があるでしょうに」

「これがまた手に馴染むんだからしょうがない。欽治さんに誘われて始めた私だけど、案外性に合ってた様に思う。だからエネルギー弾の方もぜひモノにしたい。こっちの武器は撃ったら打ちっぱなしで緊急時には何もできないからね」

「なるほど、つまりエネルギー弾は緊急回避の為の措置だと?」

「いや、普通に不意打ちを打たれた時の迎撃用。壁を掘らせてもらえない場合を考慮しての第二の武器、切り札かな」


 なんだか秋人君が疲れた様な顔をしてしまった。
 写真も使いたいけどね。どうにも太陽光や電気の系統を受け付けない仕様だからダンジョンで役に立ちそうじゃないんだよ。
 そろそろ割り切って欲しいよね。

 そして次の週末まで暇だ。
 翌日、私は孫や秋人君が夢中になる筍の出土品に興味を惹かれて件のダンジョンへと明日を向けることにした。電車の中で注目を浴びるキャディは、隠すだけ無駄だろうと私の席の横に置いた。
 より注目を浴びたが「逆に可愛いでしょ」と迫ったらドン引きされた。
 このかわいさがわからないなんて可哀想な人たちだ。

 インタビューの様な質問は筍ダンジョンの最寄駅に到着するまで続いた。
 そんなに気になるのなら自分もテイマーになればいいのにね。
しおりを挟む
感想 128

あなたにおすすめの小説

《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う

なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。 スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、 ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。 弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、 満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。 そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは―― 拾ってきた野良の黒猫“クロ”。 だが命の灯が消えかけた夜、 その黒猫は正体を現す。 クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在―― しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。 力を失われ、語ることすら封じられたクロは、 復讐を果たすための契約者を探していた。 クロは瀕死のソラと契約し、 彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。 唯一のスキル《アイテムボックス》。 そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、 弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。 だがその裏で、 クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、 復讐の道を静かに歩み始めていた。 これは―― “最弱”と“最凶”が手を取り合い、 未来をやり直す物語

悪役皇子、ざまぁされたので反省する ~ 馬鹿は死ななきゃ治らないって… 一度、死んだからな、同じ轍(てつ)は踏まんよ ~

shiba
ファンタジー
魂だけの存在となり、邯鄲(かんたん)の夢にて 無名の英雄 愛を知らぬ商人 気狂いの賢者など 様々な英霊達の人生を追体験した凡愚な皇子は自身の無能さを痛感する。 それゆえに悪徳貴族の嫡男に生まれ変わった後、謎の強迫観念に背中を押されるまま 幼い頃から努力を積み上げていた彼は、図らずも超越者への道を歩み出す。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

処理中です...