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町おこしイベント
筍ダンジョン①
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駅を降りると、筍の良い匂いが鼻腔をくすぐる。
駅前の商店街ではすっかり筍ダンジョンで町おこしをしていた。
桜町での町おこしより先立ってやっている点は頭のいい人がバックにいるな、と思った。
「くわっ!」
キャディが周囲を見渡してソワソワする。
なに、君も食べたかったの?
「ダンジョンの帰りに買おうか?」
「くわー」
嬉しそうにぴょんぴょん跳ねた。
周囲からの視線は見慣れたモノだ。
今現在、背中の芽が目立つだろうという事でスカーフを纏っているキャディ。
風がたなびくたびにチラチラ中身が見えるけど、卵が二足歩行で歩いてることの方が思考を停止させるので、そこまでスカーフに注目されてはいなかった。
まぁどっちでもいいか。
商店街のいい匂いを無視して、目的のダンジョンへと向かうとそこはイベント会場の如き盛況さを見せていた。
多くの探索者が平鍬を持ち、今が旬の筍を掘りにきたと言わんばかりだ。
まるでそれ以外の探索者の方が浮いているという始末で有る。
詳しそうな人に話を聞けば、このダンジョンはたけのこモンスターしか居らず、安全に掘り起こすことが出来れば攻撃で来ずに完封できるらしい。ちょっとしたお小遣い稼ぎから、水煮のパックが落ちなかった人向けの炊き出しまで行っていた。
水煮のパックはこのダンジョン一の売り出し品。
詳しく聞けば、ダンジョン内で食べないと効果を発揮しないそうだ。
どうりでおうちで食べても効果ないわけだよ。
受付でゼッケンを貰い、順番が回ってくるまでソファに座ってここのダンジョンに詳しそうな人に話を振った。
「こんにちわ、少しお話いいですか?」
「どうぞどうぞ、ここは初めてですか?」
「はい。娘婿から噂を聞いて、じゃあちょっと腕試しにでもと」
「分かります。私も探索者とは違いますが、筍掘りなら一過言あると出張ってきたのですが……」
同年代と思われる男性はお恥ずかしいとばかりに後頭部を掻いた。
どうやら昔取った杵柄は役に立たなかったらしい。
「でも続けてるうちにムキになったと?」
「分かります? 近所ではすっかり筍おじさんとして有名になってしまいまして」
「こんなところでその道のプロに出会うなんて光栄だな」
「こちらこそ、噂はかねがね。アキカゼ・ハヤテさんですよね?」
「まだ名乗ってないのにどうして?」
「孫が警察にいまして。改めまして、二重と申します」
「ああ、二重さんの!」
昨日通ったバードダンジョンの少しツンツンしてた子のお祖父様だそうだ。
こう見えて私より一回り上と聞いて若作りしてるのかと疑ったが。
「ですが私、本名の笹井で通してたのにどうしてVRのネームが知れ渡ってるのです?」
「それは私がAWOのプレイヤーだったからです。お分かりになられませんか?」
二重さんがシャドーボクシングのジェスチャーをする。そんな知り合いいたっけ? と考えながら、そのあと取ったポーズでとある人物を思い出した。
「もしかして師父氏?」
「ええ、世間とは狭いですなぁ。最後に会ったのは古代獣討伐戦以来ですか」
プレイヤーネーム『師父』
クラン『乱気流』のマスターさんで、武術を通じて空を飛ぼうと本気で挑んだ達人だ。まさかリアルで会えるなんて!
古代獣戦は熱かったなぁ、それれぞれの持ち味が活かせた名場面集がよりどりみどり。私も年甲斐もなくはしゃいだモノだ。
「いやぁ、こっちでもご活躍されてるとは知りませんでした」
「参加する気は無かったんですけどね」
「そうだったんですか?」
「ええ、息子や孫が特定の人物に強い影響を受けたそうで」
「……それが私であったと?」
「そうなります。まさか趣味でやってたゲームのフレンドさんと近所で出くわすとは……そちらの子が噂の?」
師父氏こと二重さんが目敏くキャディを見つけてニコリと笑う。
腰を下ろして目線を合わせる。子供の相手に手慣れてるのが見受けられた。
「キャディと言います。キャディ、二重さんにご挨拶して」
「くわ!」
「元気のいい挨拶をありがとう。私は二重是清。今日はよろしく頼むよ?」
「あれ? ゼッケン毎に順番に入るんじゃ?」
まるで一緒に行くかの様な態度に呆然としてると、待合室にもう一人入ってくる。
「お、噂をすればなんとやらだ。懐かしいな、若ぇの。あん時の差し入れはありがたかったぜ」
「あ! もしかして私たちの近所で張り込みをしていた警察の方ですか?」
「記憶が良くて助かるねぇ、こっちは孫の面倒まで見てもらってあんたを探してるって言うのに。ようやく尻尾を捕まえたぜ」
その言い方だと、私が事件を起こして追い詰められた様に聞こえるからやめて欲しい。
「そう言えばお名前も伺ってませんでしたね。職務中と言うのもあって聞くに聞けませんでしたが」
「俺っちの方にはうるさいくらいに連絡が来るのに、そっちは察しが悪いってのはおかしな話だな」
まるで知らないところで私の情報が出回ってる様な口ぶりである。
まさかね?
「お久しぶりです、今川さん」
「お、これまた懐かしい顔だ。なんだい、今日は同窓会か何かかい?」
「今川ってもしかして桜町で巡回してた?」
「おう、孫が世話んなったなぁ。今日はよろしく頼むぜ!」
理解が追いつかないところで館内アナウンスが鳴る。
私のゼッケンと師父こと二重さん、今川警部のゼッケンが読み上げられた。
どうやらスリーマンセルで行動する様な仕組みらしい。
「聞いたぜ、笹井さん。あんた戦闘の方もバッチリだってな?」
「キャディのサポートあっての事ですよ」
「キャディ?」
「こちらの卵がそうなんですよ、今川警部」
「へぇ、こんなちんちくりんがねぇ。だが二人が敬意を払ってるってんなら見た目通りじゃねぇってこったな? 俺っちも負けてらんねぇな!」
「今日のお仕事は筍堀りですよ? そうムキになる様なもんでもないでしょうに」
漢ってぇのは勝負を受けたら絶対に負けたくねぇ生き物だ!
と豪語する今川さん。いいなぁ、こう言う暑苦しさ。
当時のアニメを彷彿させるよね。
一緒にいて振り回されるのは勘弁願いたいけど。
そう、探偵さんの様にね。長井君も割と傍迷惑な性格してるからなぁ。
ダンジョンの中を通ると、専用のスタッフがいつでも戦闘に割って入れる様に待機してる場所があった。
そこからアリの巣状に四方八方に通路があり、ゼッケンをつけた三人組が入ってる入り口には満員のプラカードが置かれている。
受付で書き込んだ名前も記され、誰がどこにいるか丸わかりになっていた。
担当っぽい方に聞き込みをしてみる。
「ここはやっぱり筍の水煮が売りなの?」
「それ以外にも光苔や水晶も人気ですよ。光苔の方は現状素人さんが多いのでそれだけ採取して帰るのは推奨されておりません。それと買い取り時にあまりに大量の採掘をされた方には厳重注意をしております」
そこはキチンと法整備されてるんだ。
無法者が多いって聞くからね。光苔は特に戦闘しなくても手に入るのが魅力だからね。
素人さんを入れる都合上、足元が暗すぎると事故が起きかねない。だからあんまり多く持ってかれると運営が厳しいのだろう。
「それと闇の中で伸びた筍は魔法を撃ってきます。ある程度の光源確保はこのダンジョンを運営する上での必要なポイントなんです」
「へぇ、光を当てると魔法は撃ってこないの?」
「光を当てると成長しすぎて水煮パックをドロップせず竹をドロップしますね。モンスターとしての脅威度が上がるのでお勧めしません」
今のままでお願いします、と徹底的に検証された裏付けがある様な口ぶりに発光石で無双する案は消えた。
暗闇での筍掘りとか普通にプロでも厳しいと思う。
けどこっちにはダンジョン筍掘りのプロが居るからね。
お手本をどうぞ、と促せば乗り気で腕を捲った。
私とキャディは二重さんのお手並みを拝見した。
今川さんも射殺すくらいに筍を睨みつけている。もし感情があったら震え上がって出てこないやつだよ、これぇ。
駅前の商店街ではすっかり筍ダンジョンで町おこしをしていた。
桜町での町おこしより先立ってやっている点は頭のいい人がバックにいるな、と思った。
「くわっ!」
キャディが周囲を見渡してソワソワする。
なに、君も食べたかったの?
「ダンジョンの帰りに買おうか?」
「くわー」
嬉しそうにぴょんぴょん跳ねた。
周囲からの視線は見慣れたモノだ。
今現在、背中の芽が目立つだろうという事でスカーフを纏っているキャディ。
風がたなびくたびにチラチラ中身が見えるけど、卵が二足歩行で歩いてることの方が思考を停止させるので、そこまでスカーフに注目されてはいなかった。
まぁどっちでもいいか。
商店街のいい匂いを無視して、目的のダンジョンへと向かうとそこはイベント会場の如き盛況さを見せていた。
多くの探索者が平鍬を持ち、今が旬の筍を掘りにきたと言わんばかりだ。
まるでそれ以外の探索者の方が浮いているという始末で有る。
詳しそうな人に話を聞けば、このダンジョンはたけのこモンスターしか居らず、安全に掘り起こすことが出来れば攻撃で来ずに完封できるらしい。ちょっとしたお小遣い稼ぎから、水煮のパックが落ちなかった人向けの炊き出しまで行っていた。
水煮のパックはこのダンジョン一の売り出し品。
詳しく聞けば、ダンジョン内で食べないと効果を発揮しないそうだ。
どうりでおうちで食べても効果ないわけだよ。
受付でゼッケンを貰い、順番が回ってくるまでソファに座ってここのダンジョンに詳しそうな人に話を振った。
「こんにちわ、少しお話いいですか?」
「どうぞどうぞ、ここは初めてですか?」
「はい。娘婿から噂を聞いて、じゃあちょっと腕試しにでもと」
「分かります。私も探索者とは違いますが、筍掘りなら一過言あると出張ってきたのですが……」
同年代と思われる男性はお恥ずかしいとばかりに後頭部を掻いた。
どうやら昔取った杵柄は役に立たなかったらしい。
「でも続けてるうちにムキになったと?」
「分かります? 近所ではすっかり筍おじさんとして有名になってしまいまして」
「こんなところでその道のプロに出会うなんて光栄だな」
「こちらこそ、噂はかねがね。アキカゼ・ハヤテさんですよね?」
「まだ名乗ってないのにどうして?」
「孫が警察にいまして。改めまして、二重と申します」
「ああ、二重さんの!」
昨日通ったバードダンジョンの少しツンツンしてた子のお祖父様だそうだ。
こう見えて私より一回り上と聞いて若作りしてるのかと疑ったが。
「ですが私、本名の笹井で通してたのにどうしてVRのネームが知れ渡ってるのです?」
「それは私がAWOのプレイヤーだったからです。お分かりになられませんか?」
二重さんがシャドーボクシングのジェスチャーをする。そんな知り合いいたっけ? と考えながら、そのあと取ったポーズでとある人物を思い出した。
「もしかして師父氏?」
「ええ、世間とは狭いですなぁ。最後に会ったのは古代獣討伐戦以来ですか」
プレイヤーネーム『師父』
クラン『乱気流』のマスターさんで、武術を通じて空を飛ぼうと本気で挑んだ達人だ。まさかリアルで会えるなんて!
古代獣戦は熱かったなぁ、それれぞれの持ち味が活かせた名場面集がよりどりみどり。私も年甲斐もなくはしゃいだモノだ。
「いやぁ、こっちでもご活躍されてるとは知りませんでした」
「参加する気は無かったんですけどね」
「そうだったんですか?」
「ええ、息子や孫が特定の人物に強い影響を受けたそうで」
「……それが私であったと?」
「そうなります。まさか趣味でやってたゲームのフレンドさんと近所で出くわすとは……そちらの子が噂の?」
師父氏こと二重さんが目敏くキャディを見つけてニコリと笑う。
腰を下ろして目線を合わせる。子供の相手に手慣れてるのが見受けられた。
「キャディと言います。キャディ、二重さんにご挨拶して」
「くわ!」
「元気のいい挨拶をありがとう。私は二重是清。今日はよろしく頼むよ?」
「あれ? ゼッケン毎に順番に入るんじゃ?」
まるで一緒に行くかの様な態度に呆然としてると、待合室にもう一人入ってくる。
「お、噂をすればなんとやらだ。懐かしいな、若ぇの。あん時の差し入れはありがたかったぜ」
「あ! もしかして私たちの近所で張り込みをしていた警察の方ですか?」
「記憶が良くて助かるねぇ、こっちは孫の面倒まで見てもらってあんたを探してるって言うのに。ようやく尻尾を捕まえたぜ」
その言い方だと、私が事件を起こして追い詰められた様に聞こえるからやめて欲しい。
「そう言えばお名前も伺ってませんでしたね。職務中と言うのもあって聞くに聞けませんでしたが」
「俺っちの方にはうるさいくらいに連絡が来るのに、そっちは察しが悪いってのはおかしな話だな」
まるで知らないところで私の情報が出回ってる様な口ぶりである。
まさかね?
「お久しぶりです、今川さん」
「お、これまた懐かしい顔だ。なんだい、今日は同窓会か何かかい?」
「今川ってもしかして桜町で巡回してた?」
「おう、孫が世話んなったなぁ。今日はよろしく頼むぜ!」
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私のゼッケンと師父こと二重さん、今川警部のゼッケンが読み上げられた。
どうやらスリーマンセルで行動する様な仕組みらしい。
「聞いたぜ、笹井さん。あんた戦闘の方もバッチリだってな?」
「キャディのサポートあっての事ですよ」
「キャディ?」
「こちらの卵がそうなんですよ、今川警部」
「へぇ、こんなちんちくりんがねぇ。だが二人が敬意を払ってるってんなら見た目通りじゃねぇってこったな? 俺っちも負けてらんねぇな!」
「今日のお仕事は筍堀りですよ? そうムキになる様なもんでもないでしょうに」
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と豪語する今川さん。いいなぁ、こう言う暑苦しさ。
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一緒にいて振り回されるのは勘弁願いたいけど。
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ダンジョンの中を通ると、専用のスタッフがいつでも戦闘に割って入れる様に待機してる場所があった。
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受付で書き込んだ名前も記され、誰がどこにいるか丸わかりになっていた。
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そこはキチンと法整備されてるんだ。
無法者が多いって聞くからね。光苔は特に戦闘しなくても手に入るのが魅力だからね。
素人さんを入れる都合上、足元が暗すぎると事故が起きかねない。だからあんまり多く持ってかれると運営が厳しいのだろう。
「それと闇の中で伸びた筍は魔法を撃ってきます。ある程度の光源確保はこのダンジョンを運営する上での必要なポイントなんです」
「へぇ、光を当てると魔法は撃ってこないの?」
「光を当てると成長しすぎて水煮パックをドロップせず竹をドロップしますね。モンスターとしての脅威度が上がるのでお勧めしません」
今のままでお願いします、と徹底的に検証された裏付けがある様な口ぶりに発光石で無双する案は消えた。
暗闇での筍掘りとか普通にプロでも厳しいと思う。
けどこっちにはダンジョン筍掘りのプロが居るからね。
お手本をどうぞ、と促せば乗り気で腕を捲った。
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