90 / 109
五章
17_勇者協会を立て直そう⑦
しおりを挟む
押しかける女性客に、俺はまあまあと宥めながらどこに不正があるのか洗っていくことにした。
不満を覚えるアリエルを横に、ムーンスレイの不良獣人のイチャモンに比べればまだ優しい威圧をさらっと流す。
「いきなりやってきて何事ですか。不正とは、何を持ってそう言うんです?」
「そうよね、すぐには認めないわよね。まずあのヒヤヤッコ。美味しいのだけど、だからと言って納得できないことがいくつかあるわ」
「と言うと?」
「初めて扱ったにしては練度が高すぎると思うのよ。坊や、この禁製品を随分前から確保して料理していたんじゃないの?」
「なるほど、そう思ってしまうのも仕方ないかもしれませんね。要は作り方を教えろと?」
「有体に言えばそうね。でも素人が手をつけて安定供給ができるとは思えないの。だから不正と訴えられたくなかったら、私達に優先的に回してちょうだい。そうしてくれれば、坊やを悪いようにはしないわよ?」
ああ、そう言う目論見なのね?
要はイチャモンつけて美味い思いだけしたいと。
これはダウトかなぁ?
まだ教えて欲しいくらいだったらいくらでも教えるのに。
「雄介、これはいったいなんの騒ぎだ?」
「あ、ユースキー。ちょうどいいところに来た。このお姉さん方がさ、俺の出したヒヤヤッコに異議申し立てをしてきたんで対応してたんだよ」
「異議申し立て? 我々教会の見出した料理人にそんな事を?」
理解できないと言う顔で女性陣を見据えるユースキー。
ここに来て教会の教祖が現れるなんて予定にないとばかりに訴えてきた女性陣が狼狽えた。
「どうにも俺のヒヤヤッコがずば抜けて練度が高いのが気に食わないのか、流通した際に自分たちに優先して交換してくれたら不正は見て見ぬ振りとのお達しでさ」
「あまり料理人同士でそう言う不正は行なってほしくないんだが……」
「ち、ちがうんです教祖様! これは私どもと彼のちょっとした取引でして」
「取引だなんてよく言えるわね、人数使って圧力かけて」
「アリエルはちょっと黙ってようなー?」
「何よ、言わせっぱなしで悔しくないの?」
今は相手の自滅ターンだからな。
それとなく耳打ちしてやると、なるほどと溜飲を下げてくれた。
そもそもこっちが言いがかりつけられたら薫が黙ってるわけないのだ。
委員長からの情報開示もないし、杜若さんも動いてない。
坂下さんに至っては食事をするのに夢中だし、三上と木下はどこほっつき歩いてるんだか。
「そう言うことね、雄介もみんなから頼られる存在になったってこと。じゃああたしが前に出るのも違うわね」
ありがたい事だよ。
前まではヒロインの如く守られてたからな。
主に食料の維持的な意味で。
「で、助けはいるかな?」
「取り敢えず公平な場で捌いて欲しいですね」
「その場合、ヒヤヤッコの製法を明かせと言われるが?」
「作り手が広まってくれるんなら俺としては問題ないです。それと不正についての情報開示はユースキーが行ってくれるとありがたい」
「やはり不正をしていたのですね! ようやく尻尾を掴んだわ」
観念する事ねとキーキー騒ぎ出す不正取引班。
よくも自分のことを棚に上げて言えるものだ。
「それは、お前の屋台の効果を言っているのか?」
「ああ、主に時間加速が深く関わってる。豆腐がたった一時間でできるはずもないからな」
「なるほど、それは確かに不正と疑われてもおかしくない。そもそも雄介は教会預かり枠だ。その為のパフォーマンスも兼任しているのだが」
「それはイベントが終わってからのネタバラシだろ?」
「どう言うことです教祖様! この坊やはうちの主人よりも優れた料理人だと言うことですか!?」
早速ボロを出すお姉さん方。
ああ、つまりこの集まりは今回エントリーした店主の奥様連中なのかな?
旦那の地位を守りたい一心で子供を脅すとかどれだけ追い込まれてるんだか。
「落ち着け、それも含めて秘匿事項だ。何しろ彼の扱いは教会でも最重要案件なのだ。おいそれと情報開示はできない。今回のイベント発案者も彼だと言ったらわかるか? 料理人の境遇を良くしようて苦心してくれた相手に、あなた方は脅しを仕掛けてイベントをメチャクチャにしようとしたのだ。どちらが罰を受けるべきか、私に裁かせないでくれ」
どっちが脅しだ。
ユースキーの言葉でお姉さん方が震え上がってしまった。
「俺は別にこのイベントの勝敗に特別興味はないですし、豆腐の製法の開示にも協力します。でも自分たちの優位性を示すべく脅してくるのは失態でしたね。俺の正体を秘匿してたのは円満にイベントを進行するためでもありました。露見してしまったのは後の祭りでしたが、今日は胸を借りるつもりで参加したと言うのは本当ですよ?」
「ご、ごめんなさい。私達、夫の進退次第で生活水準が変わる立場に居るものだから……」
「俺が言うのもなんですけど、もうちょっと旦那さんの腕を信じてあげてくださいよ。ぽっと出の俺なんかより長くこの町でお店を持っておられるんでしょう? お客さんは奇抜な俺の料理より子供の頃から食べ慣れてる旦那さんの料理に一票入れますよ。このイベントは街の復興も担ってるんですから。俺は街から街に渡る都合上、ずっとは居ません。この街の食文化を築くのはあなた方なんですよ?」
お姉さん達は顔を見合わせ、己の行いを恥じた。
肩を落としてトボトボと雑踏に紛れていく。
「あれで許してしまっていいのか?」
「不正してたのは事実だしな。けど、思っていた以上に大豆の加工は四苦八苦したのが見てとれた。それだけ知れただけでも一財産だよ」
「日本人の食文化の拘りは特にすごいとマスターから伝え聴いてる」
「まぁな、食うことにかけては生粋の変人だよ2000年以上、その追求を緩めない」
本当、どっからそのアイディア出すんだろうと不思議なくらい食えないものを口にしてきた歴史がある。
「雄介、ところでこいつ誰?」
今まで状況を見守ってたアリエルが、騒ぎが解決したと安堵しつつもずっと横入りしてきた相手を気にしていた。
あまりにも馴れ馴れしい態度。
そして教会を我が物顔で統治するユースキーを不審げに見つめた。
これは言っていいものか、言ったら言ったで絶対指差して笑う。そんな確信がある。
「俺はそこに居るコピーのアンドロイド、要は人造人間という奴だ。元ドリュアネスのエルフ、マスターササモリによる製造された」
「え、こいつ雄介のコピーなの? 全然似てないじゃない!」
やっぱり笑われた。
でも、違う意味での指摘だった。
「雄介はもっと自信満々で何にでも挑戦する男よ、あんたも雄介のコピーだったらもっとあらゆることにチャレンジなさい!」
「俺も彼ぐらいサポートメンバーに恵まれてたならそれぐらいやれたさ」
「バカね、その全員から信頼を勝ち取るのも人望よ。雄介は誰でも彼でも分け隔てなく手を差し伸べるのよ? 貴方は過去に一度でもそれをしたことがある? 雄介のコピーを名乗るならそれくらいしてから名乗りなさい!」
「落ち着け、アリエル。本人目の前にしてあんまり言うなや。恥ずいだろうが」
「このお人好しはこうまで言わなきゃ直らないからいいのよ。でしょ、由乃。みゆり、恵?」
アリエルに同意を求められた女性陣は顔を見合わせて苦笑した。反論なしってことは普段からそう思ってるってことなんだな。
まぁ、思い当たるところはある。
「確かに阿久津君は行動が空回りしてるように見えて、実際には本人が思ってる以上にこっちを気にかけてくれてるわ」
「はい。阿久津さんにはいつも頼りっぱなしで」
「彼はなんと言ってわからないくらい、あらゆることを安請け合いするのよ。ちょっとこっちが心配になるくらいに自分を犠牲にするのよね。躊躇いがない、と言えば嘘になるけど。自分よりもまず周りを優先するのよね」
「雄介はそこが良いんじゃないか。女子は見る目ないね」
「おい、薫まで加わるなよ。誰か俺をこの褒めちぎり空間から助けてくれー」
「本当に羨ましい限りだよ。一度くらい交代して欲しいものだ」
「別にしても良いんじゃない? したら雄介色に染まり切ってもう貴方の居場所は無くなるかもしれないけど」
アリエルの指摘に、それは困るなとユースキー。
他の面々も頷いて納得している。
ちょっと待て、俺のイメージそんななの?
こうして第一回イベントは終わりを迎え、ユースキーとも別れた。お姉さん方のお店で色々料理を教えてもらったり、優勝した屋台にこれから扱うだろう大豆のレクチャーをした。
豆乳の製法、豆腐の製法、豆腐の搾りかすであるおからの用途などなど。
油揚げは評価が分かれたのでお蔵入りとする。
好きな人だけ食べれば良いよな。
その日以降、ユースキーが俺の屋台に頻繁に現れるようになったのは内緒である。
仕事の合間の憩いのひと時というが、どうもアリエルの言葉を真に受けて俺を調査しにきてるっぽい。
あんまり見られると手元が狂うのでやめて欲しいが、これに他人に影響を与えた結果かと諦める俺だった。
不満を覚えるアリエルを横に、ムーンスレイの不良獣人のイチャモンに比べればまだ優しい威圧をさらっと流す。
「いきなりやってきて何事ですか。不正とは、何を持ってそう言うんです?」
「そうよね、すぐには認めないわよね。まずあのヒヤヤッコ。美味しいのだけど、だからと言って納得できないことがいくつかあるわ」
「と言うと?」
「初めて扱ったにしては練度が高すぎると思うのよ。坊や、この禁製品を随分前から確保して料理していたんじゃないの?」
「なるほど、そう思ってしまうのも仕方ないかもしれませんね。要は作り方を教えろと?」
「有体に言えばそうね。でも素人が手をつけて安定供給ができるとは思えないの。だから不正と訴えられたくなかったら、私達に優先的に回してちょうだい。そうしてくれれば、坊やを悪いようにはしないわよ?」
ああ、そう言う目論見なのね?
要はイチャモンつけて美味い思いだけしたいと。
これはダウトかなぁ?
まだ教えて欲しいくらいだったらいくらでも教えるのに。
「雄介、これはいったいなんの騒ぎだ?」
「あ、ユースキー。ちょうどいいところに来た。このお姉さん方がさ、俺の出したヒヤヤッコに異議申し立てをしてきたんで対応してたんだよ」
「異議申し立て? 我々教会の見出した料理人にそんな事を?」
理解できないと言う顔で女性陣を見据えるユースキー。
ここに来て教会の教祖が現れるなんて予定にないとばかりに訴えてきた女性陣が狼狽えた。
「どうにも俺のヒヤヤッコがずば抜けて練度が高いのが気に食わないのか、流通した際に自分たちに優先して交換してくれたら不正は見て見ぬ振りとのお達しでさ」
「あまり料理人同士でそう言う不正は行なってほしくないんだが……」
「ち、ちがうんです教祖様! これは私どもと彼のちょっとした取引でして」
「取引だなんてよく言えるわね、人数使って圧力かけて」
「アリエルはちょっと黙ってようなー?」
「何よ、言わせっぱなしで悔しくないの?」
今は相手の自滅ターンだからな。
それとなく耳打ちしてやると、なるほどと溜飲を下げてくれた。
そもそもこっちが言いがかりつけられたら薫が黙ってるわけないのだ。
委員長からの情報開示もないし、杜若さんも動いてない。
坂下さんに至っては食事をするのに夢中だし、三上と木下はどこほっつき歩いてるんだか。
「そう言うことね、雄介もみんなから頼られる存在になったってこと。じゃああたしが前に出るのも違うわね」
ありがたい事だよ。
前まではヒロインの如く守られてたからな。
主に食料の維持的な意味で。
「で、助けはいるかな?」
「取り敢えず公平な場で捌いて欲しいですね」
「その場合、ヒヤヤッコの製法を明かせと言われるが?」
「作り手が広まってくれるんなら俺としては問題ないです。それと不正についての情報開示はユースキーが行ってくれるとありがたい」
「やはり不正をしていたのですね! ようやく尻尾を掴んだわ」
観念する事ねとキーキー騒ぎ出す不正取引班。
よくも自分のことを棚に上げて言えるものだ。
「それは、お前の屋台の効果を言っているのか?」
「ああ、主に時間加速が深く関わってる。豆腐がたった一時間でできるはずもないからな」
「なるほど、それは確かに不正と疑われてもおかしくない。そもそも雄介は教会預かり枠だ。その為のパフォーマンスも兼任しているのだが」
「それはイベントが終わってからのネタバラシだろ?」
「どう言うことです教祖様! この坊やはうちの主人よりも優れた料理人だと言うことですか!?」
早速ボロを出すお姉さん方。
ああ、つまりこの集まりは今回エントリーした店主の奥様連中なのかな?
旦那の地位を守りたい一心で子供を脅すとかどれだけ追い込まれてるんだか。
「落ち着け、それも含めて秘匿事項だ。何しろ彼の扱いは教会でも最重要案件なのだ。おいそれと情報開示はできない。今回のイベント発案者も彼だと言ったらわかるか? 料理人の境遇を良くしようて苦心してくれた相手に、あなた方は脅しを仕掛けてイベントをメチャクチャにしようとしたのだ。どちらが罰を受けるべきか、私に裁かせないでくれ」
どっちが脅しだ。
ユースキーの言葉でお姉さん方が震え上がってしまった。
「俺は別にこのイベントの勝敗に特別興味はないですし、豆腐の製法の開示にも協力します。でも自分たちの優位性を示すべく脅してくるのは失態でしたね。俺の正体を秘匿してたのは円満にイベントを進行するためでもありました。露見してしまったのは後の祭りでしたが、今日は胸を借りるつもりで参加したと言うのは本当ですよ?」
「ご、ごめんなさい。私達、夫の進退次第で生活水準が変わる立場に居るものだから……」
「俺が言うのもなんですけど、もうちょっと旦那さんの腕を信じてあげてくださいよ。ぽっと出の俺なんかより長くこの町でお店を持っておられるんでしょう? お客さんは奇抜な俺の料理より子供の頃から食べ慣れてる旦那さんの料理に一票入れますよ。このイベントは街の復興も担ってるんですから。俺は街から街に渡る都合上、ずっとは居ません。この街の食文化を築くのはあなた方なんですよ?」
お姉さん達は顔を見合わせ、己の行いを恥じた。
肩を落としてトボトボと雑踏に紛れていく。
「あれで許してしまっていいのか?」
「不正してたのは事実だしな。けど、思っていた以上に大豆の加工は四苦八苦したのが見てとれた。それだけ知れただけでも一財産だよ」
「日本人の食文化の拘りは特にすごいとマスターから伝え聴いてる」
「まぁな、食うことにかけては生粋の変人だよ2000年以上、その追求を緩めない」
本当、どっからそのアイディア出すんだろうと不思議なくらい食えないものを口にしてきた歴史がある。
「雄介、ところでこいつ誰?」
今まで状況を見守ってたアリエルが、騒ぎが解決したと安堵しつつもずっと横入りしてきた相手を気にしていた。
あまりにも馴れ馴れしい態度。
そして教会を我が物顔で統治するユースキーを不審げに見つめた。
これは言っていいものか、言ったら言ったで絶対指差して笑う。そんな確信がある。
「俺はそこに居るコピーのアンドロイド、要は人造人間という奴だ。元ドリュアネスのエルフ、マスターササモリによる製造された」
「え、こいつ雄介のコピーなの? 全然似てないじゃない!」
やっぱり笑われた。
でも、違う意味での指摘だった。
「雄介はもっと自信満々で何にでも挑戦する男よ、あんたも雄介のコピーだったらもっとあらゆることにチャレンジなさい!」
「俺も彼ぐらいサポートメンバーに恵まれてたならそれぐらいやれたさ」
「バカね、その全員から信頼を勝ち取るのも人望よ。雄介は誰でも彼でも分け隔てなく手を差し伸べるのよ? 貴方は過去に一度でもそれをしたことがある? 雄介のコピーを名乗るならそれくらいしてから名乗りなさい!」
「落ち着け、アリエル。本人目の前にしてあんまり言うなや。恥ずいだろうが」
「このお人好しはこうまで言わなきゃ直らないからいいのよ。でしょ、由乃。みゆり、恵?」
アリエルに同意を求められた女性陣は顔を見合わせて苦笑した。反論なしってことは普段からそう思ってるってことなんだな。
まぁ、思い当たるところはある。
「確かに阿久津君は行動が空回りしてるように見えて、実際には本人が思ってる以上にこっちを気にかけてくれてるわ」
「はい。阿久津さんにはいつも頼りっぱなしで」
「彼はなんと言ってわからないくらい、あらゆることを安請け合いするのよ。ちょっとこっちが心配になるくらいに自分を犠牲にするのよね。躊躇いがない、と言えば嘘になるけど。自分よりもまず周りを優先するのよね」
「雄介はそこが良いんじゃないか。女子は見る目ないね」
「おい、薫まで加わるなよ。誰か俺をこの褒めちぎり空間から助けてくれー」
「本当に羨ましい限りだよ。一度くらい交代して欲しいものだ」
「別にしても良いんじゃない? したら雄介色に染まり切ってもう貴方の居場所は無くなるかもしれないけど」
アリエルの指摘に、それは困るなとユースキー。
他の面々も頷いて納得している。
ちょっと待て、俺のイメージそんななの?
こうして第一回イベントは終わりを迎え、ユースキーとも別れた。お姉さん方のお店で色々料理を教えてもらったり、優勝した屋台にこれから扱うだろう大豆のレクチャーをした。
豆乳の製法、豆腐の製法、豆腐の搾りかすであるおからの用途などなど。
油揚げは評価が分かれたのでお蔵入りとする。
好きな人だけ食べれば良いよな。
その日以降、ユースキーが俺の屋台に頻繁に現れるようになったのは内緒である。
仕事の合間の憩いのひと時というが、どうもアリエルの言葉を真に受けて俺を調査しにきてるっぽい。
あんまり見られると手元が狂うのでやめて欲しいが、これに他人に影響を与えた結果かと諦める俺だった。
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。