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24.母は強し
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「レオン?何故ここに?」
アレクシスが驚き、普段のように声を掛けた。
それに応えようと声を出したその時!
「あぁ、実は・・」
「結構よ!」と制止させる声が響いた。
その声はまるで、怒りを必死に抑え噴火寸前のマグマのように煮えたぎっているようだった。
そして、すーっと扇子で誘導するかのように手招きをする。
その優雅な動きに、誰も逆らえる者など居なかった。
アレクシスとレオンハルトは二人揃って、公爵夫人であるエリザベスの前に座らされた。
もちろん、ソファではなく床の上に・・・
そう、子供の頃から叱られるときは常にこの体勢だったため、自然と同じ行動を取ってしまったのだ。
まぁ、自然と座る二人も大概だが、この時の床に正座をさせる母エリザベスは国王にも勝る貫禄があった。
そして、当然のようにお説教である・・・
「今回の件は、前々からアリスティアに相談されていたのです。貴方たちが、必要以上に心配してすぐアリスティアを囲い込むので話しをしなかっただけです。
それを・・なんですか!!!
執務を放りだしてくるなんて!貴方たちはこの国を担っていく中心人物になるのですよ!己のしていることに責任を持ちなさい。
アレクシス!!!
貴方は何のためにレオンハルト殿下に使えているのですか!側近として、周りをみて殿下をサポートし時にはしっかりと戒める役目にいるにも関わらず、殿下を置いて真っ先に返ってくるなんて・・・。
その未熟さを恥じなさい!!
レオンハルト殿下!!!
執務を放り出し、護衛もつけずにいったい何をしにいらしたのですか!これはトラネスタ家の問題であり、王子である貴方様には関係の無いことです。飛び出したアレクシスを叱責するわけでもなく、いてもたってもいられずに追いかけてくるなど言語道断です!
で・す・が!
折角ここまでいらっしゃったのですものね?
それでしたら、毎回うちの娘を呼びだしている理由でも教えて頂けるのかしら?」
「そ、それは…」
エリザベスは閉じていた扇子を、それは優雅に広げ口元を隠す様にして続けた。
「先日も、多くの花を散らしながら帰ってきましたけれど、どうゆうおつもりでしょう?
正式に"婚約者候補が出そろった"と伺っておりますが、うちの娘はその候補者の中に含まれておりません!
にも関わらず、毎日のように殿下に呼び出されているとなれば・・どのような噂が立つのかはおわかりでしょう?
この際です!!!
はっきりとこの場にて殿下のお考えを伺ってもよろしくて?」
「私は…
私は、ティアを…
アリスティアを愛している。
彼女を妻にできないのであれば、一生独り身でいい。
それが問題なら、王位継承権を放棄してもいいと思っている!」
「「「!!!」」」
「レオン…お前そこまでティアを…」
「殿下、それは…」
「お黙りなさい。
…大馬鹿者!!!!!」
「「「!!!?」」」
「何が、放棄ですか!愚か者!
貴方達もです!何を絆されているのです!
政略結婚など貴族も王族も当たり前です!
何より、殿下にはアリスティアを手に入れる機会はいくらでもあったはず!それを、自らの手で不意になさったのです!
ですのに、今更なんですか!
本当に欲しかったものを手に入れれなかったのは、貴方の落ち度です!
何でも、気持ちに訴えかければ動いて貰えると思ったら大間違いです!
己の行いを、悔い改めなさい!!!」
二度目の雷がトラネスタ公爵家に落ちた。
アレクシスが驚き、普段のように声を掛けた。
それに応えようと声を出したその時!
「あぁ、実は・・」
「結構よ!」と制止させる声が響いた。
その声はまるで、怒りを必死に抑え噴火寸前のマグマのように煮えたぎっているようだった。
そして、すーっと扇子で誘導するかのように手招きをする。
その優雅な動きに、誰も逆らえる者など居なかった。
アレクシスとレオンハルトは二人揃って、公爵夫人であるエリザベスの前に座らされた。
もちろん、ソファではなく床の上に・・・
そう、子供の頃から叱られるときは常にこの体勢だったため、自然と同じ行動を取ってしまったのだ。
まぁ、自然と座る二人も大概だが、この時の床に正座をさせる母エリザベスは国王にも勝る貫禄があった。
そして、当然のようにお説教である・・・
「今回の件は、前々からアリスティアに相談されていたのです。貴方たちが、必要以上に心配してすぐアリスティアを囲い込むので話しをしなかっただけです。
それを・・なんですか!!!
執務を放りだしてくるなんて!貴方たちはこの国を担っていく中心人物になるのですよ!己のしていることに責任を持ちなさい。
アレクシス!!!
貴方は何のためにレオンハルト殿下に使えているのですか!側近として、周りをみて殿下をサポートし時にはしっかりと戒める役目にいるにも関わらず、殿下を置いて真っ先に返ってくるなんて・・・。
その未熟さを恥じなさい!!
レオンハルト殿下!!!
執務を放り出し、護衛もつけずにいったい何をしにいらしたのですか!これはトラネスタ家の問題であり、王子である貴方様には関係の無いことです。飛び出したアレクシスを叱責するわけでもなく、いてもたってもいられずに追いかけてくるなど言語道断です!
で・す・が!
折角ここまでいらっしゃったのですものね?
それでしたら、毎回うちの娘を呼びだしている理由でも教えて頂けるのかしら?」
「そ、それは…」
エリザベスは閉じていた扇子を、それは優雅に広げ口元を隠す様にして続けた。
「先日も、多くの花を散らしながら帰ってきましたけれど、どうゆうおつもりでしょう?
正式に"婚約者候補が出そろった"と伺っておりますが、うちの娘はその候補者の中に含まれておりません!
にも関わらず、毎日のように殿下に呼び出されているとなれば・・どのような噂が立つのかはおわかりでしょう?
この際です!!!
はっきりとこの場にて殿下のお考えを伺ってもよろしくて?」
「私は…
私は、ティアを…
アリスティアを愛している。
彼女を妻にできないのであれば、一生独り身でいい。
それが問題なら、王位継承権を放棄してもいいと思っている!」
「「「!!!」」」
「レオン…お前そこまでティアを…」
「殿下、それは…」
「お黙りなさい。
…大馬鹿者!!!!!」
「「「!!!?」」」
「何が、放棄ですか!愚か者!
貴方達もです!何を絆されているのです!
政略結婚など貴族も王族も当たり前です!
何より、殿下にはアリスティアを手に入れる機会はいくらでもあったはず!それを、自らの手で不意になさったのです!
ですのに、今更なんですか!
本当に欲しかったものを手に入れれなかったのは、貴方の落ち度です!
何でも、気持ちに訴えかければ動いて貰えると思ったら大間違いです!
己の行いを、悔い改めなさい!!!」
二度目の雷がトラネスタ公爵家に落ちた。
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