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29.お揃いのドレスと新しい友人
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そして、夜会当日。
アリスティアは、アイボリーのドレスに上品なパールのアクセサリーで全体を統一、髪はアップでまとめた。
サフィーナは、ミスティピンクのドレスに薔薇をモチーフにしたアクセサリーを、髪は緩く編み込んで横に流した。
同じドレスのはずなのに、着飾った2人は全く雰囲気が異なっていた。
それぞれ、とてもよく似合っておりその美しさは目を瞠るものだった。
そして、「どうせなら2人をエスコートしたら?」と、言うアストロ公爵夫人の言葉で、セルジオは2人に会わせて白を基調にしたタキシードに薔薇のラペルピンとパールのカフスを身につけている。
バラバラな色合いのため喧嘩しないか不安ではあったが、不思議なことにそれぞれの雰囲気が良い形で混ざり合い、とてもよく似合っていた。
文字通り、両手に花で会場入りした3人はその夜、男女問わず会場中の視線を独占していた。
女性達は同じドレスを着ていることに、いち早く反応を示し、男性達は美しい女性を2人もエスコートしているセルジオに対し尊敬の眼差しを向けていた。
もちろん、その眼差しは一部の女性達も一緒だったようで、アストロ公爵家の次期当主が連れ立ったアリスティアに興味津々だった。
そして、主催者である侯爵様へ挨拶を終えるとセルジオは友人達へ挨拶に向かった。
サフィーナもアリスティアを伴って友人のところへ向かう。
「「サフィーナ様!」」
「アナベル様!ルーナ様!ごきげんよう!」
声を掛けてきた2人に挨拶をすると、すぐ様アリスティアを紹介した。
「私の従姉妹でトラネスタ公爵家のアリスティアよ!
そして、こちらが友人のコンフォード侯爵家のアナベル様とワインゼル侯爵家のルーナ様!」
「初めまして、アリスティア・リーン・トラネスタと申します。サフィーナとは年齢が一緒ですので、私とも仲良くしてくださいませ」
「初めまして、アナベルと申します。失礼ですが、もしやトラネスタ公爵家とは隣国のですか・・?」
「えぇ、そうです。母がこちらの出身ですの」
「そうでしたか!実は、私も隣国に従兄弟がおりまして、たまたまこちらに用事で出向いておりましたので今日は一緒に連れてきておりますの!あとで、ご挨拶させていただいても宜しいでしょうか?」
「もちろんです!」
「ありがとうございます!」
その後、ルーナとも挨拶を交わし、ルーナの領地がワインの産地として有名だと聞くと、直ぐさま両親へのお土産にしたいと話しは弾み、早々に遊びに行く約束を取り付けた。
そして、ワイワイと盛り上がっているところへ約束通り挨拶をしに、アナベルが従兄弟を連れだってやってきた。
「アリスティア様!ご紹介します!
私の従兄弟でグラフトン辺境伯のジルベスターです!」
「「!!!!!」」
「ア、アリスティア嬢!?」
「・・・ジルベスター様、お久しぶりでございます」
「あら?お二人ともお知り合いでしたの?」
「えぇ、ジルベスター様は王太子殿下の近衛をされていらっしゃいますから・・」
「・・え!?ジルベスター貴方そんなに出世していたの!!!」
「アナベル・・少し声を落としてくれるかい?」
ごめんなさい!と慌てて口を押さえるアナベルをよそに、ジルベスターはアリスティアに「少し話しがある」と、いいその場から離れた。
離れる彼の背中を見ながら、溜息がこぼれた。
彼は王太子殿下の近衛だ。
となれば、必然的に話しの内容は"自分が使える主の弟であるレオンハルトの事"だろうと、容易に想像ができアリスティアは静かに肩を落とした。
アリスティアは、アイボリーのドレスに上品なパールのアクセサリーで全体を統一、髪はアップでまとめた。
サフィーナは、ミスティピンクのドレスに薔薇をモチーフにしたアクセサリーを、髪は緩く編み込んで横に流した。
同じドレスのはずなのに、着飾った2人は全く雰囲気が異なっていた。
それぞれ、とてもよく似合っておりその美しさは目を瞠るものだった。
そして、「どうせなら2人をエスコートしたら?」と、言うアストロ公爵夫人の言葉で、セルジオは2人に会わせて白を基調にしたタキシードに薔薇のラペルピンとパールのカフスを身につけている。
バラバラな色合いのため喧嘩しないか不安ではあったが、不思議なことにそれぞれの雰囲気が良い形で混ざり合い、とてもよく似合っていた。
文字通り、両手に花で会場入りした3人はその夜、男女問わず会場中の視線を独占していた。
女性達は同じドレスを着ていることに、いち早く反応を示し、男性達は美しい女性を2人もエスコートしているセルジオに対し尊敬の眼差しを向けていた。
もちろん、その眼差しは一部の女性達も一緒だったようで、アストロ公爵家の次期当主が連れ立ったアリスティアに興味津々だった。
そして、主催者である侯爵様へ挨拶を終えるとセルジオは友人達へ挨拶に向かった。
サフィーナもアリスティアを伴って友人のところへ向かう。
「「サフィーナ様!」」
「アナベル様!ルーナ様!ごきげんよう!」
声を掛けてきた2人に挨拶をすると、すぐ様アリスティアを紹介した。
「私の従姉妹でトラネスタ公爵家のアリスティアよ!
そして、こちらが友人のコンフォード侯爵家のアナベル様とワインゼル侯爵家のルーナ様!」
「初めまして、アリスティア・リーン・トラネスタと申します。サフィーナとは年齢が一緒ですので、私とも仲良くしてくださいませ」
「初めまして、アナベルと申します。失礼ですが、もしやトラネスタ公爵家とは隣国のですか・・?」
「えぇ、そうです。母がこちらの出身ですの」
「そうでしたか!実は、私も隣国に従兄弟がおりまして、たまたまこちらに用事で出向いておりましたので今日は一緒に連れてきておりますの!あとで、ご挨拶させていただいても宜しいでしょうか?」
「もちろんです!」
「ありがとうございます!」
その後、ルーナとも挨拶を交わし、ルーナの領地がワインの産地として有名だと聞くと、直ぐさま両親へのお土産にしたいと話しは弾み、早々に遊びに行く約束を取り付けた。
そして、ワイワイと盛り上がっているところへ約束通り挨拶をしに、アナベルが従兄弟を連れだってやってきた。
「アリスティア様!ご紹介します!
私の従兄弟でグラフトン辺境伯のジルベスターです!」
「「!!!!!」」
「ア、アリスティア嬢!?」
「・・・ジルベスター様、お久しぶりでございます」
「あら?お二人ともお知り合いでしたの?」
「えぇ、ジルベスター様は王太子殿下の近衛をされていらっしゃいますから・・」
「・・え!?ジルベスター貴方そんなに出世していたの!!!」
「アナベル・・少し声を落としてくれるかい?」
ごめんなさい!と慌てて口を押さえるアナベルをよそに、ジルベスターはアリスティアに「少し話しがある」と、いいその場から離れた。
離れる彼の背中を見ながら、溜息がこぼれた。
彼は王太子殿下の近衛だ。
となれば、必然的に話しの内容は"自分が使える主の弟であるレオンハルトの事"だろうと、容易に想像ができアリスティアは静かに肩を落とした。
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