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35.第二王子との再会
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そして、サフィーナの両親であるアストロ公爵達との挨拶も終えると、一行はすぐに結婚式が行われる教会へと向かった。
城に併設されている白亜の教会。
ここで、セルジオとライラの式が執り行われる。
そして、アリスティアは兄であるアレクシスから、ある事を聞かされていた。
それは"王族としてレオンハルトが参列する"という事だ。
セルジオは親族であり、そのお相手のライラはこのトロワ王国の王女である。
その為、隣国の王族を招待することは当然の事だった。
しかし、まさか王太子ではなく第二王子のレオンハルトが参列するとは夢にも思わず、その話を聞いたアリスティアは驚きを隠せなかった。
でも、親族枠と王族枠で場所も離れている為、特に式の間に会うことはないだろうと楽観的に考えていたのも束の間…
早々に、会うことになった。
式場に着き、サフィーナと共にセルジオの様子を見に行った帰り、アリスティアを呼ぶ声がした。
「ティア!」
その声の主が誰なのかは、すぐに分かった。
駆け寄ってくる足音に、アリスティアはゆっくりと振り返る。
すると…
抱きしめられた。
それも、強く強く…
二度と離さないとでも言うかのように。
「ティア!ティア!…無事で良かった!」
何度も名前を呼び、その存在を確認するかの様に抱きしめられた。
そして、アリスティアの首元に顔を埋めるかたちで呟いた。
「会いたかった…」と。
その言葉に応えるようにして、アリスティアはレオンハルトの背中に、そっと手をまわした。
お互いの想いを確認し合うかの様に抱擁したその時!
ガチャっと、セルジオの控室の扉が開き、目を丸くしたサフィーナが立っていた。
そして、その横から「どうした?」と声をかけながらセルジオが顔を見せた。
抱き合う二人を見たセルジオは、はぁっ…とため息を吐きながら呆れた様に言った。
「あのさ、お前ら少しは場所と立場を弁えろよ…。誰かに見られたらどうするのさ!
しかも!
今から結婚するのは、俺なんだけど!?」
「「あ。」」
「ごめんなさい…セルジオ、サフィ。
こ、これは、何というか…」
アリスティアが困った様に、言葉を選んでいるとレオンハルトが遮った。
「新郎の部屋の前ですまなかった。
あまりにも嬉しくて我慢できなくてね。
この度は結婚おめでとう!セルジオ!」
サフィーナ嬢も久しぶりだな!と祝いの言葉と挨拶を交わした。
セルジオとサフィーナもトラネスタ家に良く遊びに来ていた為、レオンハルトとは既に面識があった。
二人はそれぞれお礼を述べると、声を揃えて笑顔でハッキリと言った。
王族であるレオンハルトに向かって…
「「この、ヘタレ!」」と。
そして、サフィーナがアリスティアの手を取り歩き出して行ってしまうと、レオンハルトは苦笑いしながら「そうだね…」と呟いた。
城に併設されている白亜の教会。
ここで、セルジオとライラの式が執り行われる。
そして、アリスティアは兄であるアレクシスから、ある事を聞かされていた。
それは"王族としてレオンハルトが参列する"という事だ。
セルジオは親族であり、そのお相手のライラはこのトロワ王国の王女である。
その為、隣国の王族を招待することは当然の事だった。
しかし、まさか王太子ではなく第二王子のレオンハルトが参列するとは夢にも思わず、その話を聞いたアリスティアは驚きを隠せなかった。
でも、親族枠と王族枠で場所も離れている為、特に式の間に会うことはないだろうと楽観的に考えていたのも束の間…
早々に、会うことになった。
式場に着き、サフィーナと共にセルジオの様子を見に行った帰り、アリスティアを呼ぶ声がした。
「ティア!」
その声の主が誰なのかは、すぐに分かった。
駆け寄ってくる足音に、アリスティアはゆっくりと振り返る。
すると…
抱きしめられた。
それも、強く強く…
二度と離さないとでも言うかのように。
「ティア!ティア!…無事で良かった!」
何度も名前を呼び、その存在を確認するかの様に抱きしめられた。
そして、アリスティアの首元に顔を埋めるかたちで呟いた。
「会いたかった…」と。
その言葉に応えるようにして、アリスティアはレオンハルトの背中に、そっと手をまわした。
お互いの想いを確認し合うかの様に抱擁したその時!
ガチャっと、セルジオの控室の扉が開き、目を丸くしたサフィーナが立っていた。
そして、その横から「どうした?」と声をかけながらセルジオが顔を見せた。
抱き合う二人を見たセルジオは、はぁっ…とため息を吐きながら呆れた様に言った。
「あのさ、お前ら少しは場所と立場を弁えろよ…。誰かに見られたらどうするのさ!
しかも!
今から結婚するのは、俺なんだけど!?」
「「あ。」」
「ごめんなさい…セルジオ、サフィ。
こ、これは、何というか…」
アリスティアが困った様に、言葉を選んでいるとレオンハルトが遮った。
「新郎の部屋の前ですまなかった。
あまりにも嬉しくて我慢できなくてね。
この度は結婚おめでとう!セルジオ!」
サフィーナ嬢も久しぶりだな!と祝いの言葉と挨拶を交わした。
セルジオとサフィーナもトラネスタ家に良く遊びに来ていた為、レオンハルトとは既に面識があった。
二人はそれぞれお礼を述べると、声を揃えて笑顔でハッキリと言った。
王族であるレオンハルトに向かって…
「「この、ヘタレ!」」と。
そして、サフィーナがアリスティアの手を取り歩き出して行ってしまうと、レオンハルトは苦笑いしながら「そうだね…」と呟いた。
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