63 / 91
63.中庭での密会
しおりを挟む
「…っ!っはぁ、はぁん!!
あぁぁーーーっ!」
ズチャズチャ…
ズッズッズッ…
「愛してるっ!愛してっ・・る!」
「ぁん!っ私も・・よっ!貴方だけ…ッひぃ!!!」
パンパンパンッ…
中庭の人気の無い場所で、激しく貪り合うかのようにお互いを求め合う二人がいた。
男性は何度も、力強く腰を打ち付けながら彼女の名前を呼び愛を伝える。
女性は、それを受け止めては男性の名を呼び「もっと!もっと!」と強請るように足を絡ませていく。
その様子は、誰が見ても愛し合う恋人同士そのものだった。
数時間後に、今彼が組み敷いて抱いている女性の婚約披露パーティーが行われるなんて誰が信じるだろうか。
そう思えるほど、二人は激しく絡み合っていた。
「シェリ!!っはぁ、僕だけのっ…君は僕だけのものだ!」
大きく首元が開いた美しいドレスを下ろし、双方の丸く大きな膨らみが月夜に照らされ光り輝く。
その膨らみからは、甘く切ない香が漂ってくる。
下から持ち上げ、丸く円を描くようにしながら何度も何度も揉みしだいていくと、それに併せるようにして気持ちよさそうな声が漏れ出してくる。
「ーんっ!!あん、あん…テオっ!
ぁ、あっ、ぁあい…っしてるぅーっ!んーっっ!!」
大きく背を反り、ビクンっと身体が揺れてシェリナスは甘い声で達した。
そして、シェリナスの"最愛の人"であるテオも彼女の中で、その止めどなく溢れる欲望を吐き出した。
見つめ合いながら、何度も口付けを交わし愛を囁き合った。
そして、ドレスが汚れないようそっと持ち上げたシェリナスはテオに向かいドレスの端をめくりあげる。
そこからは、先程テオが吐き出したものがトロトロと流れ落ちてきていた。
その様子に、テオの身体は再度熱を持ち始める。
そして、シェリナスは願いを口にした。
「あなたの子が欲しい!」と。
その瞬間、テオの理性は飛んだ。
先程、快楽の中でしぼり出した子種がシェリナスの足の間を伝って流れ落ちていく。
テオは、それらを掬い上げると元の場所に戻すかのようにシェリナスの足の間へと押し込んだ。
「ひゃんっ!」
嬉々とした可愛い声が、クチュクチュと鳴る水音と共に漏れ出してくる。
そして、流れ出たものをしっかりと入れ戻すと、テオは熱く熱を帯びた己で蓋をした。
「ぁぁあっん!!」
甘く甲高い声は、遠くから列席者を告げる音楽が鳴り続いても止まることはなかった。
そして、幾度に渡り愛を確かめ合った二人は手を繋いだまま、会場脇の庭園まで戻ると、離れを惜しむように唇を合わせ、決意新たにその場を後にした。
その様子を、見られていたとも気付かずに…
あぁぁーーーっ!」
ズチャズチャ…
ズッズッズッ…
「愛してるっ!愛してっ・・る!」
「ぁん!っ私も・・よっ!貴方だけ…ッひぃ!!!」
パンパンパンッ…
中庭の人気の無い場所で、激しく貪り合うかのようにお互いを求め合う二人がいた。
男性は何度も、力強く腰を打ち付けながら彼女の名前を呼び愛を伝える。
女性は、それを受け止めては男性の名を呼び「もっと!もっと!」と強請るように足を絡ませていく。
その様子は、誰が見ても愛し合う恋人同士そのものだった。
数時間後に、今彼が組み敷いて抱いている女性の婚約披露パーティーが行われるなんて誰が信じるだろうか。
そう思えるほど、二人は激しく絡み合っていた。
「シェリ!!っはぁ、僕だけのっ…君は僕だけのものだ!」
大きく首元が開いた美しいドレスを下ろし、双方の丸く大きな膨らみが月夜に照らされ光り輝く。
その膨らみからは、甘く切ない香が漂ってくる。
下から持ち上げ、丸く円を描くようにしながら何度も何度も揉みしだいていくと、それに併せるようにして気持ちよさそうな声が漏れ出してくる。
「ーんっ!!あん、あん…テオっ!
ぁ、あっ、ぁあい…っしてるぅーっ!んーっっ!!」
大きく背を反り、ビクンっと身体が揺れてシェリナスは甘い声で達した。
そして、シェリナスの"最愛の人"であるテオも彼女の中で、その止めどなく溢れる欲望を吐き出した。
見つめ合いながら、何度も口付けを交わし愛を囁き合った。
そして、ドレスが汚れないようそっと持ち上げたシェリナスはテオに向かいドレスの端をめくりあげる。
そこからは、先程テオが吐き出したものがトロトロと流れ落ちてきていた。
その様子に、テオの身体は再度熱を持ち始める。
そして、シェリナスは願いを口にした。
「あなたの子が欲しい!」と。
その瞬間、テオの理性は飛んだ。
先程、快楽の中でしぼり出した子種がシェリナスの足の間を伝って流れ落ちていく。
テオは、それらを掬い上げると元の場所に戻すかのようにシェリナスの足の間へと押し込んだ。
「ひゃんっ!」
嬉々とした可愛い声が、クチュクチュと鳴る水音と共に漏れ出してくる。
そして、流れ出たものをしっかりと入れ戻すと、テオは熱く熱を帯びた己で蓋をした。
「ぁぁあっん!!」
甘く甲高い声は、遠くから列席者を告げる音楽が鳴り続いても止まることはなかった。
そして、幾度に渡り愛を確かめ合った二人は手を繋いだまま、会場脇の庭園まで戻ると、離れを惜しむように唇を合わせ、決意新たにその場を後にした。
その様子を、見られていたとも気付かずに…
3
あなたにおすすめの小説
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi(がっち)
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】婚約者様、王女様を優先するならお好きにどうぞ
曽根原ツタ
恋愛
オーガスタの婚約者が王女のことを優先するようになったのは――彼女の近衛騎士になってからだった。
婚約者はオーガスタとの約束を、王女の護衛を口実に何度も破った。
美しい王女に付きっきりな彼への不信感が募っていく中、とある夜会で逢瀬を交わすふたりを目撃したことで、遂に婚約解消を決意する。
そして、その夜会でたまたま王子に会った瞬間、前世の記憶を思い出し……?
――病弱な王女を優先したいなら、好きにすればいいですよ。私も好きにしますので。
私が嫌いなら婚約破棄したらどうなんですか?
きららののん
恋愛
優しきおっとりでマイペースな令嬢は、太陽のように熱い王太子の側にいることを幸せに思っていた。
しかし、悪役令嬢に刃のような言葉を浴びせられ、自信の無くした令嬢は……
傲慢な伯爵は追い出した妻に愛を乞う
ノルジャン
恋愛
「堕ろせ。子どもはまた出来る」夫ランドルフに不貞を疑われたジュリア。誤解を解こうとランドルフを追いかけたところ、階段から転げ落ちてしまった。流産したと勘違いしたランドルフは「よかったじゃないか」と言い放った。ショックを受けたジュリアは、ランドルフの子どもを身籠ったまま彼の元を去ることに。昔お世話になった学校の先生、ケビンの元を訪ね、彼の支えの下で無事に子どもが生まれた。だがそんな中、夫ランドルフが現れて――?
エブリスタ、ムーンライトノベルズにて投稿したものを加筆改稿しております。
婚約者から婚約破棄をされて喜んだのに、どうも様子がおかしい
棗
恋愛
婚約者には初恋の人がいる。
王太子リエトの婚約者ベルティーナ=アンナローロ公爵令嬢は、呼び出された先で婚約破棄を告げられた。婚約者の隣には、家族や婚約者が常に可愛いと口にする従妹がいて。次の婚約者は従妹になると。
待ちに待った婚約破棄を喜んでいると思われる訳にもいかず、冷静に、でも笑顔は忘れずに二人の幸せを願ってあっさりと従者と部屋を出た。
婚約破棄をされた件で父に勘当されるか、何処かの貴族の後妻にされるか待っていても一向に婚約破棄の話をされない。また、婚約破棄をしたのに何故か王太子から呼び出しの声が掛かる。
従者を連れてさっさと家を出たいべルティーナと従者のせいで拗らせまくったリエトの話。
※なろうさんにも公開しています。
※短編→長編に変更しました(2023.7.19)
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる