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Chapter 1
21*双子翻弄される
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上機嫌で、母が部屋を出ていくと次にやってきたのは姉のエリザベスだった。
もちろん、エリザベスにもネイルを施す為に準備していた。
今回の姉のドレスは、前回サイラス用?に準備したドレスが大変好評だった為に、是非今回も!とのリクエストの元、色味の強いドレスにすることになった。
と、いうよりも急遽変更になったのだ。
サイラスのたっての要望で…
ちなみに、辺境伯領で考えていたドレスのカラーは淡いピンクだったのだが…
今回は、エリザベスから『サイラスの色を纏いたいの』と、可愛くお願いされてしまったのだ。
そんなことを言ってしまえば、全力でそれに賛同するサイラスが現れるに決まっている。
その結果…
髪が金髪で瞳が碧眼のサイラスに合わせるとなると、1番の理想はゴールドのドレスにサファイヤやアクアマリン系のジュエリーがしっくりくるのだが、サイラス的にはその逆で用意して欲しいとのことだった。
と、なると…
ブルー系のドレスにトパーズやシトリン系のジュエリーを添える事になるのだが…。
今度は、それに対して由佳が難色を示したのだ。
「ドレスの色が強すぎて、ジュエリーが目立たない!」と。
どうしても、金髪に寄せるとジュエリーの色は黄色系になってしまう。
由佳は、悩みに悩み抜いた結果、ジュエリーは宝石ではなくパール、真珠を使うことに決め、ゴールドはネイルに持っていきたい!と、今度は由希に相談したのだ。
直ぐに、由佳がイメージ画を書き上げてくれた為、由希にとってもイメージをつけやすかったので、その案で決定となった。
やっとの思いで、全体のバランスを整えたものの…
今度は、サイラスが姉のエリザベスの色を纏う!と言い出したのだ。
双子の心境としては、『あ、どーぞ!どーぞ!』という思いなのだが、実際はとっても迷惑な話しだった。
そもそも、姉のエリザベスは全体的に色素が薄く、どこか人外っぽい雰囲気を醸し出している。髪は、ミルクティー色で瞳も淡いエメラルドなのだ。
それを纏うとなると…
ミルクティー色の服かエメラルド色の服を着ることになる。
___うん、微妙。
決して、似合わないわけではない。
無駄に整った顔なのだから…
ただ、金髪碧眼には淡すぎてぼやけてしまうだろう。
それに、何よりもブルーのドレスを纏う姉の横には相応しくないのだ。
「それなら、オソロのほうが絶対にいい!」
と、思わず言ってしまったばっかりに、急遽サイラス用のタキシードまで準備するハメになってしまった。
最終的に、ライトブルーの生地をメインに幾重にもラメが散りばめられたチュールを重ねた優美でゴージャスなデザインに仕上げた。
もちろん、サイラスのものも同じライトブルーで作成したお揃いのデザインだ。
広がりを抑えたAラインののドレスは、動くたびに煌めきを放つ。
しかし、今までの様な甘さを感じさせないよう、セクシーに透ける谷間と大胆に透ける背面で品のある色気を演出した。
これには、サイラスも大変満足だったようで、ずーっと姉を見ていた。
…本当に、ずーーーっと。
___大変仲が良く嬉しい限りである。
そして、ジュエリーに関しても、予定通りパールをメインにダイヤモンドなども組み合わせたエレガントなデザインに仕上げた。
そこは、もちろんサイラスのカフス等ともペア感がでる様なデザインである。
そして、ネイルに関しては由希の本気度に眼を見張った。
彼女は、ゴールドネイルの為に徹底的に準備をしていた。
ラメはもちろんのこと、スタッズやラインテープ、金箔まで準備していたのだ。
一部の物に関しては、どうやって作ったのか不思議なほど忠実に再現されていた。
そこまで力を入れた、エリザベスのネイルのデザインは大変素晴らしかった。
母の、シェルを使ったデザインも美しかったがエリザベスへ施したデザインは、また違った美しさがあった。
全ての指のデザインがバラバラにも関わらず、どこか統一されている様な一つの作品の様に見えた。
用意していたパーツをほとんど使用し、爪の上にまでパールをあしらったデザインは、間違いなく明日の夜会出席者の中で一番美しい指先となるだろう。
エリザベスは、仕上がった指先をうっとりと見つめてこう言った。
「ナタリー、貴女は天才だわ!」
もちろん、エリザベスにもネイルを施す為に準備していた。
今回の姉のドレスは、前回サイラス用?に準備したドレスが大変好評だった為に、是非今回も!とのリクエストの元、色味の強いドレスにすることになった。
と、いうよりも急遽変更になったのだ。
サイラスのたっての要望で…
ちなみに、辺境伯領で考えていたドレスのカラーは淡いピンクだったのだが…
今回は、エリザベスから『サイラスの色を纏いたいの』と、可愛くお願いされてしまったのだ。
そんなことを言ってしまえば、全力でそれに賛同するサイラスが現れるに決まっている。
その結果…
髪が金髪で瞳が碧眼のサイラスに合わせるとなると、1番の理想はゴールドのドレスにサファイヤやアクアマリン系のジュエリーがしっくりくるのだが、サイラス的にはその逆で用意して欲しいとのことだった。
と、なると…
ブルー系のドレスにトパーズやシトリン系のジュエリーを添える事になるのだが…。
今度は、それに対して由佳が難色を示したのだ。
「ドレスの色が強すぎて、ジュエリーが目立たない!」と。
どうしても、金髪に寄せるとジュエリーの色は黄色系になってしまう。
由佳は、悩みに悩み抜いた結果、ジュエリーは宝石ではなくパール、真珠を使うことに決め、ゴールドはネイルに持っていきたい!と、今度は由希に相談したのだ。
直ぐに、由佳がイメージ画を書き上げてくれた為、由希にとってもイメージをつけやすかったので、その案で決定となった。
やっとの思いで、全体のバランスを整えたものの…
今度は、サイラスが姉のエリザベスの色を纏う!と言い出したのだ。
双子の心境としては、『あ、どーぞ!どーぞ!』という思いなのだが、実際はとっても迷惑な話しだった。
そもそも、姉のエリザベスは全体的に色素が薄く、どこか人外っぽい雰囲気を醸し出している。髪は、ミルクティー色で瞳も淡いエメラルドなのだ。
それを纏うとなると…
ミルクティー色の服かエメラルド色の服を着ることになる。
___うん、微妙。
決して、似合わないわけではない。
無駄に整った顔なのだから…
ただ、金髪碧眼には淡すぎてぼやけてしまうだろう。
それに、何よりもブルーのドレスを纏う姉の横には相応しくないのだ。
「それなら、オソロのほうが絶対にいい!」
と、思わず言ってしまったばっかりに、急遽サイラス用のタキシードまで準備するハメになってしまった。
最終的に、ライトブルーの生地をメインに幾重にもラメが散りばめられたチュールを重ねた優美でゴージャスなデザインに仕上げた。
もちろん、サイラスのものも同じライトブルーで作成したお揃いのデザインだ。
広がりを抑えたAラインののドレスは、動くたびに煌めきを放つ。
しかし、今までの様な甘さを感じさせないよう、セクシーに透ける谷間と大胆に透ける背面で品のある色気を演出した。
これには、サイラスも大変満足だったようで、ずーっと姉を見ていた。
…本当に、ずーーーっと。
___大変仲が良く嬉しい限りである。
そして、ジュエリーに関しても、予定通りパールをメインにダイヤモンドなども組み合わせたエレガントなデザインに仕上げた。
そこは、もちろんサイラスのカフス等ともペア感がでる様なデザインである。
そして、ネイルに関しては由希の本気度に眼を見張った。
彼女は、ゴールドネイルの為に徹底的に準備をしていた。
ラメはもちろんのこと、スタッズやラインテープ、金箔まで準備していたのだ。
一部の物に関しては、どうやって作ったのか不思議なほど忠実に再現されていた。
そこまで力を入れた、エリザベスのネイルのデザインは大変素晴らしかった。
母の、シェルを使ったデザインも美しかったがエリザベスへ施したデザインは、また違った美しさがあった。
全ての指のデザインがバラバラにも関わらず、どこか統一されている様な一つの作品の様に見えた。
用意していたパーツをほとんど使用し、爪の上にまでパールをあしらったデザインは、間違いなく明日の夜会出席者の中で一番美しい指先となるだろう。
エリザベスは、仕上がった指先をうっとりと見つめてこう言った。
「ナタリー、貴女は天才だわ!」
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