双子の転生先は双子でした

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Chapter 1

53*双子は知る

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なんでも、ノアール国は代々王族のみ重婚が認められており、最大で妻を10人持てるそうだ。
しかし、近年重婚そのものが廃れつつあるため、現王である先ほどのお偉いさんが自ら【王族の重婚を廃止する】という宣言を出し、現在はその法律改正に動いているそうだ。

で、ここからが本題である。

基本的に、父ライウス曰くと言われている彼らだが、実際はな性格ともとれる。その為、その場の雰囲気だけでぽろっと口にした言葉で起きたトラブルも多いという。
そして、今回は完全にこのパターンだった。
今日の夜会に参加する国の中でも遠方に位置するノアール国は、前日入りをしていた。その為、他の遠方より招いた国の方々を含め、昨晩少数だけの会食会を開いていたのだ。小さな会食会ではあるものの、それは紛れもないディナーであり、もちろんお酒も出てくる。貴族のマナーとして、他国のご婦人やご令嬢を挨拶の際に褒めることは一般的なため、なんの問題もなかったのだが…程よく飲みすぎたノアールの国王は言ってしまったのだ。
王妃様の目の前で…

『いやはや、なんとお美しい!!我が国でも滅多にお目にかかれない美貌ですの~!ぜひ我が国に向かい入れたいですなぁ~!!
重婚廃止を宣言致しましたが、少々~!あはははは!!!』 と。

しかも、その後も気分を良くした国王は止まらなかったそうだ。

『今からでも、重婚廃止を廃止に致しましょうか!』
『王族のみならず、国中に重婚を進めれば美しい女性たちは皆我が国に集まりますなぁ~!』
『そうでしょう、そうでしょう!やはり、男なら一度は麗しき女性たちに囲まれたいと思いますなぁ~!』

お酒も入り、気分は最高潮とでもいうかのように国王は饒舌に語り始め、終いにはその意見に賛同する男性達までまで現れたそうだ…
もちろん、賛同して盛り上がっているのは男性のみである。

王の補佐として、会場内の様子をみていた父曰く…
それぞれの男性の隣に座っていた、女性達の冷ややかな視線ほど怖いものはなかったそうだ。

そして、酔っ払っている相手に怒鳴っても意味がないと散々理解しているノアールの王妃様は、翌朝から大激怒。

他国の重鎮方に対しなんて失礼なことを言ったかわかっているのか!
恥ずかしくて仕方なかったわ!
“重婚を廃止する事を、廃止する”…呆れて物も言えませんわ。
“女性に囲まれたい”ですって?私だけでは、不満ということかしら!?

そう言って、昨日の国王の失言全てに対し詰めていただけだったらしい。
しかし、夜会が近ずくに連れ、またも国王が空気を読まずに『今日も美しい女性が沢山集まるのだろう!』などと、呑気に発言したために、再度王妃様の怒りが炸裂。
すでに、衣装に着替えていたにも関わらず、口論だけでなく次第に物が飛び交うようになった為、国王が必死に謝罪し、!”と伝え、漸く王妃様の怒りがおさまり急遽双子が呼ばれた…と、いうあらましだった。


そう、ここ!

【全身で愛している!と伝えた】

これは正しく、当初の双子の予想通りベッドを利用し仲直りした!と、いう意味だった。



話を聞いた、アシュリーとナタリーは心から思った。

父よ。
いくら仕事とは言え、赤の他人がやり終えた後のアフターフォローを娘にさせないで…

と。




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