双子の転生先は双子でした

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Chapter 2

84*デートに向けて

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朝焼けが、にじむように広がり始める頃…
コンコンッ!と、軽い音が響いた。

「はい」

返事をして、そっと扉を開けるとそこには一睡もしていない事が丸わかりなアシュリーが立っていた。
貴族令嬢とは思えない程、目の下にはくっきりとしたクマが出現しているし、頭なんて一つに括り上げて丸めている。前世でいうところの"お団子ヘア"である。当然、現世である今の時代にするものはほぼいない。
誰かに見られでもしたら、怒られる事間違い無いのだが…
そんなことは、徹夜明けのアシュリーに全く関係ない。ヨレヨレの姿で、持ってきた服を渡す。

「ナタリー、今日デートでしょ?これ着て行って!」

そう言って、ナタリーが受け取ったドレスは、以前とはまた雰囲気が違うデザインのものだった。

淡いラベンダー色のドレスには、繊細な刺繍レースがあしらわれており、胸元の煌めくジュエリーが高級感と上品さを醸し出していた。また、袖はチュールスリーブ仕様の長袖となっており可愛らしさもプラスされたデザインに仕上がっており、動くと袖が軽くふんわりと揺れる。
なんとも愛らしい姿なのだが…
その、揺れる薄い生地から見えるほっそりとした二の腕…
身体にピッタリと巻きつけたかの様なタイトなデザイン…
その全てが、その下に隠された裸体を想像させる材料になり得てしまうのだ。

全てを計算し尽くしたかの様な、アシュリーのデザインにナタリーは思わず苦笑いをする。

しかし、次の瞬間…

ナタリーは赤面した。

「ちなみに、このドレス…
セザール様の希望だからね♪」

「・・・!?」

ボンッ!!!

「え!?…へっ???」

「いや…今日のデートに間に合って良かったよ!ほんと!!
でも、今度からはもう少し猶予が欲しい!って、セザール様に伝えておいてね!
じゃぁ、今日はで甘々にされておいで~!」

そう言ってアシュリーは、ナタリーの狼狽える姿に満足そうに微笑むと「じゃぁ、寝るわ!」と言ってナタリーの部屋を後にした。


アシュリーが帰った部屋で、ナタリーは大きな姿見の前に立ち、そっとナイトドレスを脱いだ。何も纏っていない素肌には、以前愛し合った時にセザールがつけた赤い花が未だ咲き誇っていた。
首元に一つ…
そこから胸元へかけて徐々に数が増えていく。
ナタリーは、その花をそっと触れながら、これを付けられた時を思い出していた。

熱い眼差しで、ナタリーを見下ろすセザールは全身で飢えを感じさえていた。
すぐにでも、ナタリーを手に入れたかったはずだ。それを、必死に抑えながらナタリーに優しく優しく触れていた。
あの手の感覚を思い出すだけで、ナタリーの胸が熱くなる。下腹部にも熱が籠った。
不意に、胸の頂に触れれば足の間から蜜が垂れてくる感覚がする。そこに、そっと手を添えれば、鏡に映る自身が発情していることに気がついた。
添えた手を、もう少しだけ深く足の間に差し込めば、くちゅりと蜜の絡まる音が鳴る。
その音に、感化された様に何度も音を鳴らせば、火照り始めた身体は更なる刺激を求め始めた。
指先はしとどに濡れ、僅かにくいっと力を込めれば引き寄せられるように蜜壺へと吸い込まれていく。
ナタリーは、そっと目を瞑りその快感に浸っていた。しかし、目を閉じれば思い出されるのはあの時のセザールの激しい姿だ。
ナタリーの最奥まで求めるようにして、動く腰つき…
絶え間なく胸を揉む大きくすらっとした手…
そして、乱れた吐息で囁かれる声…
その全てが思い出された時、ナタリーは自身を慰めている手を急速に動かした。

「ぁ…はぁん、っ!…ぃっく…っ!!」

背中が弓形に反り、足はピンッと伸ばされている。ナタリーは、絶頂という名の快感に溺れていった。


そして、予定通りデートのためセザールが迎えにきた。アシュリーが作ったドレスを身に纏ったナタリーは、それはそれは美しかった。
薄っすら上気した頬…
潤んだ瞳…
熱い吐息…
その全てが、セザールを求めていた。

少し恥ずかしそうにして微笑むナタリーに、セザールも愛好を崩した。
そして、ゆっくりと手を差し出しエスコートするセザール。
馬車へ乗り込む際に、彼はナタリーの耳元でこう囁いた。


「今すぐ、君とひとつになりたい…」

  


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