双子の転生先は双子でした

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Chapter 2

86*新たな関係

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ナタリーが、デートとして向かった先でひたすら喘がされていた、その頃…

アシュリーは、母と姉と共に三月後に控えた誕生祭で王妃様が着用するドレス合わせの為、王城へと訪れていた。
すでに、見本と称し数点のドレスを作成して、今回この場に並べて展示している。元々、大体の希望は聞いていた為、そのデザインをベースとして詳細を決めていくだけだったのだが…

何故か現在、アシュリーは別室にてアレキサンダーの衣装合わせを行っていた。
あまりにも突然の申し出に、当然断りたかったのだが…
申し出た相手がであれば、こちらは只々了承するほかなかった。

しかし、アシュリーは性格上…
"言える人には言える時に言えるだけ言う"
と、いった少し捻くれた観念を持っている為、当然の如く…

言った。

誰に?

アレキサンダーに!


「ですから!前にも言いましたけど、ちょっと急すぎるんですって!王族は!作り手としては、もう少し猶予を頂きたいです!!」

「…あぁ、いや、しかし私も急な話で知らなく…て」

「それが、そもそもおかしいですよね?
どうして、ご自身の衣装の話なのに何も知らないのですか!?」

「いや、一応既に準備をしていてだな…」

「…は?あるんですか?衣装が?」

「…あぁ」

「はぁ!?じゃぁ、私は何のために…?
何で私はいるんですか?
必要ないなら、いちいち陛下経由で呼び出さないでくださいよ…断れないんですよ、国のトップって」

「ぃ、いや…別に私とて呼び出してもないのだが…
そもそも、仕事を断る前提は良くないぞ?」

アシュリーは、アレキサンダーからの言葉に盛大な溜息をはいて応えた。

「それ、貴方がいいますか?」と。

そして、見合わせた2人は「ふふふっ!」と笑みをこぼした。
屈託なく笑うアシュリーの姿に、アレキサンダーは年甲斐もなく心が揺れた。
それでも、久しぶりに感じるこの気持ちに気づかないふりをした。
いや、本当は以前からすでに分かっていたのだ。彼女に、どうしようもなく惹かれていることに…

それでも、アレキサンダーは隠し通した。
自分の気持ちを…
この想いを…

"相手はまだ10代の子供だ"と、自身に言い聞かせて。

散々文句を言っていたものの、アシュリーはやると決めたら一切手を抜かない。
大急ぎで、王妃とアレキサンダー分の衣装作成に取り掛かった。

そして、思えばこの頃からだろう。
アレキサンダーとアシュリーが、軽口を叩き合っている様子を良く目にする様になったのは…
仲睦まじいというよりかは、仲の良い友人のような関係だった為、周りも2人の関係を温かい目で見ていた。

そう、一部を除いては…



それから暫くして、アシュリーが姿を消した。


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