2 / 2
01*満開の桜
しおりを挟む
すべての始まりはクラス替え
新しい教室に入って、
新しいメンバーの顔をみて、
新しい席に座ろうとしたら
コロがいた
あたしの席にコロがいた
しかも、突っ伏して爆睡
いや、え、これどうするよ
起こすのもかわいそうなくらい
気持ち良さそうに寝てるよ
どうしよう・・・
とりあえず友達のところにでも行こうかと思ったら、
「あれ、水無月さんどうしたの?」
「あ、優くん」
コロの友達に声をかけられた
「ここあたしの席なんだけど…」
机に突っ伏すコロを指差し呟くと、
「うっわ、コロまじバカじゃん」
優くんはやれやれと首を振り、
それからあたしの机を
思いっきり蹴飛ばした
…あぁ
かわいそうなあたしの机
突然コロはがばっと起き上がり
「うわあっ!!」
と、ボリュームMAXで叫ぶ
そのコントのような反応は、
机に同情をしていたあたしを
現実世界に一気に引き戻した
「優ちゃん、何すんだい!!!」
コロは優くんに異議申し立てる
「なにって、起こしたの」
優くんはにこにこさらりと
申し立てをはねのける
コロは、
「もう、せっかく人が気持ちよくねてんのにさっ!!ほっとけ!!!」
と思いっきり頬を膨らませた
あ、可愛い
なんて柄にもなく思う
コロがコロと呼ばれる理由が何となくわかった気がした
「ほっとけないよ、コロが人の席で寝てるんだもん」
優くんが、私に顔を向ける。
「どういう事?」
コロはつられてこっちを向いて、
はじめてあたしを認識した。
「そこ、あたしの席なんだけど・・・」
あたしのこの発言に
ここまでぽかんと口をあけるコロは
リアクションの天才なのかもしれない
コロはあたしを見て、
机を見て、
もう一度あたしを見て、
「えーっ!!!!」
と叫んで黒板に突進した
どうやら座席表を見に行ったらしい
いち、にー、さん、し、と声に出して表を数え、
いち、にー、さん、し、と机を数える
サアと音が聞こえるくらいに
一気に顔から血の気が引いたかと思ったら、
あたしにむかって突進してきた
ここまで表情を変える人に
あたしは初めて会ったかもしれない
そんなどうでもいいことを考えているあたしに、
「水無月ちゃん、ごめんっ!!」
コロはいきなり頭を下げた
いやいやそんな頭を下げないでいいのに
周りにいるクラスメイトも
何事かとこっちを向いているぞ
てゆうか、何で水無月ちゃん
あたしとコロは初対面だったはず・・・
突っ込むところが多すぎで
何からいえばいいか分からなかったあたし
コロはそれを許されていないと捉えたようだ
コロはいきなりしゃがみ、
両手をついて、
「ほんっとごめん、かんべんして、
よだれはつけてないからぁ!!!!」
と、叫んで土下座した
土下座って、
こんなの、ほんとに、
まさしくコントみたいじゃないの!
ぶふっと思わず吹き出したら、
笑いが止まらなくなった
あとからあとから
笑いがこみあげてくる
「な、なんだよぉ!!!」
とあたふたするコロを見て、
さらに笑いが止まらなくなった
あー、可笑しい
今どき、こんなヤツいるの?
可愛いし、
土下座したし、
あたふたしてるし、
あー、可笑しい
しばらくして落ち着いたあたし
笑いすぎて出た涙を拭き
「ごめんごめん」
とコロに謝る
「許してくれる?」
恐る恐る聞くコロに
「もともと気にしてないよ。
たくさん笑っちゃってごめんね。」
とあたしも謝る
とたんにコロは
はじけるような笑顔になって、
「オレ、真崎功太。よろしくなっ」
と手を差しのべた
とことん可愛いヤツだ
コロの笑顔につられるように
あたしもにこっと笑いかけ、
「水無月美雪、よろしく。」
コロの手をとり握手した
こうしてあたしはコロと知り合った
そして、これからすべてが始まった
新しい教室に入って、
新しいメンバーの顔をみて、
新しい席に座ろうとしたら
コロがいた
あたしの席にコロがいた
しかも、突っ伏して爆睡
いや、え、これどうするよ
起こすのもかわいそうなくらい
気持ち良さそうに寝てるよ
どうしよう・・・
とりあえず友達のところにでも行こうかと思ったら、
「あれ、水無月さんどうしたの?」
「あ、優くん」
コロの友達に声をかけられた
「ここあたしの席なんだけど…」
机に突っ伏すコロを指差し呟くと、
「うっわ、コロまじバカじゃん」
優くんはやれやれと首を振り、
それからあたしの机を
思いっきり蹴飛ばした
…あぁ
かわいそうなあたしの机
突然コロはがばっと起き上がり
「うわあっ!!」
と、ボリュームMAXで叫ぶ
そのコントのような反応は、
机に同情をしていたあたしを
現実世界に一気に引き戻した
「優ちゃん、何すんだい!!!」
コロは優くんに異議申し立てる
「なにって、起こしたの」
優くんはにこにこさらりと
申し立てをはねのける
コロは、
「もう、せっかく人が気持ちよくねてんのにさっ!!ほっとけ!!!」
と思いっきり頬を膨らませた
あ、可愛い
なんて柄にもなく思う
コロがコロと呼ばれる理由が何となくわかった気がした
「ほっとけないよ、コロが人の席で寝てるんだもん」
優くんが、私に顔を向ける。
「どういう事?」
コロはつられてこっちを向いて、
はじめてあたしを認識した。
「そこ、あたしの席なんだけど・・・」
あたしのこの発言に
ここまでぽかんと口をあけるコロは
リアクションの天才なのかもしれない
コロはあたしを見て、
机を見て、
もう一度あたしを見て、
「えーっ!!!!」
と叫んで黒板に突進した
どうやら座席表を見に行ったらしい
いち、にー、さん、し、と声に出して表を数え、
いち、にー、さん、し、と机を数える
サアと音が聞こえるくらいに
一気に顔から血の気が引いたかと思ったら、
あたしにむかって突進してきた
ここまで表情を変える人に
あたしは初めて会ったかもしれない
そんなどうでもいいことを考えているあたしに、
「水無月ちゃん、ごめんっ!!」
コロはいきなり頭を下げた
いやいやそんな頭を下げないでいいのに
周りにいるクラスメイトも
何事かとこっちを向いているぞ
てゆうか、何で水無月ちゃん
あたしとコロは初対面だったはず・・・
突っ込むところが多すぎで
何からいえばいいか分からなかったあたし
コロはそれを許されていないと捉えたようだ
コロはいきなりしゃがみ、
両手をついて、
「ほんっとごめん、かんべんして、
よだれはつけてないからぁ!!!!」
と、叫んで土下座した
土下座って、
こんなの、ほんとに、
まさしくコントみたいじゃないの!
ぶふっと思わず吹き出したら、
笑いが止まらなくなった
あとからあとから
笑いがこみあげてくる
「な、なんだよぉ!!!」
とあたふたするコロを見て、
さらに笑いが止まらなくなった
あー、可笑しい
今どき、こんなヤツいるの?
可愛いし、
土下座したし、
あたふたしてるし、
あー、可笑しい
しばらくして落ち着いたあたし
笑いすぎて出た涙を拭き
「ごめんごめん」
とコロに謝る
「許してくれる?」
恐る恐る聞くコロに
「もともと気にしてないよ。
たくさん笑っちゃってごめんね。」
とあたしも謝る
とたんにコロは
はじけるような笑顔になって、
「オレ、真崎功太。よろしくなっ」
と手を差しのべた
とことん可愛いヤツだ
コロの笑顔につられるように
あたしもにこっと笑いかけ、
「水無月美雪、よろしく。」
コロの手をとり握手した
こうしてあたしはコロと知り合った
そして、これからすべてが始まった
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
恋愛
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
本物の聖女なら本気出してみろと言われたので本気出したら国が滅びました(笑
リオール
恋愛
タイトルが完全なネタバレ(苦笑
勢いで書きました。
何でも許せるかた向け。
ギャグテイストで始まりシリアスに終わります。
恋愛の甘さは皆無です。
全7話。
友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった
海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····?
友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))
とめどなく波が打ち寄せるように
月山 歩
恋愛
男爵令嬢のセシルは、従者と秘密の恋をしていた。彼が従者長になったら、父に打ち明けて、交際を認めてもらうつもりだった。けれども、それを知った父は嘘の罪を被せて、二人の仲を割く。数年後再会した二人は、富豪の侯爵と貧困にあえぐ男爵令嬢になっていた。そして、彼は冷たい瞳で私を見下した。
侯爵様の懺悔
宇野 肇
恋愛
女好きの侯爵様は一年ごとにうら若き貴族の女性を妻に迎えている。
そのどれもが困窮した家へ援助する条件で迫るという手法で、実際に縁づいてから領地経営も上手く回っていくため誰も苦言を呈せない。
侯爵様は一年ごとにとっかえひっかえするだけで、侯爵様は決して貴族法に違反する行為はしていないからだ。
その上、離縁をする際にも夫人となった女性の希望を可能な限り聞いたうえで、新たな縁を取り持ったり、寄付金とともに修道院へ出家させたりするそうなのだ。
おかげで不気味がっているのは娘を差し出さねばならない困窮した貴族の家々ばかりで、平民たちは呑気にも次に来る奥さんは何を希望して次の場所へ行くのか賭けるほどだった。
――では、侯爵様の次の奥様は一体誰になるのだろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる