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数学の乱
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二限目
数学。
田辺「えーではこれより数学の授業を始めたいと思います。えー私ごとで大変申し訳ないのですが先生はあまり数学得意ではありません。」
井田「あのさぁー..逆に先生なにが得意っていうか..なんの教科ならできるの?」
田辺「いい質問だ。先生はコンパスで円を書くのが得意です。小学校のとき先生からよく褒められていたんですよ。田辺くんの円は綺麗だって。」
井田「円...まるを書くのがとくいってことか...?」
澤「へぇー。先生の円、見てみたいです!」
坂井「でも..円を書くのが得意って言ったって何ができるっていうの?円はコンパスがあればだれにでもかけるわ。」
田辺「ふむ。鋭い指摘だな。先生今の指摘で汗が大量に吹き出たよ。おまけにうんこ漏れそうだ。」
井田「だからさー。うんこは休み時間にしとけよなー。」
田辺「しかしだなぁ坂井...俺は高校教師になった男だ...みくびってもらっては困る。キミは円周率をいくつまで言うことができるかな...??」
坂井「え..円周率..!?」
井田「円周率って..あの3.14のやつだよなぁ?」
田辺「そのとおり。私は高校教師だ。円を綺麗に書けるだけではない。なんとあの円周率を100桁まで暗記しているのだよ。」
澤「す、すごい...!」
中田「はい!先生!」
田辺「何の用だ...たなか。」
中田「朝の非常ベルのいたずら、あれ実は僕です!」
田辺「あとで校舎裏にこい。そこでだ。今日の授業は円周率バトルをする。このクラスの中で1番円周率を長く言えたものをこのクラスの数学王に選びたいと思う。」
坂井「くっ...円周率はあまり得意ではないわ..」
井田「おれなんか3.14の次すらわかんねぇよ..」
田辺「ルールは簡単だ。我こそはというものは手を上げてもらい私と円周率バトルをする..一対一だ。誰も私に勝てなければ...私がこのクラスの数学王だ。」
井田「なんかすげぇことになったなぁ..そもそも答え合わせっていうか..判定はどうすんだ..?」
田辺「井田くん..いい指摘だ。心配することなかれ。澤...審判は君に託そう。」
澤「はい!今からグーグルで答えを調べます。」
田辺「それでは鋭い指摘をしてくれた坂井..まずはキミが最初に私と闘う。」
中田「はい!先生!」
田辺「おう、たなか。なんか用か。」
中田「僕、実は中1までおねしょしてました!」
田辺「先生は中3までだ。では坂井。キミに先攻をゆずろう。」
坂井「すー...いくわよ...3.1415926535...ここまでだわ..」
澤「す、すごい..!11桁です!しかもちゃんとあっています!」
田辺「ほほう、すごいな。これは驚いたよ。敵ながらあっぱれだ」
坂井「はぁ..はぁ..次は..先生の番よ。」
田辺「いいだろう。ではゆくぞ....すーっ....
1192119211921192119211921192.....!!」
井田「1192?なんかちがくねぇー??澤どうなん?」
澤「...坂井さんの勝ちですね..。」
田辺「はっはっはっはっ。これはこれはしくじってしまった。うっかり円周率ではなく1192作ろう鎌倉幕府の方を100桁まで覚えてしまっていたようだな。やれやれ。とんだ間違いだったよ。坂井。今日から君が数学王だ。」
井田「おー!すっげー!おめでとう坂井~」
坂井「はぁ...や、やったわね。嬉しいわ。」
田辺「君たちも坂井を見習って、次の数学王の称号をとれるよう、日々頭脳を鍛えておくれよ。ではこれで私は失礼しよう。」
井田「結局先生の頭脳が1番弱い気がするけどなー。」
こうして数学の乱は無事
幕を閉じたのであった。
めでたしめでたし。
数学。
田辺「えーではこれより数学の授業を始めたいと思います。えー私ごとで大変申し訳ないのですが先生はあまり数学得意ではありません。」
井田「あのさぁー..逆に先生なにが得意っていうか..なんの教科ならできるの?」
田辺「いい質問だ。先生はコンパスで円を書くのが得意です。小学校のとき先生からよく褒められていたんですよ。田辺くんの円は綺麗だって。」
井田「円...まるを書くのがとくいってことか...?」
澤「へぇー。先生の円、見てみたいです!」
坂井「でも..円を書くのが得意って言ったって何ができるっていうの?円はコンパスがあればだれにでもかけるわ。」
田辺「ふむ。鋭い指摘だな。先生今の指摘で汗が大量に吹き出たよ。おまけにうんこ漏れそうだ。」
井田「だからさー。うんこは休み時間にしとけよなー。」
田辺「しかしだなぁ坂井...俺は高校教師になった男だ...みくびってもらっては困る。キミは円周率をいくつまで言うことができるかな...??」
坂井「え..円周率..!?」
井田「円周率って..あの3.14のやつだよなぁ?」
田辺「そのとおり。私は高校教師だ。円を綺麗に書けるだけではない。なんとあの円周率を100桁まで暗記しているのだよ。」
澤「す、すごい...!」
中田「はい!先生!」
田辺「何の用だ...たなか。」
中田「朝の非常ベルのいたずら、あれ実は僕です!」
田辺「あとで校舎裏にこい。そこでだ。今日の授業は円周率バトルをする。このクラスの中で1番円周率を長く言えたものをこのクラスの数学王に選びたいと思う。」
坂井「くっ...円周率はあまり得意ではないわ..」
井田「おれなんか3.14の次すらわかんねぇよ..」
田辺「ルールは簡単だ。我こそはというものは手を上げてもらい私と円周率バトルをする..一対一だ。誰も私に勝てなければ...私がこのクラスの数学王だ。」
井田「なんかすげぇことになったなぁ..そもそも答え合わせっていうか..判定はどうすんだ..?」
田辺「井田くん..いい指摘だ。心配することなかれ。澤...審判は君に託そう。」
澤「はい!今からグーグルで答えを調べます。」
田辺「それでは鋭い指摘をしてくれた坂井..まずはキミが最初に私と闘う。」
中田「はい!先生!」
田辺「おう、たなか。なんか用か。」
中田「僕、実は中1までおねしょしてました!」
田辺「先生は中3までだ。では坂井。キミに先攻をゆずろう。」
坂井「すー...いくわよ...3.1415926535...ここまでだわ..」
澤「す、すごい..!11桁です!しかもちゃんとあっています!」
田辺「ほほう、すごいな。これは驚いたよ。敵ながらあっぱれだ」
坂井「はぁ..はぁ..次は..先生の番よ。」
田辺「いいだろう。ではゆくぞ....すーっ....
1192119211921192119211921192.....!!」
井田「1192?なんかちがくねぇー??澤どうなん?」
澤「...坂井さんの勝ちですね..。」
田辺「はっはっはっはっ。これはこれはしくじってしまった。うっかり円周率ではなく1192作ろう鎌倉幕府の方を100桁まで覚えてしまっていたようだな。やれやれ。とんだ間違いだったよ。坂井。今日から君が数学王だ。」
井田「おー!すっげー!おめでとう坂井~」
坂井「はぁ...や、やったわね。嬉しいわ。」
田辺「君たちも坂井を見習って、次の数学王の称号をとれるよう、日々頭脳を鍛えておくれよ。ではこれで私は失礼しよう。」
井田「結局先生の頭脳が1番弱い気がするけどなー。」
こうして数学の乱は無事
幕を閉じたのであった。
めでたしめでたし。
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