秋葉王

chandeme

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世直し!

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秋葉原本面に近づくに連れてビラくばりしているメイドさんが増えている。







ほうほう。


中にはメイドさんだけではなくて制服を着た女子高生もお店のビラをくばっているようですな。


しかし
時間はまだ昼過ぎ...



まだ学校が終わっていないのにこんなところでなぜこの子らはビラを配っていてるんだろうか?




もしかしてこの子たちは
授業を抜け出してきた子たちなのか?



だとすると先生は今頃とても心配しているだろう..

それに下手したら停学にもなりかねない
この子の卒業に関わる問題だ。


これは放っておけない。





教育だ。

私は今教育しなければならない立場にある。











「ええっと、ちょっといいかな」


「なに?」


「うん。単刀直入にゆおう。今頃きみの担任の先生はとても心配している。きみのお父さんもお母さんも授業を抜け出してきみが路上でビラを配っていることを知ったらとても悲しむだろう。するとどうなるだろうか?
あの楽しかった一家団らんからは笑顔が消え去りお父さんは働く意欲がなくなり仕事をやめてしまう。
そうなればお金がなくなり毎年行っていたサイパン旅行もいちご狩りも行けなくなってしまう
するとどうなるだろうか?
しまいには夜ご飯はわびしいにぼしとたくあんと明太子と...」



「コスプレだよ、おじさん」



「コス...コス?」



「そー。本物のJKじゃなくて制服のコスプレしてるだけ。なかには制服きてる本物の高校生の子もいるけど今日は平日だしこの時間はうちらみたいに制服のかっこしてるってだけの子がほとんどだよ。で、なんだっけ?たくあんだの味噌汁だの」


「うん...味噌汁は言ってないな..ていうかそうか..俺はてっきり授業抜け出してビラを配ってる不良少女かと思っててっきり..」


「えー?本気で言ってんの?おじさん面白いね。なにしてるの?」


「う、うん..まぁなにっていうか..自分探し?世直し?みたいなね..」


「へぇー!全然意味わかんないけど!でも面白いね。おじさんみたいな人あんまいないよ。てかはじめて。うちのお店よってきなよ~」


「う、うん..ぼったくる?」


「いやいや。てか第一声でぼったくるとか聞かないで。新宿じゃないんだし。ここ秋葉だよ。うち制服バーなんだぁ。今お客さん全然いないし私が接客するからさ。行こ。」


「そ、そうだね、、じゃあせっかくだし?いこうかな..」


「はーいきまり~!
あ、お客様1名入りまーす」










こうして私は人生ではじめての制服バーとやらに侵入するのであった。

周りの人たちに援助交際と勘違いされないよう..

あ、コスプレだったね。





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