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なんとか七海ちゃんの機嫌を直して改めて校内を回り始めると、面白そうなものを見つけた。
「笹がある……パンダが来るのかな!?」
「んな訳ないでしょ」
「ですよねー」
冷静な七海ちゃんのツッコミを受けて、若干テンション下がり気味……あ、今日七夕か(今更)
「今日は七夕だね!晴れてるから織姫と彦星が会える……つまり願いが叶う!」
「やっと気づいたか」
「短冊に何て書こうかな……」
塩顔系イケメンと結婚できますように、お金持ちになれますように、この世からブラック企業が抹消しますように、専業主婦になれますように、私の女子力が少しでもみっちーに近づけますように……
あ、これ布をギッコンバッタンするだけの織姫に、叶えてもらえるレベルの願いじゃない気がする。欲望の塊だわ、やめよ。
ブラック企業抹消とか、織姫が社長と決闘するしかないじゃん。あー……もっとマシな願い事無いかな。簡単に叶いそうだけど、結構大事なやつ的な?
「藍華の事だから、欲望を沢山書きそうだね」
「そんな訳無いでしょ……」
赤色、黄色、青色、花柄、水玉、矢柄……色々ある種類の中で、一際目立つ短冊を手にとって、ニヤニヤするのを堪えながら書いていく。
「……できたっ!」
「笹がある……パンダが来るのかな!?」
「んな訳ないでしょ」
「ですよねー」
冷静な七海ちゃんのツッコミを受けて、若干テンション下がり気味……あ、今日七夕か(今更)
「今日は七夕だね!晴れてるから織姫と彦星が会える……つまり願いが叶う!」
「やっと気づいたか」
「短冊に何て書こうかな……」
塩顔系イケメンと結婚できますように、お金持ちになれますように、この世からブラック企業が抹消しますように、専業主婦になれますように、私の女子力が少しでもみっちーに近づけますように……
あ、これ布をギッコンバッタンするだけの織姫に、叶えてもらえるレベルの願いじゃない気がする。欲望の塊だわ、やめよ。
ブラック企業抹消とか、織姫が社長と決闘するしかないじゃん。あー……もっとマシな願い事無いかな。簡単に叶いそうだけど、結構大事なやつ的な?
「藍華の事だから、欲望を沢山書きそうだね」
「そんな訳無いでしょ……」
赤色、黄色、青色、花柄、水玉、矢柄……色々ある種類の中で、一際目立つ短冊を手にとって、ニヤニヤするのを堪えながら書いていく。
「……できたっ!」
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