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132 初めての対面
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今ではリッターホルムの従士となった元ルサンブール侯爵家の縁者であるビョルン。
彼の負債を帳消しにするため、ユーリウス様の反対を押しきって訪れたオーケソン侯爵家。
「分かっているのか!彼女は君を見世物にするつもりだ!」
そう言って声を荒げるユーリウス様を一体どうやって宥めたのか…。二人きりの部屋から出てきたユーリウス様は、上気した頬を隠し、渋々ながらその首を縦に振った…。
思えばユーリウス様の社交界デビューはここなのだな。当時はアッシュ君が怒ってすぐに帰ってしまったと言っていたが…社交界は優しくはない。公爵夫人になったとは言え、彼は独りで大丈夫だろうか…。
私は物陰からその一部始終を見届けていた。ユーリウス様からの命を受けて。
「これはこれは若きリッターホルム公爵夫人、おいでいただき光栄ですわ。我が家の夜会など平民出の貴方様には優雅すぎて退屈でございましょう?ご退出なら遠慮なくいつでもおっしゃって下さいましね。」
「その節はどうも。相変わらず残念な台詞だね、ビルギッタお嬢様。貴方と違ってお若くてピチピチな僕には退屈かも知れない夜会だけどこれもお役目だと思って頑張るよ。」
「んまぁ!ギリ・・・そうですわね。男同士で婚姻を結ぶような厚顔ですもの、これくらいどうと言うことはありませんわね。せいぜいその小さな身体で社交界を相手に虚勢を張る事ですわ」
「小さっ!…ほんと変わらないよねお嬢様。僕はこれでも公爵夫人だよ?いいのかなぁ?そんな横柄な態度で。ああ!気がまわらないから未だにお嬢様なのか!早く夫人にランクアップしたら?僕みたいに。ごめんねぇ?男の僕が先越しちゃって」
「なっ!…ホ、ホーッホッホッホッ!御心配には及びませんわっ!これでもわたくし婚約しておりますのよ!彼は聖王からの勅命を持って他国へと赴いておりますの!とても栄誉あるお仕事ですわ!彼がどれほど美しい顔立ちか見せて差上げたいわ!サラサラとした黒髪をこう、真ん中で掻き分けて、背もスラリと高く、それはもう美形ですのよ!あなたみたいなチンチクリンのチビと違って!」
「チッ、チビじゃない!僕は小柄なだけだ!」
「チビでしょうよっ!どこのノームかと思いましたわ!」
「ノーム!」
「あら?どこに行ったのかしらあのおチビさんは。ああら、ごめんなさいね、そこにいらしたの。あんまり小さいから見えなかったわ。ホーッホッホッホッ!」
「こっ、この根性悪め!そんなんでその婚約者とやらに逃げられなきゃいいけどねっ!」
「なんですって!」
聞くに堪えない醜い言い争いに思わずため息が出る。双方実に見苦しい…。
「アッシュ君、言い過ぎじゃないかい?一応彼女も女性だよ?」
「一応って…、それもヒドイよ?けど驚いたな。ビルギッタお嬢様の婚約者がプータローとは…。世間は狭い…。けどロビンが言うには避けられてんじゃん。逃げ出すように旅に出たってよ?プータロー帰って来ないんじゃない、多分」
「そ、それはお気の毒な…」
飲み物を取りにその場を離れ、ふと見るとアッシュ君の目の前には妖しい人影。とても美しく妖艶な…だが奸悪さを感じさせるその顔。
…忘れるはずもない。彼女こそマテアスの後妻であるペルクリット伯爵夫人。幼少のユーリウス様を苛んだあの愛人アデリーナだ。
「お初にお目にかかりますわね公爵夫人。そう…、貴方があの毒公爵に寄り添う子供なの…」
「誰…?」
「ペルクリット伯の妻ですわ。ビルギッタ嬢はわたくしのお友達ですのよ」
「類ともか…。まぁいいいや。一度会ってみたかった。けど恐ろしいほどの美貌だね。なんだろう…、何か…。ああ!女神フレイヤ。王家のお姫様がフレイヤの再来って言われてたけど違うね。僕の考えるフレイヤってまさに貴女みたいな人だ。愛と豊穣と…、そして死を司るフレイヤ。絶世の美女にして己の欲望に忠実な…黄金の女神」
「ほほほ、絶世の美女などとお恥ずかしいですわ。ありがとう、と言えばいいのかしら」
そうか。何故ユーリウス様を毛嫌いしているオーケソン侯爵家がわざわざあんな姑息な手を使ってまで招待してきたかと思ったが…、彼女が望んだのか…
だがマテアスの後妻と聞いてアッシュ君はとうに臨戦態勢だ。意外と喧嘩早い。いや…、意外では無いな。ことユーリウス様に関しては、アッシュ君に慈悲は無くなる。
宮殿を半壊させたあの時のように…。
「先に言っとくけどその節は大層なご挨拶をどうも。拉致監禁があいさつ代わりだなんておたくの御主人趣味悪いね。それも安っぽい悪人使って。僕を舐めてんの?賊を雇うにしたってもっと腕のいいやつ雇えばいいのに。出し渋ったね?ケチ臭い。まぁいいや。おたくの懐事情なんか心底どうでもいい。それより釈明があるなら聞こうか。」
「さぁ?なんのことだかさっぱりですわ。何の証拠がありまして?マテアスは少しばかりお馬鹿さんなのは確かですけど可愛いところもお有りになるのよ。誤解があるなら悲しいことですわ。」
息も付けぬ緊張の中、彼とアデリーナは声も荒げず静かに火花を散らす。その冷静さが逆に空恐ろしい…
「それより貴方様、どうやってあの毒公爵に取り入りましたの?それともあれの噂をご存じないのかしら?」
「僕は平民だけど貴族のルールを知らない訳じゃない。公爵夫人に伯爵夫人が馴れ馴れしく話しかけないで貰おうか?ああ、僕が平民出だから舐めてんのか。まったく気の合う夫婦だな。」
「これは失礼を。ですが私の夫は貴方様の義父。多少の気安さくらい構いませんでしょう?」
「笑えない冗談はやめてもらおうか。ユーリの父親は、幼いユーリにただ一人愛情を注ぎ続けたヴェッティ大公閣下その人だけだ。オタマジャクシだけで父親面する気?厚かましいにも程がある。」
ヴェッティ大公閣下!今もこうしてユーリウス様の為に、大きな重責を担ってまで正しい国を作ろうと苦心される大公閣下。幼いユーリウス様を守り続けた唯一のお方…。
そうか…、彼は大公閣下を…
「その小さな身体で随分気が強くていらっしゃるのね。驚きだわ。農家の息子とはこうも野太いのかしら…?でもそれくらいじゃないと毒公爵のお相手は務まらないわね」
「貴女もね。それくらい蠱惑的じゃないと色男は落とせないってわけか。マテアスなんかのどこが良かったのさ。貴女の美貌ならもっとお金持ちだって落とせたんじゃないの?マテアスの顔?確かにハンサムだ。だけど顔しかない男って言うのは他でもないマテアスの事だよ。頭も力も資産もない。無かったはずだ、カルロッタさんと結婚するまで…」
「愛情ですわ。当然でございましょう?そうね、前夫人にはお気の毒な事をしましたわね。ですがわたくし前夫人より先に夫とは知り合っておりましたもの。割り込んだのはリッターホルム公爵令嬢ですわ。ですが貴族家には貴族家の事情がありますものね。わたくし日陰の身で構いませんでしたのよ?ああ…なんという悲劇、いえ、喜劇かしら。貴族の婚姻に愛を求めた彼女が愚かだったとはお思いになりませんこと?」
「へぇ?じゃぁユーリのことはどう釈明するつもり?畏れ多くも公爵家当主を散々いびってくれたって話だけど?」
「いびるなどと人聞きの悪い。仕方ありませんでしょう?何しろあれは子供とは言え毒公爵。部屋中に毒が蔓延して家人は随分寝込みましたの。わたくしが恐れおののき遠ざけたとて無理はございませんでしょう?使用人たちはみな怯えておりましたもの、ついつい語気が荒くなったこともあるかもしれませんわね」
「時系列がおかしいよね。まぁいいや、どうせ二人とも僕が側にいる以上ユーリには近づけさせない。それから毒公爵って二度と呼ぶな。この金眼の毒婦め‼」
「キャンキャンうるさい子供ね…、ああもう行かなくては。お会いできて光栄でしたわ…ごきげんよう公爵夫人」
「彼女は何が目的だったのだろうか…?ただ君に会いに来たって言うのかい?」
「さぁね。でもこれで分かった。マテアスなんか目じゃないね。仕組まれたカルロッタさんとマテアスの出会い。仕組んだのはあの女だ。これだけははっきりしてる。公爵家の癌…僕の敵はあの女だ!」
彼ははっきりとした口調で躊躇することなくそう言い切った。
彼女の後姿から一瞬たりとも目を離さずに…
彼の負債を帳消しにするため、ユーリウス様の反対を押しきって訪れたオーケソン侯爵家。
「分かっているのか!彼女は君を見世物にするつもりだ!」
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「んまぁ!ギリ・・・そうですわね。男同士で婚姻を結ぶような厚顔ですもの、これくらいどうと言うことはありませんわね。せいぜいその小さな身体で社交界を相手に虚勢を張る事ですわ」
「小さっ!…ほんと変わらないよねお嬢様。僕はこれでも公爵夫人だよ?いいのかなぁ?そんな横柄な態度で。ああ!気がまわらないから未だにお嬢様なのか!早く夫人にランクアップしたら?僕みたいに。ごめんねぇ?男の僕が先越しちゃって」
「なっ!…ホ、ホーッホッホッホッ!御心配には及びませんわっ!これでもわたくし婚約しておりますのよ!彼は聖王からの勅命を持って他国へと赴いておりますの!とても栄誉あるお仕事ですわ!彼がどれほど美しい顔立ちか見せて差上げたいわ!サラサラとした黒髪をこう、真ん中で掻き分けて、背もスラリと高く、それはもう美形ですのよ!あなたみたいなチンチクリンのチビと違って!」
「チッ、チビじゃない!僕は小柄なだけだ!」
「チビでしょうよっ!どこのノームかと思いましたわ!」
「ノーム!」
「あら?どこに行ったのかしらあのおチビさんは。ああら、ごめんなさいね、そこにいらしたの。あんまり小さいから見えなかったわ。ホーッホッホッホッ!」
「こっ、この根性悪め!そんなんでその婚約者とやらに逃げられなきゃいいけどねっ!」
「なんですって!」
聞くに堪えない醜い言い争いに思わずため息が出る。双方実に見苦しい…。
「アッシュ君、言い過ぎじゃないかい?一応彼女も女性だよ?」
「一応って…、それもヒドイよ?けど驚いたな。ビルギッタお嬢様の婚約者がプータローとは…。世間は狭い…。けどロビンが言うには避けられてんじゃん。逃げ出すように旅に出たってよ?プータロー帰って来ないんじゃない、多分」
「そ、それはお気の毒な…」
飲み物を取りにその場を離れ、ふと見るとアッシュ君の目の前には妖しい人影。とても美しく妖艶な…だが奸悪さを感じさせるその顔。
…忘れるはずもない。彼女こそマテアスの後妻であるペルクリット伯爵夫人。幼少のユーリウス様を苛んだあの愛人アデリーナだ。
「お初にお目にかかりますわね公爵夫人。そう…、貴方があの毒公爵に寄り添う子供なの…」
「誰…?」
「ペルクリット伯の妻ですわ。ビルギッタ嬢はわたくしのお友達ですのよ」
「類ともか…。まぁいいいや。一度会ってみたかった。けど恐ろしいほどの美貌だね。なんだろう…、何か…。ああ!女神フレイヤ。王家のお姫様がフレイヤの再来って言われてたけど違うね。僕の考えるフレイヤってまさに貴女みたいな人だ。愛と豊穣と…、そして死を司るフレイヤ。絶世の美女にして己の欲望に忠実な…黄金の女神」
「ほほほ、絶世の美女などとお恥ずかしいですわ。ありがとう、と言えばいいのかしら」
そうか。何故ユーリウス様を毛嫌いしているオーケソン侯爵家がわざわざあんな姑息な手を使ってまで招待してきたかと思ったが…、彼女が望んだのか…
だがマテアスの後妻と聞いてアッシュ君はとうに臨戦態勢だ。意外と喧嘩早い。いや…、意外では無いな。ことユーリウス様に関しては、アッシュ君に慈悲は無くなる。
宮殿を半壊させたあの時のように…。
「先に言っとくけどその節は大層なご挨拶をどうも。拉致監禁があいさつ代わりだなんておたくの御主人趣味悪いね。それも安っぽい悪人使って。僕を舐めてんの?賊を雇うにしたってもっと腕のいいやつ雇えばいいのに。出し渋ったね?ケチ臭い。まぁいいや。おたくの懐事情なんか心底どうでもいい。それより釈明があるなら聞こうか。」
「さぁ?なんのことだかさっぱりですわ。何の証拠がありまして?マテアスは少しばかりお馬鹿さんなのは確かですけど可愛いところもお有りになるのよ。誤解があるなら悲しいことですわ。」
息も付けぬ緊張の中、彼とアデリーナは声も荒げず静かに火花を散らす。その冷静さが逆に空恐ろしい…
「それより貴方様、どうやってあの毒公爵に取り入りましたの?それともあれの噂をご存じないのかしら?」
「僕は平民だけど貴族のルールを知らない訳じゃない。公爵夫人に伯爵夫人が馴れ馴れしく話しかけないで貰おうか?ああ、僕が平民出だから舐めてんのか。まったく気の合う夫婦だな。」
「これは失礼を。ですが私の夫は貴方様の義父。多少の気安さくらい構いませんでしょう?」
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ヴェッティ大公閣下!今もこうしてユーリウス様の為に、大きな重責を担ってまで正しい国を作ろうと苦心される大公閣下。幼いユーリウス様を守り続けた唯一のお方…。
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「へぇ?じゃぁユーリのことはどう釈明するつもり?畏れ多くも公爵家当主を散々いびってくれたって話だけど?」
「いびるなどと人聞きの悪い。仕方ありませんでしょう?何しろあれは子供とは言え毒公爵。部屋中に毒が蔓延して家人は随分寝込みましたの。わたくしが恐れおののき遠ざけたとて無理はございませんでしょう?使用人たちはみな怯えておりましたもの、ついつい語気が荒くなったこともあるかもしれませんわね」
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「キャンキャンうるさい子供ね…、ああもう行かなくては。お会いできて光栄でしたわ…ごきげんよう公爵夫人」
「彼女は何が目的だったのだろうか…?ただ君に会いに来たって言うのかい?」
「さぁね。でもこれで分かった。マテアスなんか目じゃないね。仕組まれたカルロッタさんとマテアスの出会い。仕組んだのはあの女だ。これだけははっきりしてる。公爵家の癌…僕の敵はあの女だ!」
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