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明日からはしばらく単身赴任、絶対そうなる!…って、思ってたんだけどな。
意外な展開。ユーリが何もしないで眠ろうとするなんて…。だってユーリはいつだって、アレがアレであーだったのに…
それなのにこれでしばらく離れ離れだって言うのに平気なの⁉
僕は平気じゃない!
「ちょっとユーリ」
「何?」
「…いや、別に…」
ウソ…、マジでほんとに?え、ちょ、どーなってんの?
まぁいいや…しないならしないで、別に僕だってそんなにしたいわけじゃ…
「ねぇユーリ」
「どうしたの?」
「いやなんでも…」
ユーリはそれでいいの ⁉ 僕はよくないよ!いや違う、そう意味じゃなくって、よくないっていうのはアレじゃなくて、つまりそれは…
ああー!もうごちゃごちゃ言うのは無しだ無し!ユーリとしたい!
だってもう何年もずっと夜寝る時はユーリと居たのに明日からは独り。隣にユーリの居ない夜はどれほど淋しいんだろう。今さら独り寝なんて…
………
やっぱり言おう。ユーリにちゃんと。最後にユーリと触れ合いたいって…
いや最期じゃない。もちろんそんなことはさせないけど、世の中には思いがけないハプニングも起きうるわけで…
僕は…、僕は…、僕はもうつまらない意地や見栄なんかで言いたいことも誤魔化して、あれもこれもやっておけばよかったなんて、しなかったことを後悔するのは嫌なんだ!
「ユーリ!したい!しよう!」
「いいやしない。したくない」
ガーーーーンンン…
うっそ…。ショック…。再起不能…。一世一代の勇気ふり絞ったのに…
「君はこの夜をなんだと思っているんだ。最期だとでも?そんな覚悟で抱き合うのは御免だ。私は…、無事帰ってきた君と、心行くまで愛し合いたい…」
「ユーリ…」
そ、そうか…。ユーリにはこれが何かのフラグに思えたのか…。た、確かにフラグ臭い…けど…
「ユーリ…、でもやっぱり僕はしたい。最期だなんて思ってない。おかしな覚悟もしてないよ。だけど僕にだって約束は必要だって思うんだ」
「約束…?」
「僕はユーリに約束した。絶体無事に帰るって。」
「ああ。君は私への約束を決して破らない」
「だからユーリも約束して。この次する時…今日より僕を良くしてくれるって」
自分でも驚きだ。あんな恥ずかしいセリフ、素面で言えちゃうなんて…。でも言って良かった、そう思う…
アッシュの願う約束…、そこにどんな気持ちが込められているか、それを全て推し量ることはとても出来ない。
けれど…、誰よりも恥じらいの強いアッシュに必死な面持ちでこんな懇願をされてこれ以上意地など張れるはずが無い。
本当はこの私こそが、彼の最奥を欲していると言うのに…
「ああ…、君のここにも、それからここにも激しくキスして愛撫し尽くしたい…」
「あ、そんな…あ、あぁん…」
「ねぇアッシュ、ずっとこうしていたら一つに溶け合ってしまえないかな…」
「も…、とっくに蕩けてる…ふ…ぅ…」
いつになく素直な彼は私の与える快楽にとても従順に従っている。
彼の五感、その全てが私を求める。
「アッシュ、全て覚えておいて。この手も、それからこの舌も、そしてこの熱い塊も…」
「バカ…、あっ!あ、うぅん!はぁ、ユーリ…ィ…」
「この次比べるんだろう?私がどれほど上達したか…」
「く…ぅん…、ユ…リ、浮気したら許さないから…」
彼の小さな嫉妬心が却って私を煽っていく。
「バカなことを…そんな馬鹿な事を言うのはどの口だい」
「ん…、んふ…んむ…」
「全てを閉ざして膝を抱えていた私に広い世界を教えたのは君だ、アッシュ。今さら知らなかった頃には戻れない。責任を、君は責任を取らなければならない」
「ユーリ…、僕は責任感の強い男だよ。決意や覚悟なんて…、僕は気安く言ったりしないんだ。それが…僕の大切にしている教えだから!ユーリ大好き!毎日思い出せるよう…ユーリで一杯にして。そしたら頑張れるから…」
そうか。そうだとも。
彼の覚悟…、それはこのリッターホルムの地を踏んだ時、その瞬間からとうに決まっているのだ。
「君が望むだけ…。ああアッシュ。愛してる…。私のベターハーフ…」
「あっ、あっ、ああっ!も、ダメぇ、イクっ!イッちゃうぅ…!」
「うぅ!」
そうだ、アッシュの言うようここで終わりにするのだ。彼との希望に満ちた未来のために、ここリッターホルムを彼の望む桃源郷とするために。
全ての元凶、始まりの魔女アデリーナを封じて心の澱を浄化するのだ、…永劫に…
意外な展開。ユーリが何もしないで眠ろうとするなんて…。だってユーリはいつだって、アレがアレであーだったのに…
それなのにこれでしばらく離れ離れだって言うのに平気なの⁉
僕は平気じゃない!
「ちょっとユーリ」
「何?」
「…いや、別に…」
ウソ…、マジでほんとに?え、ちょ、どーなってんの?
まぁいいや…しないならしないで、別に僕だってそんなにしたいわけじゃ…
「ねぇユーリ」
「どうしたの?」
「いやなんでも…」
ユーリはそれでいいの ⁉ 僕はよくないよ!いや違う、そう意味じゃなくって、よくないっていうのはアレじゃなくて、つまりそれは…
ああー!もうごちゃごちゃ言うのは無しだ無し!ユーリとしたい!
だってもう何年もずっと夜寝る時はユーリと居たのに明日からは独り。隣にユーリの居ない夜はどれほど淋しいんだろう。今さら独り寝なんて…
………
やっぱり言おう。ユーリにちゃんと。最後にユーリと触れ合いたいって…
いや最期じゃない。もちろんそんなことはさせないけど、世の中には思いがけないハプニングも起きうるわけで…
僕は…、僕は…、僕はもうつまらない意地や見栄なんかで言いたいことも誤魔化して、あれもこれもやっておけばよかったなんて、しなかったことを後悔するのは嫌なんだ!
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「いいやしない。したくない」
ガーーーーンンン…
うっそ…。ショック…。再起不能…。一世一代の勇気ふり絞ったのに…
「君はこの夜をなんだと思っているんだ。最期だとでも?そんな覚悟で抱き合うのは御免だ。私は…、無事帰ってきた君と、心行くまで愛し合いたい…」
「ユーリ…」
そ、そうか…。ユーリにはこれが何かのフラグに思えたのか…。た、確かにフラグ臭い…けど…
「ユーリ…、でもやっぱり僕はしたい。最期だなんて思ってない。おかしな覚悟もしてないよ。だけど僕にだって約束は必要だって思うんだ」
「約束…?」
「僕はユーリに約束した。絶体無事に帰るって。」
「ああ。君は私への約束を決して破らない」
「だからユーリも約束して。この次する時…今日より僕を良くしてくれるって」
自分でも驚きだ。あんな恥ずかしいセリフ、素面で言えちゃうなんて…。でも言って良かった、そう思う…
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けれど…、誰よりも恥じらいの強いアッシュに必死な面持ちでこんな懇願をされてこれ以上意地など張れるはずが無い。
本当はこの私こそが、彼の最奥を欲していると言うのに…
「ああ…、君のここにも、それからここにも激しくキスして愛撫し尽くしたい…」
「あ、そんな…あ、あぁん…」
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「も…、とっくに蕩けてる…ふ…ぅ…」
いつになく素直な彼は私の与える快楽にとても従順に従っている。
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「バカ…、あっ!あ、うぅん!はぁ、ユーリ…ィ…」
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彼の小さな嫉妬心が却って私を煽っていく。
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「ん…、んふ…んむ…」
「全てを閉ざして膝を抱えていた私に広い世界を教えたのは君だ、アッシュ。今さら知らなかった頃には戻れない。責任を、君は責任を取らなければならない」
「ユーリ…、僕は責任感の強い男だよ。決意や覚悟なんて…、僕は気安く言ったりしないんだ。それが…僕の大切にしている教えだから!ユーリ大好き!毎日思い出せるよう…ユーリで一杯にして。そしたら頑張れるから…」
そうか。そうだとも。
彼の覚悟…、それはこのリッターホルムの地を踏んだ時、その瞬間からとうに決まっているのだ。
「君が望むだけ…。ああアッシュ。愛してる…。私のベターハーフ…」
「あっ、あっ、ああっ!も、ダメぇ、イクっ!イッちゃうぅ…!」
「うぅ!」
そうだ、アッシュの言うようここで終わりにするのだ。彼との希望に満ちた未来のために、ここリッターホルムを彼の望む桃源郷とするために。
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