街を作っていた僕は気付いたらハーレムを作っていた⁉

kozzy

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148 18歳 gets エルフの術

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「悪かったってば…。でもほら。これでもうこの土地は大丈夫」

「じゃがどうするのじゃこの惨状を!」
「崩壊だけは防いだがこれでは住めぬ!」
「なんと狂暴な奴じゃ!」
「お主は死霊は死霊でも悪霊じゃ!」

「えー?自分たちで守ってねって言っといたじゃない…」

「ここまでとは思わなんだわ!」
「限度があるじゃろうが!」
「そうじゃそうじゃ!」

「皆止めよ。レジナルドはこの地を守るため力を尽くしたというのに何という言い草…」


そうだよエルダー!もっと言って!
目を見張るようなっ大活躍のあと、僕を待っていたのはこの仕打ち…。何てことだ…!見た目詐欺の老エルフがぎゃんぎゃんうるさくって仕方ない。じじい共め…。

ん?何故だろう…反対からも白い目が…。うっ!


「ヴォルフ…」
「お前が悪い」
「まさかのお叱り」
「お前はいつも力に頼りすぎだ!少しは後先を考えろ!」

「ええ…、それじゃあまるで考えて無いみたいじゃん。何とか言ってやってシャリム…って、どうしたの?MPなら分けてあげたでしょ?」

プイッ「口分けてって言ったのに。王子には口でしたくせに」


知ってたのか…。


「あーもうっ!じゃあ少しだけね…、残りは後で」チューッ

「そんな場合か!破廉恥なヴェッティル、何とかするのじゃ!」
「そんな変な名前の人は知りません」
「いいから早うせい!」
「さすればフェンリルと地のエルフに免じ許してやる」


人使いの荒い…。けどここでへそを曲げられたらウルグレイス始祖の二の舞。僕は実利を優先する!


「皆いい加減にせよ!彼は私の落花流水。弁えよ!」

「良いんですエルダー。何言ってるかわかんないけどありがとう…」ホロリ…


さすが長たるエルダーは人間が出来ている。エルフだけど。


「じゃあさっさとやっちゃうか…。『クリエイトウォール』の最上級スキル、『クリエイトアース‼』」


磁力を移動させるのに比べたら土を練り上げるのなんて、どれだけ範囲が広かろうが僕にかかれば粘土遊びも同然!


「これは…」
「はい元通り!」


「…」
「…」
「…」
「…ヴェッティルよ、今後も仲良くしようかの?」


おおっ!なんか友好度がアップした!








「ふむふむそうか、動物とのう…」
「志は立派じゃが無理じゃ。諦めよ」

「えぇ!なんで?そのためにこれだけ頑張ったのに!あ、いえ、皆様の窮状を放っておけず…モゴモゴ」

「正直な奴じゃ」
「よいよい。動物の言葉を聞くのも大切なことじゃ。」
「だがあれは魔法では無くての」

「えっ!」


彼らの、…自然災害によって散乱した荷物などが片付け終わったのを見届け僕は本題を切り出してみた。
なのに欲して止まない動物たちとの意志疎通能力…、それが魔法じゃなくただのデフォルトだったなんて…


「同調…。お前が欲するのはその力だな?」
「エルダー…」


その力とは生きとし生けるものと同調シンクロ出来るチートな…生まれ持ったただの性能。しょぼん…。



「…じゃあ魔法は使ってないの?」
「いいや、植物に関しては別の話じゃよ」


これこそがエルフの真骨頂。
古のエルフは天候と植物を制御し、また地のエルフは大地を制御し、そうやって彼らはこの世界を整えていったのだとか。

そして現在の彼らはその力で里を隠し恵みを得、時には木から木へと移動し外界を覗き、上手く力を生かし安穏の中誰の侵入も許さず暮らしていたのだ。



「かと言ってここまで来て手ぶらはちょっと…じゃあそれ下さい」

「軽く言うでない!」
「しかしヴェッティルごときに借りはつくれぬ」

「かまわぬ。知りたいと言うのであれば教えてやるが良かろう。モノに出来るかどうかは知らぬがな」

「エルダー!ほんとに?」

「約束は約束。守らねばならぬ。いくらヴェッテイルの末裔であろうが所詮人間。たかだか何十年の戯れではないか。」

「あの、何度も言いますけどそんなのの仲間じゃないですってば。」

「しかしあれだけの魔法を繰り出せるとは…レジナルド、魔力はいかほどか」


あれ?軽くスルー?


「140、あいえ、150」
「ふむ…」


シャリム、こっち見んな…。


「驚くべき力ではあったが天は神の領域、そして植物には命がある。大地を動かすようにはいかぬ。心配は杞憂に終わるであろう」




こうして僕は器のでかいエルダーのおかげで、エルフの魔法である自然制御の魔法を手に入れたのだ!










「ここに居ると時間がバグる…」


あっという間に過ぎていくエルフの里で過ごすバカンス。だが日が経つごとそんな感覚に陥り僕はそろそろ帰ろうかと思い始めた。
なにしろ時間という概念が曖昧な彼らと居るとそのうち堕落しそうでコワイ…。


タイパを重視する僕は本来隙間時間にも予定を入れる時間貧乏である。
これは前世からの習性、習慣とも言える。なにしろ学校、街作り、実況、ついでに『恋バト』。それらを破綻なくこなしていくにはむしろ緻密な時間管理が必要である。


シャリムはあれからエルダーのもと魔法について学んでいる。本来ダークエルフとは地のエルフだけに土操作に長けているのだとか…。
正統派美形のエルダーとエキゾチック美人のシャリム…。

眼福だ。実に眼福だ。ニコに見せてやったらどれほど喜ぶか。いやぁ~、見せてやれないのが実に残念。

そしてヴォルフも一緒になって老エルフからフェンリルの昔話を聞かされている。フェンリルには本来、野生の獣たちを統率する力があるのだとか…。

…顔には出さないがご先祖さまの偉大さに尻尾をパタパタさせているヴォルフが愛おしい…。


血の薄まった彼らにどこまで可能かは神のみぞ知る。それでも彼らは己の新たな可能性に目を輝かせている。と言う事はだ。

…つまり僕だけが暇人である。

あ、いやいや、エルダーからからドワーフ国についてリサーチしたよ?でも10分で終わってね…。

それにここはエルフの里、山水画の世界。娯楽も無ければご馳走もない。

つまり…することが無い…。寝る以外…ふわ~あふ…ムニャムニャ。




二人の学習が終わり次第ここを出る。僕はエルダーにそう告げた。








そんなわけで別れの日。


「私とお前を別つことは出来ぬ。ほんの僅かな時間だ。会いに行こう。お前は私の落花流水なれば」
「 ‼ そ、そうですね!僕たちは確かに通じましたから!ぜひ会いに来るべきです!で?どうやって来ます?」


急転直下!幻のレアキャラゲットだぜ!


「そこに樹々さえあらば我らに距離は関係ない。お前の森に一際大きな古木は無いか?我らの通り道になるような」

「ある…。太くて背の高い木…」

「シャリム、それは西の山のあの大木」
「東の山のあのデカイ木だよねー!!!」

「…東の山にある大きな洞のある古木のことか」
「…そう。多分…」

「ならばその東の山の古木とやらにこの目印をつけるがいい。」


よっしゃ!誘導成功!

渡されたそれは小さな種。それを古木の幹にほんの少し傷をつけて埋め込めばそれを目印にエルフは自由自在に行き来が出来るようになるのだとか。


「それでお前らはどうやって帰る?」
「これで。『ワープゲート』」

「摩訶不思議な魔道具だ。我らとは相容れぬ理で出来ている…」




摩訶不思議な理…
それはゲームクリエイターの睡眠と引き換えに多くのバグを乗り越えた向こう側に存在する栄光プログラムである…。





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