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33 断罪とお忍び ①
アレイスターが何故ここに!
「アレイスター様、何故ここに!」
おっと、驚きのあまり脳内と言動が一致した。
時の止まった部屋にアレイスターが足を踏み入れる。動じない騎士ABCは流石だ。その後ろにはオロオロしたアシュリーが付き従っている。
アレイスターはイタズラそうに笑いながら、ことも無げに種明かしをするが、全く以って笑い事じゃない。
どうやら、バーナード伯爵経由で僕の企みを聞きつけ(アシュリーーーー!!!)その企みに便乗しようと自分もやって来たのだとか…。わざわざ平民服まで用意して。マジか…
「ア、アレイスター様は王族のパレードとか、その」
「体調不良で遠慮すると申し入れたらあっさり王妃殿下から許可されたよ」
ウソだろう…。王子が公式行事を仮病でサボって、よりにもよって下町へ遊びに出るなんて…
「母は何かに気付いていたけれどね。そもそも私がコンラッドに並ぶのをあまり好ましく思ってはいない。これでいいのだよ」
「だ、だからって…」
「それを言ったら君の方こそ王宮に顔を出さなくて良かったのかい?」
「ぼ、ぼ、僕はただの婚約者であってまだ王族未満だし。それに神礼祭は王城の庭で神事がありますから」
つまり聖職者、特に王都の教会からはアーロン含む総出で来る。教主様以下、司祭様や助祭様の前ではさすがにアーロンもネコ…どころかライオン10匹ぐらい被っているだろうけど、どっちみち同じ空間に居るだけでなんかヤダ。
そう言うと王妃様も来いとは言わなかった。
「モリセット子爵から君をエスコートする栄誉を譲って頂いた。シャノン、今日は楽しもう」
「…因みにアレイスター様、下町は…」
「馬車でなら何度も通ったのだが…、街歩きをするのははじめてなのだよ、実はね」
パァァァァ!
あ…、そう。知らないの下町。一人歩きしたこと無いんだ。あっ、そう。あー…箱入りだもんね。なんだかんだ言って。あー、なるほど。あー、いい年して初めて、ほーん…
ふふふふふ、仕方ないなぁ…。この先輩が教えてあげよう。庶民の何たるかと街歩きの醍醐味と言うものを!
僕が身にまとったのは、少し丈の長い、前がアミアミになったエプロンドレスみたいなの。頭には白いスカーフをかぶっている。あ、スカーフはロングヘアーのつけ毛付きね。
アレイスターの服は一般的な庶民服。首元がアミアミになったシャツに前を閉じないベスト。あとは普通のトラウザーズ。頭には帽子をかぶっている。
くるっとな。
「わー、ひらひら。どうですか?」
「ふふ、良く似合っているよシャノン」
「アレイスター様も良くお似合いですよ」
「それはどうも」
「買い物は僕に任せてください。慣れてますから」
ん?カイル…、何その目。
「それは心強い。だがエスコートする身としてそれはいかがなものか。私に任せてもらおう」
ほほう?
「知ってますか。下町では自分でお金を払うんですよ。ほら、僕はパンパンの財布を持ってます。アレイスター様は?」
あっ、慌てて従者からお金をもらってる。ぷぷぷ、可愛いなぁ。
「町では私をアレクと呼んでもらおう。そのままではまずいのでね」
「あっ、そうですね。じゃあ僕のことは…シ、シャ…、…アリアナで」
「…シャロンと呼ぼう」
「じゃ、それで」
静かに却下されたんだけど。何がいけなかったんだろう?僕の中では世界一キュートな歌姫なのに。
とまあ、こんなハプニングがあったにしろ、思いがけない同伴者を得て勢い込んで出かけてきた下町。
並んで歩く僕とアレイスターの後ろを少し離れてカイルとアレイスターの従者が(もちろん平民スタイル)付いてくる。
僕の騎士ABCとアレイスターの護衛は人々に混ざり、誰も近寄れないようさりげなく人波を遮断している。
何しろ僕ってばキュートがすぎて…それにアレイスターはイケメンだし。さっきから男どものウインクやお嬢さんがたの秋波がやたらと飛んでくるのが玉に瑕…。因みにどっちがどっちかは推して知るべし。
「困ったな…シャロン、もっとこちらへ」
「うーん、いっそ腕組んじゃっていいですか?」
「それがいい」
動じないとは…。モテ慣れてますか。そーですか。
そうして目にした下町は、なんだか大きく様子が変わっていた。
「花だらけ…」
「素朴な花ばかりだが…これは見事だ。下町とはこれほど美しく居心地の良い街だったかな?」
「モリセット子爵の指示で住人たちが力を合わせて街頭に花を植えたようですよ」
カイルが後ろからコソッと教えてくれる。
屋台が立ち並ぶ広場の中央にも、歩道や馬車が通る道の脇にも、それはたくさんの花壇が作られ、以前来たときに比べ随分明るく和やかな雰囲気になっている。
もちろん花のせいだけじゃない。もっとこう…、前は雑多で落ち着かない、不衛生とまでいかないけど、埃っぽい感じのする場所だったのに。なんだか花祭りみたい…
それを聞いて屋台のおじさんたちが、待ってましたとしゃべりだす。
「スキッド地区のやつらがここいらまで清掃と修繕にまわってるんだよ」
「おい!もうあそこをスキッド地区とか言うんじゃねぇよ。あそこはモリセット子爵の命で名を変えただろうが!」
へー、そうなんだ。
「ではなんと呼ばれているのだろうか」
「セント・シャノンってんだ」
「セント・シャノン!!!」
「にいさんたちはここいらの人じゃねぇな?」
「にいさんにも教えてやるよ。スキッド地区が誰のおかげで生まれ変わったか」
おじさんが話し出したのはスキッド地区でおきたその後のちょっとした出来事。
僕の支援で治療院の順調な運営を始めたアシュリーは、日々清潔になり整えられていく地区と人を見て「ここはもうスキッド転がり落ちた地区ではない。シャノン様の愛に包まれた地区だ!」と声高に宣言したのだとか。アシュリー!!!
それを聞いた地区の住人たちは口々にあそこを「セント・シャノン」と呼び始めたとか。
「アシュリーってば…」
「いいじゃないかシャロン。悪いことではないのだし」
「けど…」
「彼らの気持ちだ」
「春になったらもう一度来るといいさ。ここら一帯は春になったらタンポポが咲きほこる予定だ」
「タンポポはあのお方が下さった俺たちの花だ。ぜひ見に来てくれよ」
タンポポ…。そっか。アシュリーはあの時あげたタンポポの種をここに植えたのか。無駄にならなくて良かった。お花の人もさぞ喜ぶことだろう。
人々がこぞってパレードの場所取りに向かうと、そこに残ったのは僕たちだけ。「お嬢さん見に行かないのかい?」と聞かれたが、王族の顔など見るほどのものでもない。特にアレイスターは見飽きているだろう。
考えてみれば、シャノンの居場所はその中だった…
ごめんねシャノン。庶民な僕はあの中では暮らせそうにない。でも…
絶対シャノンを幸せにするから!
「アレイスター様、何故ここに!」
おっと、驚きのあまり脳内と言動が一致した。
時の止まった部屋にアレイスターが足を踏み入れる。動じない騎士ABCは流石だ。その後ろにはオロオロしたアシュリーが付き従っている。
アレイスターはイタズラそうに笑いながら、ことも無げに種明かしをするが、全く以って笑い事じゃない。
どうやら、バーナード伯爵経由で僕の企みを聞きつけ(アシュリーーーー!!!)その企みに便乗しようと自分もやって来たのだとか…。わざわざ平民服まで用意して。マジか…
「ア、アレイスター様は王族のパレードとか、その」
「体調不良で遠慮すると申し入れたらあっさり王妃殿下から許可されたよ」
ウソだろう…。王子が公式行事を仮病でサボって、よりにもよって下町へ遊びに出るなんて…
「母は何かに気付いていたけれどね。そもそも私がコンラッドに並ぶのをあまり好ましく思ってはいない。これでいいのだよ」
「だ、だからって…」
「それを言ったら君の方こそ王宮に顔を出さなくて良かったのかい?」
「ぼ、ぼ、僕はただの婚約者であってまだ王族未満だし。それに神礼祭は王城の庭で神事がありますから」
つまり聖職者、特に王都の教会からはアーロン含む総出で来る。教主様以下、司祭様や助祭様の前ではさすがにアーロンもネコ…どころかライオン10匹ぐらい被っているだろうけど、どっちみち同じ空間に居るだけでなんかヤダ。
そう言うと王妃様も来いとは言わなかった。
「モリセット子爵から君をエスコートする栄誉を譲って頂いた。シャノン、今日は楽しもう」
「…因みにアレイスター様、下町は…」
「馬車でなら何度も通ったのだが…、街歩きをするのははじめてなのだよ、実はね」
パァァァァ!
あ…、そう。知らないの下町。一人歩きしたこと無いんだ。あっ、そう。あー…箱入りだもんね。なんだかんだ言って。あー、なるほど。あー、いい年して初めて、ほーん…
ふふふふふ、仕方ないなぁ…。この先輩が教えてあげよう。庶民の何たるかと街歩きの醍醐味と言うものを!
僕が身にまとったのは、少し丈の長い、前がアミアミになったエプロンドレスみたいなの。頭には白いスカーフをかぶっている。あ、スカーフはロングヘアーのつけ毛付きね。
アレイスターの服は一般的な庶民服。首元がアミアミになったシャツに前を閉じないベスト。あとは普通のトラウザーズ。頭には帽子をかぶっている。
くるっとな。
「わー、ひらひら。どうですか?」
「ふふ、良く似合っているよシャノン」
「アレイスター様も良くお似合いですよ」
「それはどうも」
「買い物は僕に任せてください。慣れてますから」
ん?カイル…、何その目。
「それは心強い。だがエスコートする身としてそれはいかがなものか。私に任せてもらおう」
ほほう?
「知ってますか。下町では自分でお金を払うんですよ。ほら、僕はパンパンの財布を持ってます。アレイスター様は?」
あっ、慌てて従者からお金をもらってる。ぷぷぷ、可愛いなぁ。
「町では私をアレクと呼んでもらおう。そのままではまずいのでね」
「あっ、そうですね。じゃあ僕のことは…シ、シャ…、…アリアナで」
「…シャロンと呼ぼう」
「じゃ、それで」
静かに却下されたんだけど。何がいけなかったんだろう?僕の中では世界一キュートな歌姫なのに。
とまあ、こんなハプニングがあったにしろ、思いがけない同伴者を得て勢い込んで出かけてきた下町。
並んで歩く僕とアレイスターの後ろを少し離れてカイルとアレイスターの従者が(もちろん平民スタイル)付いてくる。
僕の騎士ABCとアレイスターの護衛は人々に混ざり、誰も近寄れないようさりげなく人波を遮断している。
何しろ僕ってばキュートがすぎて…それにアレイスターはイケメンだし。さっきから男どものウインクやお嬢さんがたの秋波がやたらと飛んでくるのが玉に瑕…。因みにどっちがどっちかは推して知るべし。
「困ったな…シャロン、もっとこちらへ」
「うーん、いっそ腕組んじゃっていいですか?」
「それがいい」
動じないとは…。モテ慣れてますか。そーですか。
そうして目にした下町は、なんだか大きく様子が変わっていた。
「花だらけ…」
「素朴な花ばかりだが…これは見事だ。下町とはこれほど美しく居心地の良い街だったかな?」
「モリセット子爵の指示で住人たちが力を合わせて街頭に花を植えたようですよ」
カイルが後ろからコソッと教えてくれる。
屋台が立ち並ぶ広場の中央にも、歩道や馬車が通る道の脇にも、それはたくさんの花壇が作られ、以前来たときに比べ随分明るく和やかな雰囲気になっている。
もちろん花のせいだけじゃない。もっとこう…、前は雑多で落ち着かない、不衛生とまでいかないけど、埃っぽい感じのする場所だったのに。なんだか花祭りみたい…
それを聞いて屋台のおじさんたちが、待ってましたとしゃべりだす。
「スキッド地区のやつらがここいらまで清掃と修繕にまわってるんだよ」
「おい!もうあそこをスキッド地区とか言うんじゃねぇよ。あそこはモリセット子爵の命で名を変えただろうが!」
へー、そうなんだ。
「ではなんと呼ばれているのだろうか」
「セント・シャノンってんだ」
「セント・シャノン!!!」
「にいさんたちはここいらの人じゃねぇな?」
「にいさんにも教えてやるよ。スキッド地区が誰のおかげで生まれ変わったか」
おじさんが話し出したのはスキッド地区でおきたその後のちょっとした出来事。
僕の支援で治療院の順調な運営を始めたアシュリーは、日々清潔になり整えられていく地区と人を見て「ここはもうスキッド転がり落ちた地区ではない。シャノン様の愛に包まれた地区だ!」と声高に宣言したのだとか。アシュリー!!!
それを聞いた地区の住人たちは口々にあそこを「セント・シャノン」と呼び始めたとか。
「アシュリーってば…」
「いいじゃないかシャロン。悪いことではないのだし」
「けど…」
「彼らの気持ちだ」
「春になったらもう一度来るといいさ。ここら一帯は春になったらタンポポが咲きほこる予定だ」
「タンポポはあのお方が下さった俺たちの花だ。ぜひ見に来てくれよ」
タンポポ…。そっか。アシュリーはあの時あげたタンポポの種をここに植えたのか。無駄にならなくて良かった。お花の人もさぞ喜ぶことだろう。
人々がこぞってパレードの場所取りに向かうと、そこに残ったのは僕たちだけ。「お嬢さん見に行かないのかい?」と聞かれたが、王族の顔など見るほどのものでもない。特にアレイスターは見飽きているだろう。
考えてみれば、シャノンの居場所はその中だった…
ごめんねシャノン。庶民な僕はあの中では暮らせそうにない。でも…
絶対シャノンを幸せにするから!
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