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明るい家族計画編
初めてのデート ①
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「なん、なんでそんなに不機嫌なんですか…?」
「お前が我が甥に鼻の下を伸ばしていると思ったら気が気ではなくてな…」
失礼な。いたって鼻の下は普通である。
「あっ、あっ、それより、ここっ!ここ来てグラナダ様!」
叔父と甥のイケメン2shotに大満足の僕である。
「アデルッ!お前は〝魔道写像機”を持ってきておったのか⁉」
「こんなチャンスなかなか無いですからね。あ、待って待って、一枚、一枚だけだから~」
「…ったく。して、親子そろって王宮に詰めて、カマーフィールドの領地はどうなっておる?」
「はっ、長兄トールキンは、ドノヴァン王の治世下、呼び出の多かった私に代わりすでに領地の運営の大部分を任せておりました故、心配無用にございます。またワイアットの不在は、閣下が寄こしてくださったローランが大変頼りになるようですな。妻のデラが大変かわいがっておるようですぞ。」
「すまないね。私がわがままを言ったばかりに。しかし今の私にはワイアットが必要なのだよ」
……お父様、何故ジト目??
それにしても、お父様はこれから官吏の長としてこのままここに留まるらしい。
そのあとしばらく、限られた僅かな時間だけど歓談して過ごした。こんな穏やかな時間がここに流れるなんてね。
だけど、せっかくの王都観光。これ以上グラナダ様を奪われてなるものかとお父様が中座したすきにとっととデートに連れ出した。
少し離れたところからマカフィーさんが付いてくる。真面目だなぁ、ほんとに。せっかくなんだからマカフィーさんも遊びに行ったらいいのに。
「グラナダ様、マカフィーさんまけたらイチャイチャしてもいいですよ?」
あっという間にマカフィーさんを引き離した…えぇ…早い…
グラナダ様からメタモル命令がでたので僕はいつものアラタになる。そうしてグラナダ様にも黒目茶髪の変装をまとわせる。
…しまった、無意識に坂下クンにしてしまった…今はもう…今は重ねてませんから!ほんとに!嘘じゃないです!
でも、ちょっとだけ興奮してもいいデスカ…
「めっちゃ良い…♡」
「なんだこの姿が好みなのか?」
「えっ、そそそ、そうですけど、あの、グラナダ様はいつものグラナダ様でいてくださいね。一番好きなのはそのままのグラナダ様ですから!」
「そうか…ふっ、だがこの姿でも口づけておくか」
チュッ…、んく…⁉
あれ?これ?…や、やばい…これ今…新太と坂下クン…じゃない?それに気が付いたら…リアルに鼻血が…出た。
「後遺症かと思ったぞ…全く心配かけおって!ほら、これでも詰めておけ!」
「だがら言っだじゃないですか、グラナダ様に興奮ずるど鼻血が出るっで…」
「…あー、ゴホン、閨では出さぬよう気をつけよ」「あい…」
気を取り直して僕らは初めての領地外デートを満喫したのだった。
「お前が我が甥に鼻の下を伸ばしていると思ったら気が気ではなくてな…」
失礼な。いたって鼻の下は普通である。
「あっ、あっ、それより、ここっ!ここ来てグラナダ様!」
叔父と甥のイケメン2shotに大満足の僕である。
「アデルッ!お前は〝魔道写像機”を持ってきておったのか⁉」
「こんなチャンスなかなか無いですからね。あ、待って待って、一枚、一枚だけだから~」
「…ったく。して、親子そろって王宮に詰めて、カマーフィールドの領地はどうなっておる?」
「はっ、長兄トールキンは、ドノヴァン王の治世下、呼び出の多かった私に代わりすでに領地の運営の大部分を任せておりました故、心配無用にございます。またワイアットの不在は、閣下が寄こしてくださったローランが大変頼りになるようですな。妻のデラが大変かわいがっておるようですぞ。」
「すまないね。私がわがままを言ったばかりに。しかし今の私にはワイアットが必要なのだよ」
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少し離れたところからマカフィーさんが付いてくる。真面目だなぁ、ほんとに。せっかくなんだからマカフィーさんも遊びに行ったらいいのに。
「グラナダ様、マカフィーさんまけたらイチャイチャしてもいいですよ?」
あっという間にマカフィーさんを引き離した…えぇ…早い…
グラナダ様からメタモル命令がでたので僕はいつものアラタになる。そうしてグラナダ様にも黒目茶髪の変装をまとわせる。
…しまった、無意識に坂下クンにしてしまった…今はもう…今は重ねてませんから!ほんとに!嘘じゃないです!
でも、ちょっとだけ興奮してもいいデスカ…
「めっちゃ良い…♡」
「なんだこの姿が好みなのか?」
「えっ、そそそ、そうですけど、あの、グラナダ様はいつものグラナダ様でいてくださいね。一番好きなのはそのままのグラナダ様ですから!」
「そうか…ふっ、だがこの姿でも口づけておくか」
チュッ…、んく…⁉
あれ?これ?…や、やばい…これ今…新太と坂下クン…じゃない?それに気が付いたら…リアルに鼻血が…出た。
「後遺症かと思ったぞ…全く心配かけおって!ほら、これでも詰めておけ!」
「だがら言っだじゃないですか、グラナダ様に興奮ずるど鼻血が出るっで…」
「…あー、ゴホン、閨では出さぬよう気をつけよ」「あい…」
気を取り直して僕らは初めての領地外デートを満喫したのだった。
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