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エンタメ充実編
助けてっ! ① グラナダ視点
「閣下、ジョッシュから鷹が届いております。まず、奴が出たのは西の境界、コマーシェル領。監視魔石は無効化されております」
「なんだと!魔術師団に言っておけ!巡回点検が甘いぞ!」
「は、ははっ!」
萎縮する伝令。こ奴にあたってもはじまらぬが…怒りが収まらぬ!
「い、行き先はそこからから馬車で半日程度の場所。農村部。豪華な屋敷。庭に果樹園。ここでしばらく休息をとったのち奴の言う楽園、子供のいる場所へ向かう様子。休息はアデル様からの申し入れ。時間稼ぎかと思われます」
でかしたぞアデル!さすがはこの私とともにスタンビートを乗り越えただけのことはある。
「場所を特定しすぐに人を向かわせろ!一刻の猶予もならん!私も早急にコマーシェルに向かう、用意せよ!」
「辺境伯様!わたくしも!わたくしも連れて行ってくださいませ。私の魔力量はそう多くはございませぬがこれでも光属性の端くれ。何かあれば回復の役に立てることでしょう」
子を想う母の気持ちをむげには出来ぬが早馬での移動にどれほど耐えられるか。
義母上は馬術に長けた騎兵にまかせ決して兵たちから離れぬよう言い聞かせ同行を許可することにした。
兵から離れぬように…くっ!…アデルにもそう言い聞かせておったのだがな…
奴が徒歩で丸二日かかって山を抜け向かった支援者の屋敷。早々に場所は特定された。
俊足の護符を使い底上げした早駆けの馬を用いればそこには半日程度で到着する。
「閣下、これを…」
「うむ。マカフィーの伝言か」
ジョッシュと合流せよ、そう命を出し一足先に向かわせたマカフィー。そこにはマカフィーに持たせた連絡用の鷹が待機していた。
「パーバートの支援者はソイルド商会の頭取、この屋敷の持ち主グリードである模様。パーバートはマイストリーとの繋がりがありグリードは支援の見返りにマジックバックの専売権を得たと。また、アデル様の魔道具をマイストリーに売り込むため陣を用い転移を画策しているようです」
「アデルをマイストリーにだと?…おのれ舐めた真似を!」
私の怒気に兵たちが怯む。まるでアデルによって消えたはずの瘴気が再び私を覆ったかのようだ。
「ソイルド商会の情報を集めさせよ!叩き潰してくれるわ!!!」
「いえ、それよりもアデル様を連れパーバートが移動をはじめたと記されております。方角は奴の屋敷より西南。閣下は急ぎそちらへ!ここは我らが制圧して見せましょう」
「うむ!」
セイラムにその場を任せアデルが連れ出された先へと向かう。
その移動の間も随時マカフィーから鷹が届く。重なる往復に疲弊せぬよう義母上が鷹に回復をかける。そういえばアデルはこの鷹を随分可愛がっておったな…
「すまぬが今暫く頑張ってくれぬか。いつも干し肉をくれるアデルがお前も好きであろう?私をアデルの元へとどうか導いてくれ…」
小賢しくも幻惑の魔法がかけてあるらしいその道。
「その側石だ!一つ残らず叩き割れ!」
「はっ!」
何度も不自然な蜃気楼を纏った分岐を進み、ようやく目の前に見えてきた巨大な岩。
いや違う、目を凝らせば微かに洞穴が見え隠れする。
「半端な隠匿がかかっておるのだな。所詮低級…無様な魔術だ…」
だが義母上には見えておらぬ。レベル差が無ければ有効と言う事か。
その時、その大岩辺りを中心に地響きが鳴り出した。
それとともに眩い光を放ったのは私の腕に巻かれたブレスレット。そして一面に響き渡ったのはアデルの叫び!
「だめぇ!助けて!グラナダ様ー!!!」
「なんだと!魔術師団に言っておけ!巡回点検が甘いぞ!」
「は、ははっ!」
萎縮する伝令。こ奴にあたってもはじまらぬが…怒りが収まらぬ!
「い、行き先はそこからから馬車で半日程度の場所。農村部。豪華な屋敷。庭に果樹園。ここでしばらく休息をとったのち奴の言う楽園、子供のいる場所へ向かう様子。休息はアデル様からの申し入れ。時間稼ぎかと思われます」
でかしたぞアデル!さすがはこの私とともにスタンビートを乗り越えただけのことはある。
「場所を特定しすぐに人を向かわせろ!一刻の猶予もならん!私も早急にコマーシェルに向かう、用意せよ!」
「辺境伯様!わたくしも!わたくしも連れて行ってくださいませ。私の魔力量はそう多くはございませぬがこれでも光属性の端くれ。何かあれば回復の役に立てることでしょう」
子を想う母の気持ちをむげには出来ぬが早馬での移動にどれほど耐えられるか。
義母上は馬術に長けた騎兵にまかせ決して兵たちから離れぬよう言い聞かせ同行を許可することにした。
兵から離れぬように…くっ!…アデルにもそう言い聞かせておったのだがな…
奴が徒歩で丸二日かかって山を抜け向かった支援者の屋敷。早々に場所は特定された。
俊足の護符を使い底上げした早駆けの馬を用いればそこには半日程度で到着する。
「閣下、これを…」
「うむ。マカフィーの伝言か」
ジョッシュと合流せよ、そう命を出し一足先に向かわせたマカフィー。そこにはマカフィーに持たせた連絡用の鷹が待機していた。
「パーバートの支援者はソイルド商会の頭取、この屋敷の持ち主グリードである模様。パーバートはマイストリーとの繋がりがありグリードは支援の見返りにマジックバックの専売権を得たと。また、アデル様の魔道具をマイストリーに売り込むため陣を用い転移を画策しているようです」
「アデルをマイストリーにだと?…おのれ舐めた真似を!」
私の怒気に兵たちが怯む。まるでアデルによって消えたはずの瘴気が再び私を覆ったかのようだ。
「ソイルド商会の情報を集めさせよ!叩き潰してくれるわ!!!」
「いえ、それよりもアデル様を連れパーバートが移動をはじめたと記されております。方角は奴の屋敷より西南。閣下は急ぎそちらへ!ここは我らが制圧して見せましょう」
「うむ!」
セイラムにその場を任せアデルが連れ出された先へと向かう。
その移動の間も随時マカフィーから鷹が届く。重なる往復に疲弊せぬよう義母上が鷹に回復をかける。そういえばアデルはこの鷹を随分可愛がっておったな…
「すまぬが今暫く頑張ってくれぬか。いつも干し肉をくれるアデルがお前も好きであろう?私をアデルの元へとどうか導いてくれ…」
小賢しくも幻惑の魔法がかけてあるらしいその道。
「その側石だ!一つ残らず叩き割れ!」
「はっ!」
何度も不自然な蜃気楼を纏った分岐を進み、ようやく目の前に見えてきた巨大な岩。
いや違う、目を凝らせば微かに洞穴が見え隠れする。
「半端な隠匿がかかっておるのだな。所詮低級…無様な魔術だ…」
だが義母上には見えておらぬ。レベル差が無ければ有効と言う事か。
その時、その大岩辺りを中心に地響きが鳴り出した。
それとともに眩い光を放ったのは私の腕に巻かれたブレスレット。そして一面に響き渡ったのはアデルの叫び!
「だめぇ!助けて!グラナダ様ー!!!」
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