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新たなる舞台へのご招待
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あのメルカートから数週間、僕は相変わらずの日々を過ごしていた。
ただ一つ違うのは…型紙の権利料がぼちぼち入りだし少しばかり懐が潤っていることと、あの日広場で食べた僕自作の〝パニーニ”が屋台で売られ、僕の庶民街での評判が改善され始めていることぐらいか。
何故パニーニで評判回復?って思うじゃん?
実はあの日、みんなで美味しそうにパニーニを頬張るところを串焼き屋の店主が見てたみたいで、「おいおい、そりゃ何だ?」と声を掛けてきたんだよね…。で、作り方教えてあげたってわけ。
おじさんは「いいのか⁉ 」って驚いてたけど、僕はパニーニなんか材料だってありきたりだし、たまたまおじさんが知らなかっただけの一般的なメニューだと思って「どーぞどーぞ」って気前よく返事しちゃって…
で、後から知ったんだよね。この国でパニーニはまだメニュー化されてなかったってことを。
この国で前例の無いオリジナルメニューは商業ギルドへの届け出が可能だ。つまり僕の意匠と同じで、一度登録されたメニューは無断でパクれないんだよね。
自作メニューを届け出しないでおじさんにあげちゃった、ってことは版権フリーで「ご自由にお使いください」になってる素材サイトと同じってこと。失敗したなぁ…儲けるチャンスだったのに。
因みにおじさんは焼き物専門の屋台店主、焼き物以外は扱えないのだが…パニーニはホットサンドだし、かすってるからオケ?
そんなわけでイヴァーノ様は意外と気前がいい、などと言われる今日この頃。けどまぁ…
フラヴィオはイヴの評判が改善傾向にあることを喜んでいるみたいだし、フラヴィオの笑顔以上に価値のある儲けは無いってことで。
「みんなー!お薬ですよー!」
「「「ハーイ、エヴァちゃーん!」」」
本日も安定のお薬手渡し会開催である。
来る人来る人ニコニコして肌艶も良く、どの辺りが医者の必要な病人なのか教えて欲しいと思っているのはここだけの話だ。
外来の売り上げ(売上って言うな!)は日々上りっ調子で、事務長からは「これからも頼むよ」と肩ポンされている。
そんなある日の午後…、今日は月に数度のロイヤル健康診断の日である。
健康診断ってそんな頻繁に必要だっけ?という疑問はおいといて、甘々のアマーディオは僕の大事なお砂糖貯蔵庫、蔑ろにするなんてとんでもない!
「はい殿下、脈取りますから手を出して」
「うむ」キュ
「違いますよー。握らないでくださいねー」
ここまでは恒例のお約束である。
「じゃあ心音聞きますねー」
「エヴァ、いつも言うがそのような筒は使わずとも…」
「えー、でも殿下、直に耳当てると興奮して爆音になっちゃうじゃないですか」
これもいつものやり取りである。あ、筒とは聴診器の前身ね。
なんだか公式にいけないお医者さんごっこをしている気分だ。
「ところでエヴァ、君に頼みたいことがあるのだが…」
「何でしょう?言っておくけどあの時みたいに後ろから締め上げて、って言うのは喉も詰まって無いのにしませんよ?」
この不届きな王子様はあろうことか僕に、「また後ろからギュっとしてくれないか」などとのたまったのだ。
人工呼吸も呼吸がしっかりしているときにやったらただのキスなのと同じで、あの締め技も喉がつかえて無ければただのハグになる。このセクハラ王子め…けしからん!
アマーディオは王子殿下らしく美貌と才気にあふれ、何事にもそつのない善性の人。明るく陽気でロマンティック、女性と受け男に優しいフェミニスト(?)である。
ゲームではそれが王子様らしいキラキラムーブになっていたのだが、今作ではどちらかというとチャラチャラしたセクハラ寄りになってしまったのは何故だろう?残念感が拭えない…
「そうではない。一度宮殿に来てもらいたいのだ」
「宮殿!何故!」
宮殿…それは王家の皆さまが住むお城のことである。使いまわしの無い素晴らしきスチルの数々で見る限りそこは、豪華絢爛にして空間認識できない程の広さを誇っている。
そんなところで何をしろと?
「実は妹のことなのだが…」
「ふんふん…」
アマーディオが言うには、BLゲーであるこの『ドキナイ』において、やんごとなきお姫様でありながらモブ中のモブ、という気の毒な姫殿下カタリーナ、その彼女がここ一週間、ろくに食事も摂らず部屋に閉じ籠っているのだとか。
そしてその扉は内鍵をかけて、家族だろうが侍女だろうが、家庭教師だろうが、誰に対しても固く閉ざされているというのだ。
「食事は?」
「部屋には常に菓子と果物が用意してある。少しは口にしているといいのだが…」
「それは心配ですね…」
「健康状態だけでも確認したいと説得し漸く今朝同意を得たのだ。だが部屋には一人しか入れぬという。困り果てていてね」
何故困っているかというと、高貴な令嬢は男性と密室に二人きり、というシチュエーションが禁止されているからだ。そしてこの世界に女医などいない。
「どうかカタリーナを診てやってくれないか。そして出来たら…何があったか聞き出してほしいのだよ」
「そんなの平民の僕じゃなくたって他に…あ…」
ピン!
…ときたね。
アマーディオは次期王様になる王太子殿下だ。つまり、将来の王妃となる正妻は、非常に由緒正しい然るべき筋とすでに話はついている。
だからいくら二コラにのぼせあがってもあくまで愛人…というのがゲーム内であえて明言されてはいなかったが、シナリオがほのかに匂わせてきた大人の事情だ。
けどまあ…あれは二コラもそれを望んでいたからなにも問題はない。
ゲーム内の二コラは健気にも
「あなたに迷惑はかけたくない!だから…僕は正式なお嫁さんになれなくっても良いんです!これからもアマーディオの側にさえ居られれば…お願い!ずっと離さないで!」
などとほざいていたが、あのセリフの意味は僕が思うに、
「面倒事はパスイチで。むしろ愛人でいいから、ずっと左うちわで生活させてね」
だ。ごめんね、心が穢れてて☆
ゲーム内でせっせと二コラのもとに通って『後継者に関わる不具合』を治癒したのは、その手柄によって王様と王妃様、それから正妻による愛人審査を合格させるためだ。
それを踏まえ本題に戻って…
アマーディオにとってエヴァは可愛い平民の子猫ちゃん。はじめから正妃の目はないわけで…
こいつ…、こうやって着々とエヴァの点数を稼いで、未来の愛人候補(願望)の加点にするつもりだな…
甘ーい!甘すぎるよアマーディオ!いや待て…ふっ、望むところだ。
「いいですよ。僕でよければ力になりますね」ニッコリ
そっちがその気ならこっちにも考えがある…ニヤリ…
ただ一つ違うのは…型紙の権利料がぼちぼち入りだし少しばかり懐が潤っていることと、あの日広場で食べた僕自作の〝パニーニ”が屋台で売られ、僕の庶民街での評判が改善され始めていることぐらいか。
何故パニーニで評判回復?って思うじゃん?
実はあの日、みんなで美味しそうにパニーニを頬張るところを串焼き屋の店主が見てたみたいで、「おいおい、そりゃ何だ?」と声を掛けてきたんだよね…。で、作り方教えてあげたってわけ。
おじさんは「いいのか⁉ 」って驚いてたけど、僕はパニーニなんか材料だってありきたりだし、たまたまおじさんが知らなかっただけの一般的なメニューだと思って「どーぞどーぞ」って気前よく返事しちゃって…
で、後から知ったんだよね。この国でパニーニはまだメニュー化されてなかったってことを。
この国で前例の無いオリジナルメニューは商業ギルドへの届け出が可能だ。つまり僕の意匠と同じで、一度登録されたメニューは無断でパクれないんだよね。
自作メニューを届け出しないでおじさんにあげちゃった、ってことは版権フリーで「ご自由にお使いください」になってる素材サイトと同じってこと。失敗したなぁ…儲けるチャンスだったのに。
因みにおじさんは焼き物専門の屋台店主、焼き物以外は扱えないのだが…パニーニはホットサンドだし、かすってるからオケ?
そんなわけでイヴァーノ様は意外と気前がいい、などと言われる今日この頃。けどまぁ…
フラヴィオはイヴの評判が改善傾向にあることを喜んでいるみたいだし、フラヴィオの笑顔以上に価値のある儲けは無いってことで。
「みんなー!お薬ですよー!」
「「「ハーイ、エヴァちゃーん!」」」
本日も安定のお薬手渡し会開催である。
来る人来る人ニコニコして肌艶も良く、どの辺りが医者の必要な病人なのか教えて欲しいと思っているのはここだけの話だ。
外来の売り上げ(売上って言うな!)は日々上りっ調子で、事務長からは「これからも頼むよ」と肩ポンされている。
そんなある日の午後…、今日は月に数度のロイヤル健康診断の日である。
健康診断ってそんな頻繁に必要だっけ?という疑問はおいといて、甘々のアマーディオは僕の大事なお砂糖貯蔵庫、蔑ろにするなんてとんでもない!
「はい殿下、脈取りますから手を出して」
「うむ」キュ
「違いますよー。握らないでくださいねー」
ここまでは恒例のお約束である。
「じゃあ心音聞きますねー」
「エヴァ、いつも言うがそのような筒は使わずとも…」
「えー、でも殿下、直に耳当てると興奮して爆音になっちゃうじゃないですか」
これもいつものやり取りである。あ、筒とは聴診器の前身ね。
なんだか公式にいけないお医者さんごっこをしている気分だ。
「ところでエヴァ、君に頼みたいことがあるのだが…」
「何でしょう?言っておくけどあの時みたいに後ろから締め上げて、って言うのは喉も詰まって無いのにしませんよ?」
この不届きな王子様はあろうことか僕に、「また後ろからギュっとしてくれないか」などとのたまったのだ。
人工呼吸も呼吸がしっかりしているときにやったらただのキスなのと同じで、あの締め技も喉がつかえて無ければただのハグになる。このセクハラ王子め…けしからん!
アマーディオは王子殿下らしく美貌と才気にあふれ、何事にもそつのない善性の人。明るく陽気でロマンティック、女性と受け男に優しいフェミニスト(?)である。
ゲームではそれが王子様らしいキラキラムーブになっていたのだが、今作ではどちらかというとチャラチャラしたセクハラ寄りになってしまったのは何故だろう?残念感が拭えない…
「そうではない。一度宮殿に来てもらいたいのだ」
「宮殿!何故!」
宮殿…それは王家の皆さまが住むお城のことである。使いまわしの無い素晴らしきスチルの数々で見る限りそこは、豪華絢爛にして空間認識できない程の広さを誇っている。
そんなところで何をしろと?
「実は妹のことなのだが…」
「ふんふん…」
アマーディオが言うには、BLゲーであるこの『ドキナイ』において、やんごとなきお姫様でありながらモブ中のモブ、という気の毒な姫殿下カタリーナ、その彼女がここ一週間、ろくに食事も摂らず部屋に閉じ籠っているのだとか。
そしてその扉は内鍵をかけて、家族だろうが侍女だろうが、家庭教師だろうが、誰に対しても固く閉ざされているというのだ。
「食事は?」
「部屋には常に菓子と果物が用意してある。少しは口にしているといいのだが…」
「それは心配ですね…」
「健康状態だけでも確認したいと説得し漸く今朝同意を得たのだ。だが部屋には一人しか入れぬという。困り果てていてね」
何故困っているかというと、高貴な令嬢は男性と密室に二人きり、というシチュエーションが禁止されているからだ。そしてこの世界に女医などいない。
「どうかカタリーナを診てやってくれないか。そして出来たら…何があったか聞き出してほしいのだよ」
「そんなの平民の僕じゃなくたって他に…あ…」
ピン!
…ときたね。
アマーディオは次期王様になる王太子殿下だ。つまり、将来の王妃となる正妻は、非常に由緒正しい然るべき筋とすでに話はついている。
だからいくら二コラにのぼせあがってもあくまで愛人…というのがゲーム内であえて明言されてはいなかったが、シナリオがほのかに匂わせてきた大人の事情だ。
けどまあ…あれは二コラもそれを望んでいたからなにも問題はない。
ゲーム内の二コラは健気にも
「あなたに迷惑はかけたくない!だから…僕は正式なお嫁さんになれなくっても良いんです!これからもアマーディオの側にさえ居られれば…お願い!ずっと離さないで!」
などとほざいていたが、あのセリフの意味は僕が思うに、
「面倒事はパスイチで。むしろ愛人でいいから、ずっと左うちわで生活させてね」
だ。ごめんね、心が穢れてて☆
ゲーム内でせっせと二コラのもとに通って『後継者に関わる不具合』を治癒したのは、その手柄によって王様と王妃様、それから正妻による愛人審査を合格させるためだ。
それを踏まえ本題に戻って…
アマーディオにとってエヴァは可愛い平民の子猫ちゃん。はじめから正妃の目はないわけで…
こいつ…、こうやって着々とエヴァの点数を稼いで、未来の愛人候補(願望)の加点にするつもりだな…
甘ーい!甘すぎるよアマーディオ!いや待て…ふっ、望むところだ。
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そっちがその気ならこっちにも考えがある…ニヤリ…
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