コスプレ令息 王子を養う

kozzy

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秘密の尋問 ※

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今夜の僕はとてつもない達成感に浸っていた。

入念な仕込みによる完璧な計画。そして少しの狂いも無いイベント進行。
わずか三時間、移動を除けばたった二時間の自由…!本音を言えばもっとやりたいことはあったのだが…それでも二人で過ごした時間は夢のようで…

やった!やったよ!

と、思っていたのにこれは一体…

「イヴ、正直に言いなさい。一体セルジオを巻き込んで今日一日何をしていたのだい?」

「…別に何も」

今僕は自宅の寝室、それもベッドの上で正座してフラヴィオに尋問されているところだ。

おかしいな…今日は完璧な一日だったはずなのに…

偶然とはいえ午後の数時間、悪事の片棒を担いで美少女二人のナイトとなった勇者セルジオを、僕はチーズフォンデュ、湯煎で作るローストビーフ、という、見た目の豪華さのわりに手間のかからないごちそうで労っていたのだが…

僕の見ている限りセルジオはフラヴィオに何もゲロっていないはずだ。

「ではあの御馳走は何なのだい?」

ゲッ!たったそれだけの情報で人を疑うとは…けしからん!
……あっ!

「フラヴィオ!もしかして浮気とか疑ってます?ありえないから!」

「はー…、君たちに限ってそのようなこと…疑ったことなど一度もないよ」
「よかっ」
「だがイヴ、君がまた彼に迷惑をかけたのではないか、それは大いに疑っている」

…この信用のなさ…何故?

心身共に夫夫となって以来、フラヴィオは少しばかり夫の威厳に目覚めたようだ。
多分いろんな知識や常識を蓄え自信がついたのだろう。時折見せるこんなフラヴィオのギャップにキュンキュンするのはここだけの秘密ね。
だが…

それとこれとは話しが別だ!

「迷惑なんてかけてません!あれはセルジオが勝手に!」
「勝手に?」

「……」

おっと危ない…キジも鳴かずば…ってね。

「どうしても言わないつもりなのだね」
「なんのことですか?いくらフラヴィオでも僕のこの口を開かせることは出来ませんよ」
「そうか。…では趣向を変えてみよう」

「え?」





「やっ、あぁん…」
「聞き分けの無い子だねイヴは」
「ちょ、ま…」
「ほら、力を抜いて」

足の間に座らせた僕の動きをフラヴィオは片腕で簡単に封じている…

わぁ逞しーい♡ じゃなくて! この体勢はやばいって…

「…もぉぉ!」
「もう一度聞くよ。何を隠しているのだい?」
「何にも隠してないって、ば、あっ!そ、そこは…」
「では代わりに何処を如何して欲しいか言ってごらん?それなら答えられるだろう?」

「む、無理だから…」

空いた右手で身体中をまさぐりながら無理難題を言うフラヴィオが憎らしい…
どうもフラヴィオは未だ慣れない僕に、そういうエッチ…なセリフを言わせたがる傾向にあるようだ。

くぅぅ…このっ!このっ!

「うー!フラヴィオのヘンタイ!」
「おや?そんなことを言うのだね?ではこうだ」
「ひぁっ!だ、うぅん…」

そこは今一番敏感な場所でしょーが!!!

「ふ…く…」
「ふふ、私の好きな顔だ」
「あっ、あっ」
「これが好き?それともこれ?」
「んぅん…」
「イヴ、答えて」
「り、両方…」

ああもうっ!
大きな手で翻弄されてるうちに頭の中は真っ白になる。でもめくるめく快感のこの先には火花が…火花が…ひ、ば…

「あ、やぁぁん!フ、フラヴィオなんで⁉ 」

ここまで煽っといて一旦停止とか…それってあんまりだよね !?

「さあ言いなさい。君の秘密は何だい?」
「…う…」

くぅぅぅ!こればっかりはフラヴィオにも言えないんだってば!
ええい!素数だ!素数を数えるんだ僕!

「…2、3、5、7、11、13…」
「…君が頑固なのは分っていたが…仕方がない。では最後の手段だ」

「は?」




「あっ、あっ、ああん!」
「君が音を上げるまでこのままだよイヴ」
「ひ、ひど、ううん!」

ううもうっ!
下からは突き上げられ上からはキスで抑えつけられ、これじゃあまるで中間管理職みたいじゃないか!

辛い…苦しい…なのにそれだけじゃないのが不思議…

「も、もうダメェ!」
「まだだ」
「ル、ルイージくんが!声が!」

「ルイージは今夜ロデオの部屋で就寝している」

な、なにっ⁉ 対処済みだと!

「だからイヴ、いくらでも声をあげるがいい。どうも君が言葉に出来るのはこれだけのようだからね」

うそぉぉぉぉん!

「あふぅ!あっ、やっ、んんー!」
「まだ頑張るのかい?」
「も、ダメ!ホントにもうやぁぁん!」

「ではどうすればいいか、わかるねイブ…」

甘い誘導…

つまり…僕が楽になるには隠してる秘密を言うか、…ものすごくエッチなことを言うかの二択…

「う、うぅん…はぁっ!あっ、もうっ!」

くっ!限界!

「」

僕の叫びとともにフラヴィオは果てた…(なんだフラヴィオも限界だったんじゃん)
そして二人で迎える賢者タイム…



え?どっちを答えたのかって?

……どっちでしょーか☆







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