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満を持しての凱旋?
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「久しぶりスタンリー。元気だった?」
「おかげさまで。イヴァーノ様もお代わりないようで安心いたしました」
「実はそうでもない。お父様お母様がなんて言うかって考えただけで心臓がバクバクして…」
今にもチビリそう。
といっても警戒しているのは勘当を解いてもらえるかどうかではなく身バレの方だが。
「イヴ…、きっと候はお分かりくださる。もし駄目でも私がついているよ」
「イヴァーノ様、旦那様は坊ちゃまの奮闘をギルドに意匠を登録なさった時より常に存じておられます。そしてヴァレリア様も最近のご活躍を大変喜んでおられました。心配には及びますまい」
二人がかりで励ましを受け、僕は一つ深呼吸しイヴァーノ家族との対面、という難行に立ち向かう覚悟を決めた。
「旦那様、イヴァーノ様がご夫君と共にお戻りでございます」
「うむ。ではサロンでなく先ずは書斎に通しなさい」
夜会客が集まりだすより前に、と言うことで、僕とフラヴィオは午前中からコレッティの屋敷を訪れていた。夜会とは言っても親しい客は陽の高いうちにやってきてしまうからだ。
執事スタンリーにより案内されたそこは家族全員が集まる書斎。あの日結婚と勘当を言い渡された部屋。緊張の一瞬…
「よくきたイヴァーノ、元気そうでなによりだ…」
少しイヴァーノに似た神経質そうな美形、多分これがイヴァーノの長兄。
長兄は僕がここを出るとき、両親に何か言われたのだろう…見送りにこそ出て来なかったが、心配そうな顔で窓にへばりついていたとうっすら記憶している。
「その服もお前のデザインなのかい?素晴らしいじゃないか」
父親似のソース顔イケメン、これが次兄。
彼はこうして現在手のひらを返しているが、拘置所から戻った僕を「このコレッティ家の恥さらし!」と呼び「私の将来に響いたらどうしてくれる!」と叫んだ、ある意味イヴァーノに性格のよく似た兄だ。
が、彼の怒りはもっともなのでその件は少しも気にしてない。というか、申しわけなかったな、とすら思っている。
「イヴァーノ、わたくしが刺繍や編み物を教えた際は気が乗らぬように見えていたのですが…身に付いていたのですね。母は感心しましたよ」
厳格そうなお母さんって感じ。お父さんもそうだけど。
まあ…王族公爵家と縁談がまとまる名門家の両親が溺愛系過保護親じゃコレッティ侯爵家の将来が心配になるわ!
「一時はどうなる事かと気が気でなかった…それもこれも何故かお義母様に面差しの似たあなたをお義父様が甘やかしたせいね」
「言わないでくれないかヴァレリア。それほど父はチチスベオの母を愛していたと言うことだ」
父全男?なんじゃそりゃ。ああ!BL妻のことか。
紛らわしいがここでお母さんが言った義父とはイヴァーノの祖父のことで、義母とはイヴァーノの祖母(♂)のことである。
イヴァーノには二人の祖母が居る。
一人が遺伝子上の祖母、父親にとっての生母である。
カタリーナ様との会話で分かったことだが(聞き出したんじゃないよ。話の流れだよ)この祖母は家系は古いが貧乏な伯爵家のご令嬢で、契約により先代に嫁いだあとはコレッティ家の敷地に別棟を持ち、実家を支援し親しい友人を侍女に集め、終生優雅に何不自由なくお暮しだったという。
そしてもう一人の祖母が受け男の母(♂)だ。
コレッティの先代当主は実質的な夫婦生活をこっちの妻(♂)と営んでいたという話だ。
二人の妻といっても三人の関係は良好で、息子たち(イヴァーノの父親と叔父)はどちらの母にもよく懐いていたという。
そもそも高位貴族とは子育てを子守や家庭教師に丸投げするのがわりと普通で、実の母とか養い母とか、名目にあまり頓着しないのかもしれない。
血のつながりも無いのに似ているイヴァーノと祖母(♂)。…これはBLの奇跡とかそういうんじゃなく、中性的な受け男子は似た雰囲気を醸し出す、ってことじゃないだろうか。
イヴァーノが似ていると言われた受け妻(♂)は若くして(享年四十代)亡くなったとかで、長兄次兄はともかくイヴァーノはほとんど記憶に無いっぽい。因みにもう一人の祖母と祖父も数年前に相次いで(享年六十代)亡くなったそうだ。
やや早いと言えば早いが、医学の進んでいないこの世界では平均的である。
「だがお前がフラヴィオ君と仲睦まじくやっていると聞いて胸をなでおろしていたのだよ。お前はともかくフラヴィオ君に迷惑をかけるのは本意ではないのでね」
「…っ…」
イヴァーノの代わりとはいえ僕が一体どれほどこのフワフワ主従に迷惑をかけられたことか…
ほとんど無一文のうえ僕の軍資金まで半分に減らし、おまけに当初は日常生活の全てを僕に逐一聞いてきたんだから。どっちかというと生活費のことより、地味にそっちの方がうっとおしかったかもしれない…
言いたいことは山ほどあるがここはグッと堪える。愛する夫に恥をかかせるのは僕こそ本意じゃない。
「コレッティ候、迷惑をかけどおしだったのは私の方だ。だがイヴは何も言わずに私とルイージの世話を引き受けてくれた…大いに讃えてやって欲しい」
フラヴィオ…その言葉があれば十分だよ!
「君の容姿ならばイヴァーノも文句は無かろうと思っていたが…まさかこれほど夢中になるとはね。意外だったが不幸中の幸いであった」
「そうですわ。問題児のイヴァーノでしたがそれでもわたくしどもの愛する息子。不幸な結婚を望む親などおりませんもの」
プク…「……」
イヴァーノが面食いだったというのは周囲の反応を聞くにここまででイヤと言うほど身に染みた。だが僕がフラヴィオに夢中で改心したって思われているのは少し心外だったりする。都合いいから訂正しないけど。
「何を仰るか。夢中なのはむしろ私のほうです。イヴは私にとって唯一無二の宝。この縁を授けてくださったコレッティ候には感謝しかない」
「いやいや、そう言われては面映ゆい。ではフラヴィオ君、皆が集まるまでしばし寛がれよ。イヴァーノ、それよりお前の送ってくれたメイドたちのお仕着せだが…」
ハイキター!
イソイソ「それ聞きたかったんです!どうでした?」
「さすがカタリーナ様が惚れこまれた才能ですこと。イヴァーノ、母はあれらを手に取り感動に震えましたよ」
「じ、じゃあ今日のホール担当メイドに…」
「ええ。もちろん着用させています」
「お…お母様…好きっ!」
「まあ!ホホホ、ずいぶん素直になって。これもフラヴィオ様のおかげかしらね」
「そうであれば嬉しいものです」
「イヴァーノ、兄さんたちにもイヴァーノの衣装を融通してくれるね」
「その前に先ずは母のドレスからよ。そうでしょう?イヴァーノ」
「はい喜んでー!」
どこかで聞いたフレーズだな…
とにかく!これで僕はカタリーナ様、アマーディオ軍団に続くビッグインフルエンサーを手に入れたことになる!なんてでっかい友軍!
和気あいあいとした家族愛溢れる書斎内。
僕のちょっとした変化はフラヴィオの人柄と手柄で全て片付けられ、また話題の中心がイヴァーノ・モードに移ったことから意外にも問題なく乗り越えられた難局。ホッ…一安心…
あとはカタリーナ様を待つばかり。
イヴァーノ・モードの未来は順風満帆である。
「おかげさまで。イヴァーノ様もお代わりないようで安心いたしました」
「実はそうでもない。お父様お母様がなんて言うかって考えただけで心臓がバクバクして…」
今にもチビリそう。
といっても警戒しているのは勘当を解いてもらえるかどうかではなく身バレの方だが。
「イヴ…、きっと候はお分かりくださる。もし駄目でも私がついているよ」
「イヴァーノ様、旦那様は坊ちゃまの奮闘をギルドに意匠を登録なさった時より常に存じておられます。そしてヴァレリア様も最近のご活躍を大変喜んでおられました。心配には及びますまい」
二人がかりで励ましを受け、僕は一つ深呼吸しイヴァーノ家族との対面、という難行に立ち向かう覚悟を決めた。
「旦那様、イヴァーノ様がご夫君と共にお戻りでございます」
「うむ。ではサロンでなく先ずは書斎に通しなさい」
夜会客が集まりだすより前に、と言うことで、僕とフラヴィオは午前中からコレッティの屋敷を訪れていた。夜会とは言っても親しい客は陽の高いうちにやってきてしまうからだ。
執事スタンリーにより案内されたそこは家族全員が集まる書斎。あの日結婚と勘当を言い渡された部屋。緊張の一瞬…
「よくきたイヴァーノ、元気そうでなによりだ…」
少しイヴァーノに似た神経質そうな美形、多分これがイヴァーノの長兄。
長兄は僕がここを出るとき、両親に何か言われたのだろう…見送りにこそ出て来なかったが、心配そうな顔で窓にへばりついていたとうっすら記憶している。
「その服もお前のデザインなのかい?素晴らしいじゃないか」
父親似のソース顔イケメン、これが次兄。
彼はこうして現在手のひらを返しているが、拘置所から戻った僕を「このコレッティ家の恥さらし!」と呼び「私の将来に響いたらどうしてくれる!」と叫んだ、ある意味イヴァーノに性格のよく似た兄だ。
が、彼の怒りはもっともなのでその件は少しも気にしてない。というか、申しわけなかったな、とすら思っている。
「イヴァーノ、わたくしが刺繍や編み物を教えた際は気が乗らぬように見えていたのですが…身に付いていたのですね。母は感心しましたよ」
厳格そうなお母さんって感じ。お父さんもそうだけど。
まあ…王族公爵家と縁談がまとまる名門家の両親が溺愛系過保護親じゃコレッティ侯爵家の将来が心配になるわ!
「一時はどうなる事かと気が気でなかった…それもこれも何故かお義母様に面差しの似たあなたをお義父様が甘やかしたせいね」
「言わないでくれないかヴァレリア。それほど父はチチスベオの母を愛していたと言うことだ」
父全男?なんじゃそりゃ。ああ!BL妻のことか。
紛らわしいがここでお母さんが言った義父とはイヴァーノの祖父のことで、義母とはイヴァーノの祖母(♂)のことである。
イヴァーノには二人の祖母が居る。
一人が遺伝子上の祖母、父親にとっての生母である。
カタリーナ様との会話で分かったことだが(聞き出したんじゃないよ。話の流れだよ)この祖母は家系は古いが貧乏な伯爵家のご令嬢で、契約により先代に嫁いだあとはコレッティ家の敷地に別棟を持ち、実家を支援し親しい友人を侍女に集め、終生優雅に何不自由なくお暮しだったという。
そしてもう一人の祖母が受け男の母(♂)だ。
コレッティの先代当主は実質的な夫婦生活をこっちの妻(♂)と営んでいたという話だ。
二人の妻といっても三人の関係は良好で、息子たち(イヴァーノの父親と叔父)はどちらの母にもよく懐いていたという。
そもそも高位貴族とは子育てを子守や家庭教師に丸投げするのがわりと普通で、実の母とか養い母とか、名目にあまり頓着しないのかもしれない。
血のつながりも無いのに似ているイヴァーノと祖母(♂)。…これはBLの奇跡とかそういうんじゃなく、中性的な受け男子は似た雰囲気を醸し出す、ってことじゃないだろうか。
イヴァーノが似ていると言われた受け妻(♂)は若くして(享年四十代)亡くなったとかで、長兄次兄はともかくイヴァーノはほとんど記憶に無いっぽい。因みにもう一人の祖母と祖父も数年前に相次いで(享年六十代)亡くなったそうだ。
やや早いと言えば早いが、医学の進んでいないこの世界では平均的である。
「だがお前がフラヴィオ君と仲睦まじくやっていると聞いて胸をなでおろしていたのだよ。お前はともかくフラヴィオ君に迷惑をかけるのは本意ではないのでね」
「…っ…」
イヴァーノの代わりとはいえ僕が一体どれほどこのフワフワ主従に迷惑をかけられたことか…
ほとんど無一文のうえ僕の軍資金まで半分に減らし、おまけに当初は日常生活の全てを僕に逐一聞いてきたんだから。どっちかというと生活費のことより、地味にそっちの方がうっとおしかったかもしれない…
言いたいことは山ほどあるがここはグッと堪える。愛する夫に恥をかかせるのは僕こそ本意じゃない。
「コレッティ候、迷惑をかけどおしだったのは私の方だ。だがイヴは何も言わずに私とルイージの世話を引き受けてくれた…大いに讃えてやって欲しい」
フラヴィオ…その言葉があれば十分だよ!
「君の容姿ならばイヴァーノも文句は無かろうと思っていたが…まさかこれほど夢中になるとはね。意外だったが不幸中の幸いであった」
「そうですわ。問題児のイヴァーノでしたがそれでもわたくしどもの愛する息子。不幸な結婚を望む親などおりませんもの」
プク…「……」
イヴァーノが面食いだったというのは周囲の反応を聞くにここまででイヤと言うほど身に染みた。だが僕がフラヴィオに夢中で改心したって思われているのは少し心外だったりする。都合いいから訂正しないけど。
「何を仰るか。夢中なのはむしろ私のほうです。イヴは私にとって唯一無二の宝。この縁を授けてくださったコレッティ候には感謝しかない」
「いやいや、そう言われては面映ゆい。ではフラヴィオ君、皆が集まるまでしばし寛がれよ。イヴァーノ、それよりお前の送ってくれたメイドたちのお仕着せだが…」
ハイキター!
イソイソ「それ聞きたかったんです!どうでした?」
「さすがカタリーナ様が惚れこまれた才能ですこと。イヴァーノ、母はあれらを手に取り感動に震えましたよ」
「じ、じゃあ今日のホール担当メイドに…」
「ええ。もちろん着用させています」
「お…お母様…好きっ!」
「まあ!ホホホ、ずいぶん素直になって。これもフラヴィオ様のおかげかしらね」
「そうであれば嬉しいものです」
「イヴァーノ、兄さんたちにもイヴァーノの衣装を融通してくれるね」
「その前に先ずは母のドレスからよ。そうでしょう?イヴァーノ」
「はい喜んでー!」
どこかで聞いたフレーズだな…
とにかく!これで僕はカタリーナ様、アマーディオ軍団に続くビッグインフルエンサーを手に入れたことになる!なんてでっかい友軍!
和気あいあいとした家族愛溢れる書斎内。
僕のちょっとした変化はフラヴィオの人柄と手柄で全て片付けられ、また話題の中心がイヴァーノ・モードに移ったことから意外にも問題なく乗り越えられた難局。ホッ…一安心…
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