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三章 嫌われ者達とぼく
嫌われている理由
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雪夜がぼくの目を見て覚悟を決めた顔をしてから話し出した。
「僕達の片親はあやかしなんだ」
「あら、貴方達は混ざり子なのね」
「混ざり子?」
「混ざり子っていうのはほとんどが片親が人間でもう片方の親があやかしの間に出来た子供の事よ。この子達は半妖または半神って呼ばれる子達ね。それとそのほとんど以外の混ざり子っていうのはそうね、、、青天ちゃんの所の狗神様がそれよ」
「陽が?」
「そう、あの方は狛犬と犬神の間に出来た狗神様でしょ?簡単に説明すると別の種族のあやかし同士で作った子供に両方の力が備わった子供の事も混ざり子って言うのよ」
「普通は両方の力は備わらないの?」
「ええ、普通は両親のどちらと同じ種族になるわね」
「へぇー、なら陽って凄いんだね」
「ええ、とてもね」
「、、、もしかして青天も僕達と同じなの?」
雪夜はぼくと花子さんの会話を聞いてそう思ったみたい。
(んー?ぼくの両親はどちらも多分だけど人間だったと思うから違うけど、実験されてぼくの体にあやかしの血が流れているのは間違いないだろうし、今のぼくの親は烏天狗の空だし、、、うーん)
「ぼくは君達と違うけど似たような者だよ。ぼくの場合は説明するのに時間がかかるし、ちょっと複雑な事だから話すの面倒、、、まあ、君達と同じ様に普通の人間じゃないって思ってくれて良いよ」
「今思いっきり面倒って言ったよな!いいのか本当に?」
「まぁ、普通の人間じゃないのは本当だよ。それと今のぼくの親はあやかしだから君達と同じような者なのも本当だよ」
「マジかよ!」
「兼太うるさい!雪夜の説明がまだ終わってないでしょ!静かにしてなさいよ!このバカ!」
“ゴツッ”
「イッテェー!だからって殴ることねぇだろ!一華!」
「いいから静かにしてろ。雪夜が説明している途中だろ」
また騒いだ兼太が拓巳にそう言われて黙った所で雪夜が説明の続きをしてくれる。
「話を戻すね。僕達を嫌っているモノっていうのは一部のあやかしと能力者、、陰陽師とか霊能力者とかの一部の人間の事でかなり僕達みたいなあやかしと人間との子供が嫌いみたいであやかしだと襲って来たり殺そうとして来たりして、人間の方は術で呪いをかけて来たり直接来て術とかで僕達を殺そうとして来たりするんだ」
「何でそこまでするのかな?半分は自分達と同じ生き物なのに?」
「私は人の事は分からないけどあやかしの方は聞いた事があるわ。確か『あんな気持ち悪い生き物と同じ生き物だとは思われたくない!あんな気持ち悪い生き物は災いを呼ぶだけだ!殺してしまった方が我々の為だ』とか『あんなモノは生きていても意味の無いモノだ。ゴミを排除してやってる我らに感謝して欲しいくらいだ』とか意味が分からない事を言ってたわ」
「酷いね。そんな事言ったら地球に生きている生き物は地球にとったら災いを起こしてゴミを増やして自分(地球)を傷つけて勝手に自分の中で暮らしてる生きていても意味が無いモノになるよね」
「本当にそうよね」
「、、、そうだな、地球にとったら俺達みんな似たようなモノだな。人間の方は俺が話そう」
ぼく達の話を聞いていた拓巳が苦笑いをした後に少し安堵した様な顔をしてから話し出した。
「人間の方は『あやかしなどとの子供など虫酸が走る!さっさと消えて無くなれ!』とか『半分は人間だと?冗談ではない!気持ち悪い!お前らなどただの化け物だ!』とか言っていたから多分、自分達と同じ血が流れていると思いたく無いんじゃないか?あいつらには俺達は倒さなければならない化け物に見えてるんだろう」
「ぼくにとっては一部の人間の方が化け物以上に残酷で怖い生き物だと思うけどね」
「確かに人間の方が時にかなり残酷で怖い生き物になる時があるからな」
「話は変わるけど、ぼく達がこの学校に居るのはアヤカシの仕業なの?」
ぼくがそう聞くとみんな困った様な顔をしてから雪夜の方を見た。
雪夜は少し考えてからぼくに話した。
「多分アヤカシだけの力じゃない。偶然に人間とアヤカシの両方から何かの術をかけられてその術が変に混ざりあったか反発したかして近くにあった強い思いと強い力を持ったこの学校に引きずり込まれたんじゃないかな?」
「青天ちゃん」
「花子さん?どうしたの?」
急に名前を呼ばれたのでぼくを抱き締めている花子さんを見ると花子さんは真剣な顔をして言った。
「ここのあやかし達のボスはかなり強い力があるみたいよそれが原因で私がここに居られる時間がもうあまり無いの」
「うん」
「けど私は女子トイレなら何処にでも現れる事が出来る存在よ。だからこの学校のここから近くにある女子トイレを教えるからそこまで行って私をまた読んでくれる?」
「分かった。それで何処に行けば良いの?」
花子さんは近くの女子トイレを教えた後に消えてしまった。
(多分さっき居た所に帰ったんだ。早く花子さんに言われた場所に行って花子さんをまた呼ばないと)
「君達もごめんね?近くの女子トイレまで行ける?」
「助けてくれてるのに文句など言えるものか。青天、お前では走ってる俺達の足に追い付くのは難しいだろうからまた抱えても大丈夫か?」
「うん、ありがとう。お願いするね拓巳」
ぼくを抱えると拓巳はドアに手をかけて緊張した顔をしてみんなを見渡した。
(得体の知らないナニかに見つからなければ良いんだけど)
「行くぞ」
“リィーン”
拓巳がドアを開けようとした時、ぼくのネックレスの翡翠の玉が静かに鳴った。
「僕達の片親はあやかしなんだ」
「あら、貴方達は混ざり子なのね」
「混ざり子?」
「混ざり子っていうのはほとんどが片親が人間でもう片方の親があやかしの間に出来た子供の事よ。この子達は半妖または半神って呼ばれる子達ね。それとそのほとんど以外の混ざり子っていうのはそうね、、、青天ちゃんの所の狗神様がそれよ」
「陽が?」
「そう、あの方は狛犬と犬神の間に出来た狗神様でしょ?簡単に説明すると別の種族のあやかし同士で作った子供に両方の力が備わった子供の事も混ざり子って言うのよ」
「普通は両方の力は備わらないの?」
「ええ、普通は両親のどちらと同じ種族になるわね」
「へぇー、なら陽って凄いんだね」
「ええ、とてもね」
「、、、もしかして青天も僕達と同じなの?」
雪夜はぼくと花子さんの会話を聞いてそう思ったみたい。
(んー?ぼくの両親はどちらも多分だけど人間だったと思うから違うけど、実験されてぼくの体にあやかしの血が流れているのは間違いないだろうし、今のぼくの親は烏天狗の空だし、、、うーん)
「ぼくは君達と違うけど似たような者だよ。ぼくの場合は説明するのに時間がかかるし、ちょっと複雑な事だから話すの面倒、、、まあ、君達と同じ様に普通の人間じゃないって思ってくれて良いよ」
「今思いっきり面倒って言ったよな!いいのか本当に?」
「まぁ、普通の人間じゃないのは本当だよ。それと今のぼくの親はあやかしだから君達と同じような者なのも本当だよ」
「マジかよ!」
「兼太うるさい!雪夜の説明がまだ終わってないでしょ!静かにしてなさいよ!このバカ!」
“ゴツッ”
「イッテェー!だからって殴ることねぇだろ!一華!」
「いいから静かにしてろ。雪夜が説明している途中だろ」
また騒いだ兼太が拓巳にそう言われて黙った所で雪夜が説明の続きをしてくれる。
「話を戻すね。僕達を嫌っているモノっていうのは一部のあやかしと能力者、、陰陽師とか霊能力者とかの一部の人間の事でかなり僕達みたいなあやかしと人間との子供が嫌いみたいであやかしだと襲って来たり殺そうとして来たりして、人間の方は術で呪いをかけて来たり直接来て術とかで僕達を殺そうとして来たりするんだ」
「何でそこまでするのかな?半分は自分達と同じ生き物なのに?」
「私は人の事は分からないけどあやかしの方は聞いた事があるわ。確か『あんな気持ち悪い生き物と同じ生き物だとは思われたくない!あんな気持ち悪い生き物は災いを呼ぶだけだ!殺してしまった方が我々の為だ』とか『あんなモノは生きていても意味の無いモノだ。ゴミを排除してやってる我らに感謝して欲しいくらいだ』とか意味が分からない事を言ってたわ」
「酷いね。そんな事言ったら地球に生きている生き物は地球にとったら災いを起こしてゴミを増やして自分(地球)を傷つけて勝手に自分の中で暮らしてる生きていても意味が無いモノになるよね」
「本当にそうよね」
「、、、そうだな、地球にとったら俺達みんな似たようなモノだな。人間の方は俺が話そう」
ぼく達の話を聞いていた拓巳が苦笑いをした後に少し安堵した様な顔をしてから話し出した。
「人間の方は『あやかしなどとの子供など虫酸が走る!さっさと消えて無くなれ!』とか『半分は人間だと?冗談ではない!気持ち悪い!お前らなどただの化け物だ!』とか言っていたから多分、自分達と同じ血が流れていると思いたく無いんじゃないか?あいつらには俺達は倒さなければならない化け物に見えてるんだろう」
「ぼくにとっては一部の人間の方が化け物以上に残酷で怖い生き物だと思うけどね」
「確かに人間の方が時にかなり残酷で怖い生き物になる時があるからな」
「話は変わるけど、ぼく達がこの学校に居るのはアヤカシの仕業なの?」
ぼくがそう聞くとみんな困った様な顔をしてから雪夜の方を見た。
雪夜は少し考えてからぼくに話した。
「多分アヤカシだけの力じゃない。偶然に人間とアヤカシの両方から何かの術をかけられてその術が変に混ざりあったか反発したかして近くにあった強い思いと強い力を持ったこの学校に引きずり込まれたんじゃないかな?」
「青天ちゃん」
「花子さん?どうしたの?」
急に名前を呼ばれたのでぼくを抱き締めている花子さんを見ると花子さんは真剣な顔をして言った。
「ここのあやかし達のボスはかなり強い力があるみたいよそれが原因で私がここに居られる時間がもうあまり無いの」
「うん」
「けど私は女子トイレなら何処にでも現れる事が出来る存在よ。だからこの学校のここから近くにある女子トイレを教えるからそこまで行って私をまた読んでくれる?」
「分かった。それで何処に行けば良いの?」
花子さんは近くの女子トイレを教えた後に消えてしまった。
(多分さっき居た所に帰ったんだ。早く花子さんに言われた場所に行って花子さんをまた呼ばないと)
「君達もごめんね?近くの女子トイレまで行ける?」
「助けてくれてるのに文句など言えるものか。青天、お前では走ってる俺達の足に追い付くのは難しいだろうからまた抱えても大丈夫か?」
「うん、ありがとう。お願いするね拓巳」
ぼくを抱えると拓巳はドアに手をかけて緊張した顔をしてみんなを見渡した。
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「行くぞ」
“リィーン”
拓巳がドアを開けようとした時、ぼくのネックレスの翡翠の玉が静かに鳴った。
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