34 / 46
三章 私とイズミの誘拐冒険
まさかの、私のサブ職の出番
しおりを挟む
私達は一日かけて町まで来た。
送ってくれたお姉さん達にお礼を言ったら何故かお姉さんの顔が赤くなったけど最後は笑顔で別れた。
「イズミ、町に来たよ」
「みぃ!」
「何か、あんまり良くない所みたいだけどね」
「みぃ?」
私には町に入った瞬間から黒いモヤモヤが町全体を覆っているのが見えた。
(凄いいっぱい、悪性(あくせい)が発生してる)
黒いモヤモヤは悪性といってその名の通り悪の力を持っている。
例えば、植物を腐らせたり、人の罪悪感を感じ無くさせたり、人の欲望を強くしたり、人やモンスターの理性を無くしたりする。
「おい!お前、吟遊詩人か?」
「いえ、学生です」
「ちっ、なら用はない」
悪性は吟遊詩人の音楽に弱いのか、吟遊詩人の音楽を聞くと力が弱まる。
なので、みんな無意識に吟遊詩人の音楽を聞きたくなるのだ。
「みぃ!みぃ!」
「イズミもなんとなく分かった?モンスターは本能で何か危険だって分かる子が多いみたいだけど、、、人は違うから仕方ないか」
町を歩いているとケンカが多い。
新しくこの町に入ってきた冒険者達を見かけたので様子を見てみると、その冒険者達に若い男が近寄って来た。
(あいつ、真っ黒だ。あいつがこの町を悪性だらけにした奴だな)
「冒険者さん達、この町は初めてですか?」
「ああ。宿を探してる所だよ」
「なら、私がご案内しますよ。こっちです」
そう言って冒険者達の肩を叩いていた。
(あいつ、冒険者達に悪性を付けた!しかも、かなり沢山の悪性を付けたな。あいつが離れたらアレをするか)
私は冒険者達を追いかけながら、カバンからあるモノを探していた。
(確か、ここら辺に入れてたはず、、、!あった。コレを使えば大丈夫なはずだ)
「冒険者さん達、ここが宿ですよ。それでは、また」
男が冒険者達と離れたので、私は冒険者達に近づいてみる。
冒険者達は悪性を入れられて少ししかたってないのでぼーっとしている。
悪性は人に馴染むまで少し時間がかかるのだ。
私は冒険者達の後ろに立ってカバンから出した五センチくらいの青い石をかざした。
(まさか、私のサブ職の出番が来るとは思わなかったな)
〈神聖なる青よ、穢れ(けがれ)を吸い浄化せよ、聖青(せいせい)〉
私が浄化の言葉を唱えると冒険者達に入っていた悪性が私の持っている青い石に吸い込まれた。
悪性を吸い込んだ石は少し黒い色になったけど、浄化したら元の綺麗な青い色に戻る。
「みぃ?みぃ!みぃ!」
「ん?私が何をしたか知りたいの?」
「みぃ!」
イズミが知りたいみたいなので説明した。
私のサブ職が神聖者(しんせいしゃ)というもので、悪性を浄化出来る人の事をいって、生まれながら持っている資質でモンスター使いと同じ様に他のサブ職は取れなく数も少ない。
悪性を浄化する力を持っているだけなので、戦いにはなんの役にも立たないサブ職なのだ。
「私の場合、吟遊詩人と神聖者だから戦う力が無いんだよ。だから、レイガくん達がよく私の心配をするんだ。まぁ、確かに戦えないし弱いから一人だと心配だよね?」
「みぃ?みぃ!」
「今はイズミが守るって?ありがとう。町を少し浄化したら直ぐこの町から出よう。町が浄化されてるってあの男が気づいたら危ないからね」
「みぃ!」
私は町を歩いて悪性が酷い所を浄化する。
(ここが終わったらもう大丈夫かな?あとは自然に浄化すると思うし。あの男に気づかれる前に町から早く出よう)
私とイズミは町を出た。
あの男が町を出る私達を見かけた後に、町の様子に気づき私達を追って来る事を私は気づかなかった。
送ってくれたお姉さん達にお礼を言ったら何故かお姉さんの顔が赤くなったけど最後は笑顔で別れた。
「イズミ、町に来たよ」
「みぃ!」
「何か、あんまり良くない所みたいだけどね」
「みぃ?」
私には町に入った瞬間から黒いモヤモヤが町全体を覆っているのが見えた。
(凄いいっぱい、悪性(あくせい)が発生してる)
黒いモヤモヤは悪性といってその名の通り悪の力を持っている。
例えば、植物を腐らせたり、人の罪悪感を感じ無くさせたり、人の欲望を強くしたり、人やモンスターの理性を無くしたりする。
「おい!お前、吟遊詩人か?」
「いえ、学生です」
「ちっ、なら用はない」
悪性は吟遊詩人の音楽に弱いのか、吟遊詩人の音楽を聞くと力が弱まる。
なので、みんな無意識に吟遊詩人の音楽を聞きたくなるのだ。
「みぃ!みぃ!」
「イズミもなんとなく分かった?モンスターは本能で何か危険だって分かる子が多いみたいだけど、、、人は違うから仕方ないか」
町を歩いているとケンカが多い。
新しくこの町に入ってきた冒険者達を見かけたので様子を見てみると、その冒険者達に若い男が近寄って来た。
(あいつ、真っ黒だ。あいつがこの町を悪性だらけにした奴だな)
「冒険者さん達、この町は初めてですか?」
「ああ。宿を探してる所だよ」
「なら、私がご案内しますよ。こっちです」
そう言って冒険者達の肩を叩いていた。
(あいつ、冒険者達に悪性を付けた!しかも、かなり沢山の悪性を付けたな。あいつが離れたらアレをするか)
私は冒険者達を追いかけながら、カバンからあるモノを探していた。
(確か、ここら辺に入れてたはず、、、!あった。コレを使えば大丈夫なはずだ)
「冒険者さん達、ここが宿ですよ。それでは、また」
男が冒険者達と離れたので、私は冒険者達に近づいてみる。
冒険者達は悪性を入れられて少ししかたってないのでぼーっとしている。
悪性は人に馴染むまで少し時間がかかるのだ。
私は冒険者達の後ろに立ってカバンから出した五センチくらいの青い石をかざした。
(まさか、私のサブ職の出番が来るとは思わなかったな)
〈神聖なる青よ、穢れ(けがれ)を吸い浄化せよ、聖青(せいせい)〉
私が浄化の言葉を唱えると冒険者達に入っていた悪性が私の持っている青い石に吸い込まれた。
悪性を吸い込んだ石は少し黒い色になったけど、浄化したら元の綺麗な青い色に戻る。
「みぃ?みぃ!みぃ!」
「ん?私が何をしたか知りたいの?」
「みぃ!」
イズミが知りたいみたいなので説明した。
私のサブ職が神聖者(しんせいしゃ)というもので、悪性を浄化出来る人の事をいって、生まれながら持っている資質でモンスター使いと同じ様に他のサブ職は取れなく数も少ない。
悪性を浄化する力を持っているだけなので、戦いにはなんの役にも立たないサブ職なのだ。
「私の場合、吟遊詩人と神聖者だから戦う力が無いんだよ。だから、レイガくん達がよく私の心配をするんだ。まぁ、確かに戦えないし弱いから一人だと心配だよね?」
「みぃ?みぃ!」
「今はイズミが守るって?ありがとう。町を少し浄化したら直ぐこの町から出よう。町が浄化されてるってあの男が気づいたら危ないからね」
「みぃ!」
私は町を歩いて悪性が酷い所を浄化する。
(ここが終わったらもう大丈夫かな?あとは自然に浄化すると思うし。あの男に気づかれる前に町から早く出よう)
私とイズミは町を出た。
あの男が町を出る私達を見かけた後に、町の様子に気づき私達を追って来る事を私は気づかなかった。
0
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
過労死した俺、異世界で最強農業チートに目覚める。神農具で荒野を楽園に変えたら、エルフや獣人が集まって最高の国ができました
黒崎隼人
ファンタジー
「君、死んじゃったから、異世界で国、作らない?」
ブラック企業で過労死した俺、相川大地。
女神様から授かったのは、一振りで大地を耕し、一瞬で作物を育てる**最強の『神農具』**だった!?
右も左もわからない荒野でのサバイバル。
だけど、腹ペコのエルフ美少女を助け、頼れるドワーフ、元気な猫耳娘、モフモフ神狼が仲間になって、開拓生活は一気に賑やかに!
美味しいご飯とチート農具で、荒野はあっという間に**「奇跡の村」**へ。
これは、ただの農民志望だった俺が、最高の仲間たちと世界を救い、種族の壁を越えた理想の国『アグリトピア』を築き上げる物語。
農業は、世界を救う! さあ、今日も元気に、畑、耕しますか!
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
悪役令嬢?いま忙しいので後でやります
みおな
恋愛
転生したその世界は、かつて自分がゲームクリエーターとして作成した乙女ゲームの世界だった!
しかも、すべての愛を詰め込んだヒロインではなく、悪役令嬢?
私はヒロイン推しなんです。悪役令嬢?忙しいので、後にしてください。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる