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視線を感じる
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月曜日になりようやく私は学校に行ける。
私の両親は新婚でも無いのに(高校に行ってる私がいるくらいの年)新婚旅行だと言って一ヶ月は帰らない。
(いつもは良いかと思ってたけど今は家に居て欲しかった)
金曜日に転んだ後からずっと誰かが私の後ろにいる気配がしていた。
その気配がする誰かがずっと私を見てるのを感じていたので噂になっているという“後ろの他人”をネットなどでも調べられなかった。
その存在に私が気づいてると思わせるのがとても怖かったからだ。
幽霊は無視されるのを嫌うと聞いた事があったので私はずっと表面上はなにもない様に過ごしていた。
(でも、今日から学校に行ける!いつもは嫌だけど今日からは嬉しい!)
私は後ろにいる他人の視線を感じながら学校に行った。
学校に少し早く着いてしまったが何人かはもう教室に居た。
(良かった。生きてる人が居る)
「おはよう!」
「おはよう。課題やった?」
「いや、全然無理!」
「清々しいほどキッパリ言ったわね」
「だって無理だもん!」
少しすると騒がしくなってきた。
(今日はこの騒がしさがとても安心する)
「そういえば後ろの他人の事調べたよ」
「え?調べたの?」
「スマホで調べたけど凄い話題になってるわだね」
「そうなの!なんか後ろの他人の様な症状が色々な所で起きてるっていわれてるし」
その話を聞いていると私の後ろからの視線が強くなった気がした。
(気づいてると思われたのかな?けど何でもない様にしないと、、、視線が強い)
「それより、昨日あの噂のケーキバイキングに行ったんだけど」
違う話になると私の後ろにいる人の視線が弱まった気がした。
けれどまだ直ぐ後ろからじっと見られてるのが分かる。
「あ、そういえばその近くに神社があったからついでにお守り買っちゃった」
その子がお守りを取り出した時、私の後ろにいる人が少し離れたような感じがした。
視線もさっきよりも弱まった気がするので私は調べものをする為にスマホに電源を入れた。
検索内容
“後ろの他人” “噂” “お話”
『後ろの他人とは
本当にあった怪談話だと言われている。
後ろに他人(たにん叉はひと)がいるという怪談話だ。
この話の主人公は転んだあとに人の気配がするので後ろを振り返ったらこの幽霊に疲れ最後には自殺してしまう。
回避方法は転んで人の気配がしても振り返らない事。
近頃ではこの後ろの他人のような症状が色々な所で起きているといわれている。
この症状が起きている人達は振り返ってしまったのだろう。
ほとんどの人が知らないがもう一つこの幽霊を諦めさせる方法がある。
それは、』
その方法を読もうとした時、私の肩に冷たい感触がする手が置かれた。
視線を感じる私の後ろから、、、。
私の両親は新婚でも無いのに(高校に行ってる私がいるくらいの年)新婚旅行だと言って一ヶ月は帰らない。
(いつもは良いかと思ってたけど今は家に居て欲しかった)
金曜日に転んだ後からずっと誰かが私の後ろにいる気配がしていた。
その気配がする誰かがずっと私を見てるのを感じていたので噂になっているという“後ろの他人”をネットなどでも調べられなかった。
その存在に私が気づいてると思わせるのがとても怖かったからだ。
幽霊は無視されるのを嫌うと聞いた事があったので私はずっと表面上はなにもない様に過ごしていた。
(でも、今日から学校に行ける!いつもは嫌だけど今日からは嬉しい!)
私は後ろにいる他人の視線を感じながら学校に行った。
学校に少し早く着いてしまったが何人かはもう教室に居た。
(良かった。生きてる人が居る)
「おはよう!」
「おはよう。課題やった?」
「いや、全然無理!」
「清々しいほどキッパリ言ったわね」
「だって無理だもん!」
少しすると騒がしくなってきた。
(今日はこの騒がしさがとても安心する)
「そういえば後ろの他人の事調べたよ」
「え?調べたの?」
「スマホで調べたけど凄い話題になってるわだね」
「そうなの!なんか後ろの他人の様な症状が色々な所で起きてるっていわれてるし」
その話を聞いていると私の後ろからの視線が強くなった気がした。
(気づいてると思われたのかな?けど何でもない様にしないと、、、視線が強い)
「それより、昨日あの噂のケーキバイキングに行ったんだけど」
違う話になると私の後ろにいる人の視線が弱まった気がした。
けれどまだ直ぐ後ろからじっと見られてるのが分かる。
「あ、そういえばその近くに神社があったからついでにお守り買っちゃった」
その子がお守りを取り出した時、私の後ろにいる人が少し離れたような感じがした。
視線もさっきよりも弱まった気がするので私は調べものをする為にスマホに電源を入れた。
検索内容
“後ろの他人” “噂” “お話”
『後ろの他人とは
本当にあった怪談話だと言われている。
後ろに他人(たにん叉はひと)がいるという怪談話だ。
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回避方法は転んで人の気配がしても振り返らない事。
近頃ではこの後ろの他人のような症状が色々な所で起きているといわれている。
この症状が起きている人達は振り返ってしまったのだろう。
ほとんどの人が知らないがもう一つこの幽霊を諦めさせる方法がある。
それは、』
その方法を読もうとした時、私の肩に冷たい感触がする手が置かれた。
視線を感じる私の後ろから、、、。
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